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8月神奈川県模試 分析・講評

8月神奈川県模試の採点後、ESC難関高校受験科の講師が、特に差がついた問題についてポイントの解説をします。
  • 【英語】ここで差がつく
    文系科目責任者 青木陽介先生より
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    8月県模試の英語は最新の入試形式に合わせた実戦的な問題でした。
    問1(ウ)のNo.1は、正確な聞き取りとすばやい処理が要求されました。開店時刻を選ぶ空所③では、eleven o'clockと聞こえたからといって11:00の選択肢を選んでしまっていませんか。時刻や数量に関する問題は放送された数値からの計算が求められますので、11時が何の時刻であるのかを落ち着いて判断する必要があります。
    問2(ウ)では、文脈から「山」と思いつかずに焦ってしまった人もいるでしょう。問2は閃きも必要なので、もし30秒考えても思いつかなければ潔く飛ばし、後半の読解問題に時間を回せるようにしましょう。
    問5では時制の誤りが多いようです。特に、Where is he waiting for または Where has he been waiting for という誤りを多く見ます。ショウタは設問部分の時点ではもう待っていないので、現在進行形や現在完了形は不適切です。今後も問5では正しい時制の判断を意識しましょう
    問7は2問とも複雑な情報処理の問題です。ひとつひとつの根拠をミスなく処理できたでしょうか。間違えてしまった人は、根拠の見落としか、見たはずの根拠を誤って処理してしまっているはずです。問7では正確さとスピードの両立を意識しましょう。Breakthroughの問題で補強するのがオススメです。
  • 【社会】ここで差がつく
    社会科責任者 牛山卓郎先生より
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    県模試は、最新の入試傾向・出題形式に合わせて問題が作成されます。社会においては、2020年入試から形式変更があり、それまで問1~問6の大問6題構成から問7が加わり、大問7題構成になりました。
    問7は地歴公民の総合問題となっており、配点6点の記述問題もあるので、この大問を確実に得点できるかどうかはカギとなります。
    この総合問題が加わった背景には、指導要領の変更、大学入試の改革があります。皆さんが入学する2022年以降は高校で地理が必修科目になったり、世界史も勉強するようになったり、総合的な視野で社会科を勉強することが要求されます。
    では、実際に問7はどのような出題なのかというと、2020年はアメリカのニューヨークを、2021年は滋賀県を切り口に、それぞれの地域の地理的な事象(時差や地形図)、その地域で起きた歴史的なできごと、公民分野の記述問題が出題されています。
    今回の県模試も和歌山県を切り口に、地形図の問題、条約改正に関するできごと、異文化理解についての記述でした。どの設問も教科書やテキストに掲載されているものですので、文章や資料をしっかり読み取れば解答することはできます。 以前にも書いたかも知れませんが、社会は問題演習や模試の解き直しの際に、周辺知識を確認することが重要です。一喜一憂せず、復習・周辺知識の確認を心掛けましょう。

7月 神奈川統一模試 特色検査 分析・講評

7月神奈川統一模試の採点後、ESC難関高校受験科の講師が、特に差がついた問題についてポイントの解説をします。
  • 【英語】ここで差がつく
    英語科 布川静香先生より
    nankan_fukawa.png 問5
    <条件英作文>
    【ポイント】
    まず、全ての条件を守らなければ採点対象にすらなりません。条件は答えを書く前と書いた後で2度確認しましょう。2度目の確認時は、ひとつひとつの条件に線を引いて、全て満たしていることを確かめてください。
    また、イラストと英文から状況を把握し、「何を買えば良いか」を尋ねる文を書く必要があります。文法の力として、助動詞を含む疑問文を正しく書く力が求められます。特に、疑問詞と助動詞を同時に用いる文は語順の倒置が複雑になるため、失点する人が多いです。自分の答えの文の英文構造を確かめるようにしましょう。
    ただ、自分では正解の文を書いたつもりでも、ちょっとしたミスで減点になってしまいがちなのが英作文です。単数/複数や時制などは、書いた文を自分で1文通して見返すことで確認ができますが、慣れないうちは自分では気づきにくいです。担当の先生に繰り返し添削してもらうことで、自分のミスの傾向に気づくことができます

