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高校受験 学校の偏差値と学習環境の相関関係

ESC難関高校受験科
ESC難関高校受験科
公開日:2021年04月15日
高校受験 学校の偏差値と学習環境の相関関係

ESC難関高校受験科の石井先生と大野先生に、高校受験における志望校選びに大切な観点である偏差値の捉え方について、お話しをお伺いしました。
豊富な進路指導の経験から、学校の偏差値が学習環境と相関関係があるように感じているようです。
また、子どもたちに将来像を描かせ、やる気を引き出す方法についても語ってくれました。 それは受験に対する心構えにもつながってきます。
先生方の熱い対談をぜひご一読ください!

石井先生と大野先生の紹介

横浜東部・北部地域責任者
石井 悠太 先生

生徒のやる気を引き出すパワーの持ち主!
明るく親しみやすい授業と丁寧な進路指導で生徒・保護者から信頼されています。

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湘南・戸塚地域責任者
大野 浩嗣 先生

面白く分かりやすい授業が大評判!
授業だけでなく、補習や面談など生徒とのコミュニケーションを大事にしています。

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――― 高校受験において志願校を選ぶ際に「偏差値」に注目される方は多いと思いますが、偏差値だけで志望校を決めても良いものなのでしょうか。

大野先生:偏差値を基準に学校を選ぶのは悪いことではないですが、重要なことは生徒が「将来の姿を明確に想像できるか」ですね。
私は志望校の決め方は「積極的目標」と「消極的目標」の2種類があると思っています。「積極的目標」とは、将来の夢が明確で夢を叶えるために志望校を選ぶ方法。「消極的目標」は、まだなりたい姿が明確に決まっていないときに、自分の可能性や選択肢を広げるために志望校を選ぶ方法です。私は進路相談のときに、将来の目標などを生徒に聞いて、消極的目標の場合なら偏差値を一つの基準に考えることをアドバイスしますね。

石井先生:確かに「未来の選択肢を広げるための学校選び」ということであれば、偏差値を基準に考えるのは良いかもしれませんね。

――― それはなぜでしょうか。

石井先生:偏差値は「学校教育の質」を見極めるのにとても重要な数値だからです。高校生活のなかで、最も多くの時間を占めるのは「授業時間」。もし高校進学後に大学の志望校を決めたとき、「合格するには授業内容だけでは大幅に足りない」と感じたら自主勉強や予備校などで、勉強の質を高めないといけません。
実際に「高校生活を楽しめるかは自分でどうにかなるが、授業環境はどうにもならない」って言っていた卒業生もいましたね。もちろん、偏差値が全てではないですが、神奈川県内に限っていえば、偏差値が高い高校ほど学校教育の質も高いと思います。

大野先生:偏差値以外にも通学時間や部活動、大学進学実績、学科や制服など志望校を決める要素はいろいろあると思いますが、卒業生の話を聞くと通学時間や部活の強さを基準に選んだ結果「授業が面白くない」「周りと合わない」って感じている生徒が多い気がします。ただ、難しいのは「偏差値が高いから良い学校」とは言い切れないところですよね。

石井先生:そうですね。例えば面倒見の良さは偏差値では測れませんから、先輩の話を聞いたり、学校見学に行ったりすることも大切です。貴重な3年間の高校生活を有意義に過ごすためにも、いろいろと見聞きしたうえで自分に合う学校を見つけてほしいです。

――― なるほど。偏差値は学校教育の質を図る要素でもあるんですね。では、高い偏差値を誇るトップ校(偏差値72~75)と準トップ校(偏差値68~69)ではどんな違いがあるのでしょうか。

石井先生:先程の話の中でもありましたが、やはり「勉強する環境」の差ではないでしょうか。トップ校には各中学校の選抜者が集まります。高校入試に向けて相応の努力をしてきた生徒たちでしょうし、入学後は国公立や早慶を目指す生徒も多いでしょう。そして、学校の先生も、そんな生徒たちを相手に授業をしてきた人たちです。勉強する環境が大きく違うと思います。

大野先生:そして、環境は勉強へのモチベーションを保つ上で、非常に大切です。
私は受験に勝つためには、自分の努力が9割、環境が1割だと思っています。この1割は自分の努力だけではどうにもなりません。そしてこの1割が努力をする後押しとなる要素なのです。大学入試は、高校入試とは違って全国から学生が集まり、合否を争うことになるわけですから、高校受験以上に努力する必要があります。そして、3年間やる気を保つためには、勉強できる環境を整えることが不可欠です。実は私も高校時代、大学合格を目指して勉強していましたが、周りの友達は真面目に授業を受けていませんでした。予備校に通うことでなんとか勉強する意思を高めていましたが、その環境下で3年間モチベーションを保つのはすごく大変でした。油断すると周囲に引っ張られて、気が緩みそうになりましたね。

石井先生:特に高校時代は周りの影響も受けやすいでしょうしね。実際に先生のアドバイスや友達が頑張っている姿を見て受験のスイッチが入った、モチベーションを保てたという生徒も多いですよね。そういう意味では、やはりトップ校には大学受験でも十分戦っていけるだけの環境が揃っているように感じます。

大野先生:合格点以上に大きな差が生まれますよね。ただ、入学後に勉強についていけるか不安になる生徒もいます。保護者の方から「無理してトップ校を目指すより、あえて準トップの上位校を目指したほうが良いのではないか」と相談を受けることもありました。でも、たとえギリギリで入学したとしても、それは高校入試が終わった時点での順位でしかありません。入学時の成績が3年間続くわけではありませんし、自分の努力で順位を変えることはできます。実際にトップ校入学時に350人中330位ぐらいだった子で、環境の雰囲気に後押しを受けて猛勉強するようになって国立大学に合格した子もいます。

