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202_ペンレポ(神奈川) 202_ペンレポ(神奈川)

2020年(令和2年)1月号_神奈川県公立高校入試版

公開日:2020年01月01日
「ペンギン入試レポート1月号(神奈川県公立高校入試版)」では、面接を受ける上でのポイントを掲載します。公立高校受験にとどまらず、私立高校受験にも共通して応用していただけるポイントを掲載しています。面接は調査書の評定や学力検査では判断が難しい「生徒の特性や長所」、「生徒一人ひとりの学習意欲」をみるために行われます。面接時間は10分程度です。その短い時間で試験官は受験生の様々な姿勢を判断しようとするので、その時にだけ自分をよく見せようとしたり、緊張して何も発言しなかったりする事はマイナスにとられてしまいます。普段の自分を飾らずに表現できることが好印象につながりますので、内容をご確認いただき、しっかりと準備をしてから本番に臨んでいただきたいと思います。

臨海セミナーでは、志望校合格という15歳の一つの大きな夢の実現に向けて、職員一同できる限りの応援をさせていただきます。「情熱なき講師は去れ」「わかるまで教える、それが臨海」という方針のもと精一杯の指導をさせていただきます。入試に向けてご質問、ご相談などございましたら、お通いの教室までご連絡ください。

1. 面接の実施方法

面接は、下記の方法で実施されます。

◆ 受験生全員に実施
◆ 受験生1名、試験官2名以上の個人面接
◆ 面接時間は10分程度
◆ 事前に提出した「面接シート」と調査書の記載内容を参考にしながら実施

※1 調査書の提出を要しない受験者については、面接シートの記載内容を参考にする。
※2 クリエイティブスクール・県立相模向陽館高等学校・通信制の課程の高校は、面接シートの代わりに、各学校が提出を求める受験者本人が記入する用紙を参考にして面接を実施することができる。

2. 面接の評価観点

面接の評価の観点には「共通の観点」と「学校ごとの観点」があります。「共通の観点」はすべての学校で質問される項目ですが、「学校ごとの観点」は学校・学科・コースにより質問される項目が異なります。したがって、面接の対策をするにはまず受験校の評価観点を知ることが大切です。
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~ 質問例 ~

● なぜ本校に入学したいのですか。
● 中学校での学習活動において、〇〇と書かれていますが、どのように意欲的に取り組みましたか。
● 調査書によると○○部で活動していたようですが、どのような意欲を持って取り組みましたか。

penrepo_k_202001_table2.png ※主なものとして①~⑤の観点を掲載しています。学校により、こちらに掲載されている以外の観点で質問されることがあります。詳しくは県教育委員会発表の「令和2年度公立高等学校入学者選抜選考基準」をご確認ください。

~ 質問例 ~

● 入学後、学習面で力を入れたい教科は何ですか。
● 入学後、どの部活に入って、どのように取り組みたいですか。
● 本校のことで知っていることを教えてください。
● 高校卒業後は、どのような進路を考えていますか。

3. 面接の評価方法

評価基準は各高校が作成します。各高校の評価基準に関しては非公表となりますので、参考資料として、神奈川県教育委員会が提示した評価の基準を記載します。

観点と評価基準の例
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この例からは、評価のポイントは「具体性」であることが分かります。具体性を持った回答とはどのようなものか、次に◎〇△の回答例を挙げます。

質問例:本校を志望した目的、動機は何ですか?

回答例:

◎ 私は将来介護士になりたいと思っています。そのための基礎知識をつけるために御校を志望しました。入学後、〇〇の資格を取るための学習をしたいと思います。そのために、御校の△△や▽▽などの科目を勉強し、ボランティア活動や実習にも積極的に参加するつもりです。卒業後1年以内に資格試験に合格できるよう頑張ります。まず1年生の間は基礎固めのため、選択科目では▽▽を希望します。

〇 私は将来介護士になりたいと思っています。そのために御校の豊富なカリキュラムやボランティア、介護実習が生きると思います。

△ 介護系の職業につけたらいいなと思います。御校ならできそうです。

4. 面接シートについて

面接シートに記入する内容は、共通の観点に関することと自分自身の長所の4つです。面接では、面接シートを見ながら質問される可能性が高いので、自分のアピールしたいポイントをしっかりとまとめておきましょう。ここでは、質問ごとの回答における注意点をまとめますので、参考にしてください。

1 なぜこの学校に入学したいのですか。

志望校に入学したい理由、入学したら取り組んでみたいことなどについて、学習面と生活面の両方の観点から書けるとよいでしょう。入学したい理由を書くには、まず志望校の特色やカリキュラム、力を入れていることなどを知ることが大切です。その上で自分が興味を持ったことや学びたいことについて、将来の希望なども含めて書くとよいでしょう。