    問7(ア)
    <情報処理>
    【ポイント】
    問7では、必ず最初に問われている内容を確認しましょう。今回は空所に入る語句を選ぶ形式ですが、「本を読み終わる日」を選択する問題です。情報処理の問題では、英文で与えられている情報を適宜メモしたりカレンダーに書き込みをしたりして、答えを絞り込んでいく必要があります。目で見て解くのではなく、手を動かして解くという感覚を身につけましょう。今回は英文の情報から、①月~金は毎日読む、②今日は3/18(土)である、③3/20(月・祝)は読まない、④7日間で半分読み終わり、このペースを維持する=あと7日で読み終わる、という4点を把握できたか、「あと7日」を正しく数えられたかがポイントになっています。上記の根拠と手順を全て踏まえて正しい答えを選ぶことができた人は、問7を安定して攻略できるでしょう。
  • 【数学】ここで差がつく
    理系科目責任者 佐藤修先生より
    kj_sato.png 問4(ウ)
    <1次関数・等籍変形>(中2内容の応用)
    【ポイント】
    面積が等しい以外、特別な関係のない四角形と三角形ですが、重なり部分を除いた三角形同士の面積も等しくなることに注目する問題です。その図から△ADC=△ADPとなるから、面積の等しい三角形が共通な底辺をもつ図なので、等籍変形の考え方を使います。つまり、AD//CPが成り立ちます。別解として、四角形の面積を具体的に求めて求めるPの座標を文字でおいて方程式で解く方法もあります。2019神奈川公立入試の「追検査」に同じ考え方が出題されています「等積変形」は頻出の考え方なので、この1問を確実に理解し、次回に繋げましょう。

    問5(イ)
    <確率>(中2内容)
    【ポイント】
    座標平面を対応させた三角形の面積に関する問題です。PとQの座標の取り方から、底辺をAP、高さをOQとすることに気づければ、あとは1つずつ検証していくのみです。そのとき、大きいさいころの目を固定するとよいです。例えば、「大きいさいころの目が1のとき」、小さいさいころの目が1だと面積が3/2、2だと3、3だと9/2、・・・・。さらに公立対策としては、表に底辺APや高さOQの値を書き込み、面積まで書き込むと実践的です。
    神奈川公立の確率は、完全にコツがあります。一言でいうと「表を上手に活用する」ことです。これは訓練をして慣れていく必要があります。また、公立の確率は、数学の得意・苦手というのが一番関係のない単元でもあります。公立レベルの問題であれば誰でも解けるようになるからです。2学期以降の授業で、徹底的に確率を扱います。必ず確率を攻略して、合格点を取りましょう。

    問6(ウ)
    <空間図形・三角柱の切断・動点>(中1内容の応用)
    【ポイント】
    動点QとRの位置が決まっていないため、点Pの位置を基準に、4秒より前か4秒より後かを検証する必要があります。4秒のとき、ちょうど三角柱となりその体積が24cm3となりますが、これは条件の20cm3よりも大きいため、この三角柱よりも小さくならなければなりません。つまり、4秒以降のところに点QとRをとり、切断を考えます。そこからは、文字を使い、三角柱から角錐を引き算という方程式を立てます。
    なお、別解として、「断頭三角柱」という公式が使えます。ESC難関高校受験科では中2の3学期と中3のゴールデンウィーク特訓で扱っています。断頭三角柱は今のところ神奈川県公立入試での出題は見られませんが、他都道府県の入試ではよく出題される公式です。2021入試では、特色検査において数学の難問が出題されています。他都道府県の難問や、場合によっては難関私立高校レベルに相当する難易度でした。今まで出題されたことがないからといって、今度の入試に出題されないという保証はありません。間違えてしまった人や断頭三角柱の考え方に気づかなかった人は、今一度この考え方を復習し、断頭三角柱を利用した出題に備えましょう。
  • 【国語】ここで差がつく
    国語科責任者 村田智和先生より
    kj_murata.png 問1(ア)・(イ)
    <漢字の読み・書き>
    【ポイント】
    平均点の非常に高い神奈川公立入試国語において、満点を狙わなければならない部分です。一方で、とれる、とれないの差がはっきり出てしまいやすいところです。ESC難関高校受験科で実施しているトライアルテストのように、地道にコツコツと練習をし、確認テストできちんとチェックして暗記、を繰り返す必要があります。自分では面倒でなかなかやらなかったり、一気にまとめてやったりしてしまいがちなので、ペースメーカーのようなものがあった方が取り組みやすいです。

    問1(エ)
    <短歌・俳句の鑑賞>
    【ポイント】
    例年、比較的差がつきやすい問題です。感覚や読解のみに頼る解き方ではなく、正しい知識と解法で挑むべき問題です。ESC難関高校受験科では、本文を読解するための線の引き方や、問題を解くために必要な知識・考え方や手順を確認テストとして繰り返し学習していますね。その中のひとつに「韻文読解法則」というものがあります。短歌・俳句の鑑賞においては、作者の感動したことや、感動の中心を読み取ることが大切です。そのために注目すべきなのが、「表現技法」、「句切れ(切れ字)」、「季語」などです。今回の問題で言えば、①切れ字「かな」に注目→下五の「深さかな」が感動の中心であると捉える→谷の「深さ」中心に説明された鑑賞文を選ぶ、という流れです。