――― まさに「自分の努力が9割、環境が1割」ですね。
さて、高校受験に際して、併願校選びについても悩んでいる方が多いと思いますが、併願校はどのように決めると良いでしょうか。

石井先生:学校見学は絶対に行った方が良いと思います。併願受験のメリットの一つは「精神的負荷の解消」です。併願校に合格していれば、第一志望校の受験時のプレッシャーは軽減されます。しかし、「あの学校なら入学しても良い」と心から思える学校でないと、プレッシャーは軽減されないと思います。あと、純粋に私立は公立と比べると学費が高いです。それだけ払う価値がある教育環境であるかを見極めるためにも学校見学や先輩の話は、しっかりと見聞きしておいた方が良いと思います。

大野先生:確かに校風が公立校と大きく違いますからね。なんとなく知っている高校でも、詳しく調べた方が良いですね。ただ、下調べは重要ですが、あまり悩み過ぎないのもポイントです。最重要なことは第一志望合格に向けて集中することですから、併願校選びに比重を置き過ぎないことも大切です。

――― 志望校を決定したら、受験に向けてエンジンをかけるのが理想的ですが、志望校だけでは、なかなか受験モードに切り替わらない生徒も多いと思います。
先生方は高校受験を目指す中学生たちのやる気を引き出したり、後押ししたりするためにされていることはあるのでしょうか。

大野先生:受験モードへの切り替えを促すときは、今取り組んでいる勉強が将来にどう繋がっていくかを話すことが多いですね。高校、大学、会社がどういうところで、どんな段階を進んでいくかを説明します。特にこの不況下で新卒採用を止めている会社も多く、一流企業に入社するのはかなりの激戦です。昔ほど学歴社会ではなくなっているものの、採用を勝ち取るためには学歴と個性(経験)が必要です。自分がなりたい職業・企業に就職できる人はごくわずかです。だからこそ、高校・大学時代から就活の勝負は始まっている。このことを生徒に話すと、受験へのスイッチが入りますね。

石井先生:スイッチが入れば、後はそれを切らさないよう、生徒たちに「できる感覚」を掴んでもらうことが大切ですね。受験勉強への意欲が下がるときというのは「なんでこんな点数なのか」「なんで成績が伸びないのか」と行き詰まっているときだと思います。これは自分の弱点が把握できていないということです。「弱点を把握し、克服・対策に取り組み、成果が出る」という成功体験を積み重ねていけば、やる気は下がるどころか、上がると思います。

大野先生:あとよく生徒に話すのは「周囲と自分を比べても意味がない」ということです。先ほども話した通り、モチベーションを維持するためには周囲の環境も大切ですが、受験は周囲と自分を比較するのではなく「過去の自分と、現在の自分を比較する」ことが大切です。昨日よりも早く問題が解けた。夏の模試より点数が上がった。そんなふうに過去の自分と比べれば、自分の成長も実感するでしょうし、落ち込むことも減ると思います。

石井先生:そういう意味では「模試で何位以内に入る」のような目標を立てるのも良いかもしれませんね。あとは、身近な目標があると良いかもしれません。「あの先輩みたいになりたい」「あんな人になりたい」とか、そういった目標になる人がいれば、やる気も維持しやすいと思います。

大野先生:確かに、そういった自分なりの「やる気を引き出す方法」を見つけておくことも大切ですよね。やる気って勝手に湧き上がるものでなく自分で引き出すものですから、例えば休憩時間をしっかり設ける。志望校について調べる。こういった小さなことでもやる気は湧いてきます。

――― やる気を引き出し、維持するためには小さな積み重ねが大切なんですね。
さきほど、モチベーションを下げないための方法もお話しいただきましたが、受験期が近づくと、どうしても不安になってしまうと思います。そんなとき、生徒にはどんなアドバイスをしていますか。

石井先生:生徒には受験が終わるまで絶対に諦めさせないし、私自身も生徒の偏差値を上げることを絶対に諦めません。この想いを生徒に伝えますね。
実際に直前期になると、心が挫けそうになることもあると思います。でも、「もう駄目」だと諦めてしまったら、本当にそこで終わってしまうんです。それに、成績が低くても、最後まで諦めずに頑張る生徒も大勢います。そういった子が、土壇場で成績を上げて、合格していく。だから、弱音を吐く前にまだまだできることって、絶対にあると思います。
例えば、授業中に先生が解説していることを理解するだけでは不十分だと考えていて、「次に先生がどう説明するか」と先読みできるようになって初めて単元を習得したと言えると思っています。
習得したつもりになっていないか。制限時間内に今まで勉強してきたことをどれだけミスなく再現できるか。そういったことを振り返り、復習していくだけで着実に点数は上がっていきます。

大野先生:直前期は人前では見せないだけで、みんな不安を抱えていますからね。
それに、振り返ることで弱点が見つかることを恐れている子もいると思います。でも、弱点を見つけるということは、不安になると同時に対策が打てるようになるということです。どう対策していいか分からなかったら、私たち講師を頼ってください。私たちは頑張っている生徒を、絶対に孤独にはしません。弱点を克服するまで何度でも補習しますし、理解するまで何回でもアドバイスします。
それに、結果はもちろんですが、どれほど努力できたかも同じくらい重要です。例え結果が振るわなくても120%努力できた人は、次のステージでも120%努力できる人になります。
私はよく生徒に「不安になっているのは、暇になっている証拠」と話します。だからこそ不安になる時間が無くなるくらい、生徒と一緒に私たち講師も手と頭を動かします。生徒たちが最後まで頑張れるよう、私たちも全力でサポートします。

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