2 中学校での教科等の学習活動に対して、どのような意欲をもって取り組みましたか。

得意な教科や好きな教科について書く場合には、どのような点に興味を持って学習したか、また、検定の取得など授業以外でも積極的に取り組んだことについてまとめるとよいでしょう。

反対に、苦手な教科について書く場合には、苦手を克服するために取り組んできた過程を詳しく書き、精一杯努力してきたという姿勢をアピールしましょう。

3 中学生のときに教科等以外の活動に対して、どのような意欲をもって取り組みましたか。

生徒会や部活動、ボランティア活動などに具体的にどのように取り組んだか、その結果、どのようなことが学べたかなどをまとめましょう。生徒会、部活動等に所属していない場合には、学校の行事等への取り組みから団結することの大切さを学んだという内容でも良いでしょう。

4 自分自身のよいところはどのようなところだと考えていますか。

長所にはこうでなければならないという決まりはありません。長所が思いつかない場合には、まず、家族や友人、先生など身近な人と話し合いながら、自分自身の特性を書き出してみましょう。そうすると、これまで気付かなかった長所に気付いたり、自分では短所だと思っていた特性が見方を変えると長所であることが分かるなど、様々な視点から自分自身が見えてきます。

5. 面接試験の注意事項

◆服装 身だしなみ

清潔感があり好印象を与える服装・身だしなみに

□ 髪形は整えよう(当然ですがパーマや髪を染めたりなどは論外)
□ ズボンは指定のもの(変なはき方も禁止)
□ スカートの丈は短すぎ・長すぎないようにしよう
□ アクセサリーなどをつけていかない
□ 校章はきちんと付ける。曲がっていないかも注意しよう
□ 詰襟のホック・制服のボタンはきちんと留めよう
□ つめは切って、極端に長い爪、マニキュア等を付けないようにしよう
□ 靴や靴下は中学校の指定に従おう(汚れていたり、派手な靴は履かないように)
□ 集合時間、面接開始時間を確認しよう

制服がない場合は?

式典(卒業式)などに着る学校指定の服装があればそれにしましょう。そういった服装がなければ黒や紺のズボンやスカートに白のYシャツやブラウス、(寒ければ落ち着いた色柄のセーターなど)一般的な制服に近い服装にしましょう。中学校からの指定や指示があればそれに従いましょう。


◆面接会場で

待ち時間も面接中

□ 待ち時間でも私語をしないで静かに待機しよう
□ 待ち時間中に携帯などを使用しないこと
□ 待機中はだらしない姿勢にならないように 居眠りなどしないようにしよう
□ キョロキョロしたりしないで落ち着いて待っていよう
□ 名前を呼ばれたら元気よく「はい」

入室するとき

□ 入室時にドアをしっかりノックしよう(面接官がドアを開けてくれる場合もある)
□ 入室するときに元気よく「失礼します」
□ 入室した後は扉のほうを向いて静かに閉めよう(面接官がドアを閉めてくれる場合もある)
□ ドアを閉めたら面接官に一礼
□ イスのとなりまで移動して元気に「よろしくお願いします」
□ 試験官に「かけなさい」と言われてからイスに座ろう

面接中

□ 姿勢正しくイスに座ろう
□ 落ち着き無く体が動かさないように
□ 頭をかいたり、髪形を直したりしないように
□ 敬語はきちんと使う。ていねい語で「~です・~ます」調
□ 家族には敬語を使用しない 例)お父さん⇒父 おばあさん⇒祖母 おじさん⇒おじ
□ よく見る、よく聞く 試験官をよく見て話を聞き、答えよう。笑顔も大切です
□ 答えは結論から
□ ゆっくり話すことを心がけよう
困ったら「すみません」

質問がよく聞き取れなかったら「すみません、もう一度お願いします」、答えを忘れたり思いつかないときは「すみません、少し待ってください」、それでも答えられないときは「すみません、わかりません」。
答えられずに黙ったまま気まずい雰囲気になったり無理に答えてごまかしたりするよりも素直にきちんと説明しましょう。



退室するとき

□ 最後に扉の前で元気よく「ありがとうございました」と一礼
□ 扉は静かに閉めて退室しよう
□ 面接は学校から出るまで続いていると思って行動しよう

◆面接が終わった後

□ 寄り道などせずに帰宅しましょう
□ 学校を出てから道路や電車等で大騒ぎしないように
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