    問5(イ)
    <資料の読み取りと記述>
    【ポイント】
    もっとも正答率の低い問題です。一方で、もっとも配点の高い(唯一の6点)問題です。まずは、必ず書くこと。そのために時間配分と解く順番を工夫すること。つぎに、条件を必ず満たして書くこと。最後に、文章中から使うべき箇所をどのように見つけて、整えていくかを考えること。こうした段取りが必要となります。
    上記のような考え方、解き方を知っていることと、練習量がものをいうと考えられます。実際の入試過去問題だけでは量に限りがあるため、今回のような模擬試験や今後使用する教材「20回模擬テスト集」などで類題を多くこなすことが得点に直結します。
  • 【理科】ここで差がつく
    理科責任者 高梨義人先生より
    kj_takanashi.png 問5(ウ)(エ) 
    <対照実験の設定・回路の特徴と電流>(中2電気)
    【ポイント】
    (ウ)(X)電熱線の長さと電流の積が一定であるという関係から、反比例であることを見抜けたかがポイントです。また、表2と照らし合わせてみても、電熱線の長さが2倍になると、流れる電流の大きさも半分となっているため、反比例だと判断できます。
    (Y)(Z)対照実験とは、ある条件の効果を調べるために、他の条件は全く同じにして、その条件のみを除いて行う実験です。除いたときと除かないときの結果を比較します。電流の長さと流れる電流の関係について比べたいため、断面の直径は変えず(等しい)に、長さを変えます(異なる)。この問題では、〔実験2〕で使用する電熱線c、dは関係がないことにも気づかなければなりません。
    (エ)並列回路なので、各電熱線にかかる電圧は一定です。並列回路全体の電流は、各電熱線を流れる電流の和なので、各電熱線(a、d)を流れる電流を求めて、和を計算すればよいです。
    上記の【ポイント】を踏まえた上で、対照実験やオームの法則(回路ごとの特徴)の本質的な理解と、問題で行われている実験や会話文の正確な状況の読み取り、すなわち、正確な情報処理能力が要求されています。教科書や資料集、教科書調べ学習レポートを用いて、理科的事象の本質的な理解に繋げるべく、復習してください。また、分野別過去問などを用いて、様々な問題演習を重ねてください。全体の正答率は低いですが、逆にここで点数をとれると、他の受験者に差をつけることが可能です。ESC難関高校受験科の夏期講習中期では、中1・2内容の総復習とも言える知識王決定戦を実施します。志望校合格、学力向上に向けて、共に全力を尽くしましょう。

    問6(ウ) 
    <化学変化と質量・実験結果からの推測>(中2化学変化)
    【ポイント】
    実験2のC班の結果から、酸化銅8.0gは炭素0.6gと過不足なく反応し、すべて銅になることが分かります(銅6.4g、二酸化炭素2.2g)。これよりも炭素を多く使用したD班の場合は炭素が余るので、試験管に残った物質は銅6.4gと炭素0.2gであることが分かります。
    上記の【ポイント】を踏まえた上で、酸化銅の還元や質量保存の法則の本質的な理解と、問題で示されている実験や表の正確な状況の読み取り、すなわち、正確な情報処理能力が要求されています。教科書や資料集、教科書調べ学習レポートを用いて、理科的事象の本質的な理解に繋げるべく、復習してください。また、分野別過去問などを用いて、様々な問題演習を重ねてください。全体の正答率は低いですが、逆にここで点数をとれると、他の受験者に差をつけることが可能です。ESC難関高校受験科の夏期講習中期では、中1・2内容の総復習とも言える知識王決定戦を実施します。志望校合格、学力向上に向けて、共に全力を尽くしましょう。

