【令和2年度入試はこう実施された！！】

「ペンギン入試レポート4月号(埼玉県公立高校入試版)」では、令和2年度公立高校入試の結果、および令和3年度公立入試の日程をまとめて掲載しました。早い時期から入試への意識を高めることができるかどうかで結果は大きく変わります。ぜひ、ご一読いただきお役立てください。

高校入試で合格を勝ち取ることができるように、臨海セミナー職員一同、できる限りの応援をさせていただく所存です。入試に関するご相談などがございましたらご遠慮なく臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。

1. 令和2年3月卒業生進路希望調査結果について

埼玉県教育委員会は、例年県内の中学校卒業予定者の12月の時点での進路希望状況を調査し、HPで発表しています。令和2年3月卒業予定者の県内公立高校志望者の割合は67.3%で、国私立高校の17.2%と比べ非常に高いことが分かります。近年の経済状況の影響もあり、公立高校への人気が高いことがうかがえます。

表1 進路希望調査結果　　(単位 %)

2. 令和2年度募集について

(1)募集人員

令和2年3月の国公私立中学校卒業予定者数が、昨年に比べ1,077名減少したため、公立高校全日制の課程では全体として760名の募集人員減となりました。全日制の学校で募集人員に変更があったのは下記の学校です。

■学科転換による募集人員の変更を行う学校・学科


■募集人員を増やした学校・学科(1校40名増)
・大宮光陵〔普通〕(＋40名)

■募集人員を減らした学校・学科(18校720名減)
・上尾橘〔普通〕(－40名)  
・岩槻商業〔商業〕(－40名)  
・岩槻北陵〔普通〕(－40名)  
・浦和工業〔電気〕(－40名)  
・桶川西〔普通〕(－40名)  
・北本〔普通〕(－40名)  
・栗橋北彩〔普通〕(－40名)  
・鴻巣女子〔普通〕(－40名)  
・児玉〔普通〕(－40名)  
・狭山工業〔電気〕(－40名) 
・白岡〔普通〕(－40名)  
・杉戸〔普通〕(－40名)  
・誠和福祉〔総合〕(－40名)  
・鶴ケ島清風〔普通〕(－40名)  
・飯能南〔スポーツコース〕(－40名)  
・深谷〔普通〕(－40名)  
・富士見〔普通〕(－40名)  
・ふじみ野〔普通〕(－40名)  
・三郷〔普通〕(－40名)  
・和光〔普通〕(－40名)  

(2)受験状況

令和2年度、全日制の課程では139校が入学者選抜を実施しました。入学許可予定数36,880名に対し、願書締時の志願者数が41,448名、志願倍率は1.12倍となりました。志願変更締切後の志願確定者数は41,393名、志願変更前と比べ55名減少し、志願確定倍率は1.12倍となりました。学力検査受験者数は41,278名で受験倍率は1.12になります。また、事前取消・当日欠席者数は合計115名で、志願確定者数に対する割合は0.28%となりました。入学許可候補者数は36,266名で、実質倍率は1.14倍となりました。

表2 2019年度入学者選抜実施状況(全日制の課程

3. 学校選択問題について

平成29年度入試から、高校の判断により、数学と英語において例外的に問題の一部に応用的な問題を含む学力検査(学校選択問題)が採択可能となりました。令和2年度入試で学校選択問題を採択した高校は表3のとおりです。

表3 「学校選択問題」を実施した高校

4. 令和3年度入試日程

令和3年度入学者選抜は下記の日程で実施されることが確定しています。早くから入試日程を把握することで、入試までの学習計画を立てることができ、学習へのモチベーションも高まります。受験生の皆様はぜひ、ご確認ください。

表4 令和3年度入試日程

※急病等やむを得ない事情により、学力検査を受験できなかった志願者に配慮し追検査が新たに実施されます。

5. 令和3年度入試に向けて

入試で合格をつかむためには、まず調査書の内申点をとれるように、学校の定期テストできっちり点数をとり、日々の宿題や提出物などもしっかりとおこなう等、前向きな姿勢で学校の授業に取り組む必要があります。臨海セミナーでは常にその重要性について受験生の皆様にお伝えしながら学習指導にあたっております。

志望校合格という15歳の一つの大きな夢の実現に向けて、常に正確かつ豊富な入試情報をもとにした進路指導、出題傾向をおさえた授業、受験生のやる気を引き出す授業をおこなってまいります。今後とも、臨海セミナーの学習指導・進路指導にご期待ください。