    問8(エ) 
    <地層の傾き>(中1地学)
    【ポイント】
    図1と図3より標高を調べると、黒っぽい火山灰の層の上端はA76m、B76m、C102mとなり、また、白っぽい火山灰の層の上端はB92m、C118mとなり、結果、AとBより地層は南北方向に傾いていないことが分かります(因みにBとCより地層は西方向へ傾いていることが分かります)。よって、Dのそれぞれの地層の標高はCと同じで、地表が標高130mであるから、黒っぽい火山灰の層の上端は130-102=28m、白っぽい火山灰の層の上端は130-118=12m掘り下げたところにあります。最後に求めた結果を正確に解答用紙の柱状図に記載します。
    上記の【ポイント】を踏まえた上で、問題で示されている観測・結果の読み取り、すなわち、正確な情報処理能力が要求されています。加えて、柱状図(地層の傾きを調べる)問題の解法の手順(①カギ層(凝灰岩)に注目②標高を書き込む)を習得しているかどうかが、制限時間内に正答できるかどうかの鍵です。教科書や資料集、教科書調べ学習レポートを用いて、理科的事象の本質的な理解に繋げるべく、復習してください。また、分野別過去問などを用いて、様々な問題演習を重ねてください。全体の正答率は低いですが、逆にここで点数をとれると、他の受験者に差をつけることが可能です。高校受験科の夏期講習中期では、中1・2内容の総復習とも言える知識王決定戦を実施します。志望校合格、学力向上に向けて、共に全力を尽くしましょう。
  • 【社会】ここで差がつく
    社会科責任者 牛山卓郎先生より
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    問1(エ)
    <北アフリカの農業と宗教>(中1内容)
    【ポイント】
    地図と雨温図を読み取って地中海性気候と判断して、地中海式農業で栽培される代表的な農作物を選ぶのと、北アフリカにはイスラム教徒が多いという知識を元に選択肢からイスラム教の特徴を選ぶ問題です。
    上位生でも正答率が下がるであろう問題です。これを正解できていれば素晴らしいです。でも、横浜翠嵐を受験するレベルの生徒はおそらく半分以上が正解してきます。こういう正答率の低い問題で正解できるかどうかが合否を分けます。ところで、この問題でミスが発生するのは幾つか原因があります。
    ① 単純に知識不足
    →地中海性気候、地中海式農業の知識がなかった。もしくは世界3大宗教の地域分布の知識がなかった。これは入試では頻出の知識で絶対に身につければいけません。
    ② 問題文の精読不足
    →まず地図を見たときに、アフリカ大陸だと分かり、問題文にも北アフリカと書いてあります。そのため、アフリカから発想して熱帯や乾燥帯が多いから「タロイモ」という選択肢を選んでしまったり、アフリカはモノカルチャー経済の国が多いから嗜好品の「コーヒー」を選んでしまったりするミスも起きています。問題文を良く見ると、「チュニスと同じ気候の地域で栽培される代表的な農作物」と書いてあります。この情報の読み落としがなければ、先ほどのようなミスは出ないはずです。ESC難関高校受験科では夏期講習や2学期以降の勉強の中で、入試頻出の知識を身につける勉強や、複数の資料を読み取って身につけた知識を引き出すタイプの問題の対策をしていきます。一緒に頑張りましょう。

    問4(エ)
    <年代並べかえ>(中2内容)
    【ポイント】
    1912年から第2次世界大戦が始まるまでの出来事を選択肢から選んで古い順に並べかえる問題です。歴史の並べ替え問題は年代暗記ができていないと安定して正解できない問題で、神奈川の公立入試では頻出です。但し、この問題がさらに難しく感じるのは、選択肢の1に全国水平社、選択肢の6に空襲による集団疎開、のように年代暗記だけでは解けないように作られているためです。入試では、年代暗記のような努力型の勉強している人を評価する一方で、それだけだと機械的な勉強になってしまうので、歴史の流れや出来事の中身などの本質を分かっているかも試してきます
  • 【特色検査】ここで差がつく
    特色検査対策責任者 長澤裕文先生より
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    問1(ア)
    【ポイント】
    誤答者では「3」を選択した割合が高いです。火による調理と太陽光による調理の間の空所だからまあ太陽熱で火を起こす内容なのだろう……と根拠なしに選んでしまった人はいませんか?英語においても国語においても基本的なことですが、文章読解の問題は問題文に書かれている情報を根拠にして解答するように心がけましょう

    問2(ア)
    【ポイント】
    決して難解な内容ではありませんが、正答率はかなり低い設問でした。皆さんにとって未知の情報(新規知識、と呼びましょう)の内容が、さも難しそうにややこしく書かれています。
    しかし、ここで「分からない」という第一印象のままに適当に答えを選んでしまったり、文章が長いからといって適当に読み流してしまったりすると、まんまと出題の罠にかかってしまいます。
    文章を一文一文丁寧に読み込めば、デルタ多面体とは、
    ①全ての面が合同な三角形でできている
    ②へこみがない
    の2つを満たす立体であることが分かります。同様に、正多面体とは、
    ①全ての面が合同な正多角形でできている
    ②全ての頂点において接する面の数が等しい
    ③へこみがない
    の3つを満たす立体であることが分かります。
    このように、一見複雑に見えるものでも箇条書き形式で書き出してみればたった2つや3つしか条件がない、ということに気づくことが大切です。あとは、正八面体の見取り図を書いたり、与えられた図2を丁寧に見たりしながら、上記の条件を全て満たすか確認すれば良いのです。
    特色検査では、このように一見複雑で未知の知識に思われるものを、文章で与えた情報に即して適切に処理できるか試す問題が頻出です

    問3(ウ)
    【ポイント】
    特色検査でまず平均点を目指すには、「一見難解なようで実は平易」な設問を確実に取ることが重要です
    (ⅰ)の正答率はかなり高いです。また、平均点以上を目指すには、新規知識の理解が必要になります。
    (ⅱ)~(ⅳ)はかなり正答率に開きがある問題となりました。(ⅴ)は全体的に正答率が低く、(ⅰ)~(ⅳ)の説明に基づいて、他の事例を検証する「応用力」にはまだまだ伸びしろがあると言えそうです。
    (ⅴ)のア~ウの各選択肢について、(ⅰ)~(ⅳ)の説明をおさらいしながら、「なぜ間違いがあることが分かるのか」「なぜ正しい当選者を推測することができる(できないのか)」という理屈をまとめてみましょう。他人に言葉で説明できるぐらい自分の理解がはっきりしてくれば、類題にも対応できるでしょう。

    問4(ア)
    【ポイント】
    「新規知識」と「資料照応」の両方が求められる問題ですね。必要な情報は全て問題文と資料の中で与えられているので、新規知識を資料に基づいて理解し、照応しながら解くという意識さえあれば平易です。
    しかし、反対に「問題とは暗記してきた答えをアウトプットする場だ」という意識で臨んでいると解けません。暗記したもので解く問題もあれば、そうではない問題もあることを意識して、新規知識に基づいた設問はこう解くものだ、という感覚を身につけましょう。また、資料を照応する際は、自分がどこに着目したのかをはっきり自己認識するために、印をつける癖を身につけましょう。

    問4(オ)(ⅰ)
    【ポイント】
    「(き)最寒月が冬、(く)最暖月が夏にあり……」という誤答が散見されます。熱帯のように最寒月と最暖月の差が不明瞭な地域を除けば、最も寒くなる時期=冬、最も暖かくなる時期=夏なのは当たり前です。この当たり前の事実を、地中海性気候の定義に限定することはおかしいのです。そうすると、地中海性気候以外の地域では、冬以上に寒くなる季節や夏以上に暖かくなる季節が存在する、という文脈になってしまいます。 また、「ケッペンの気候区分では、温帯をさらに降水量の違いで分類し、そのうち地中海性気候については……」という文脈で出てくる定義ですから、当然降水量に関する内容でなければなりません。グラフから事実はいくらでも読み取れますが、必要な情報をどう抽出できるか、そして何が必要かを文脈に即して考えられるかがポイントです。

    問4(オ)(ⅲ)
    【ポイント】
    特色検査の記述問題は配点が難易度・想定時間の割に合わないことも多く、自分の得意不得意や他の設問の解答状況に見合わないと感じた場合は無理して解答しないことも戦略の一つです。もちろん、手に負えそうで時間に余裕もあれば取りにいきましょう。 誤答で目立ったものは条件ミスでした。②の「二桁の算用数字を必ず用いること。ただし、十の倍数とすること。」については、三桁の十の倍数(160など)が多数確認されました。もしも「三桁は二桁以上なので許容される」と考えたなら、二桁は二桁であって一桁でも三桁でもないと理解しましょう。
    また、冬季の降雨に着目してどうしても三桁にせざるを得なかったなら、どうやっても条件違反になる時点で、冬季の降雨に着目したこと自体が間違っているので、方針転換(今回は、冬ではなく夏に着目する)をしましょう。また、十の倍数でない解答もあり、「ただし、~」の読み落としをしないようにしましょう
    ③の「二桁の算用数字・「mm」は一マスずつ分けて書くこと。」は、隣に模式図があるにも関わらず、書き方の規則を無視した解答が多数確認されました。あるいは、数字と単位の一方は2マスに、もう一方は1マスに書いてある解答も複数確認されました。
    いずれの誤りにしても、条件の見落としが致命的な失点を招くということをよく肝に銘じて、「本来取れたはずの問題を条件違反で落とした」ということが絶対にないようにしましょう。これは特色検査に限ったことではありません。

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