臨海セミナー高校受験科講師が語る、横浜翠嵐高校

今回はESC難関高校受験科の先生にお集まりいただき、横浜翠嵐高校について思う存分語っていただきました。
※2020年10月にインタビュー・撮影したものです。 難関高校受験科講師陣

こんな生徒が横浜翠嵐高校に向いています

Q: 横浜翠嵐高校に行きたいという生徒はもちろんなのですが、そのほかにどんな生徒が横浜翠嵐高校に向いていますか?

安定した国公立大学実績 的確な進路選択アドバイス

伊藤:神奈川県の高校の中でも、東大・京大・阪大など、国公立大学の合格者を安定して輩出しているため、国公立大学進学を視野に入れている生徒であれば、横浜翠嵐高校がおすすめです。

石井:現役合格にこだわるのであれば手厚く細かな進路指導をしてくれる横浜翠嵐高校をおススメします。先生の進路選択アドバイスは、すごく的確と言われています。また、将来の夢が定まっておらずこれから就きたい職業を探していく生徒や、選択の幅を広げたい生徒も向いていると思います。横浜翠嵐高校にギリギリの点数で入学した生徒でも、入学後に努力した結果、高2の後半あたりから急激に伸びて進路選択の幅が広がった生徒もいます。

キミの知らない横浜翠嵐高等学校

神奈川最難関の公立進学校として知られる横浜翠嵐。そのため「勉強ばかり」とイメージする人が多いが、そうではない。たとえば、部活動には90%以上の生徒が加入している。休みは平日に1回、土日に1回。限られた時間を有効に活用し、質の高い活動を行っている。文化祭(翠翔祭)・体育祭の盛り上がりもすごく、外部からの来場者数は県下最多を誇る。生徒全体の質が高いからこそ、「何事にも全力で」取り組むことができる。充実の進路指導を受けながら友人とともに高い目標を実現する、それが横浜翠嵐の大きな魅力である。

受験校の選び方

横浜翠嵐高校の魅力

Q: 横浜翠嵐高校にはいろいろな魅力がありますが、特にここが凄いというところがあれば教えてください。

学年を超えたつながり、一つのことを極めるタイプの生徒が沢山いる

石井:横浜翠嵐高校では、特に体育祭が盛り上がります!! 体育祭では、毎年1年生が踊るのですが、指導は前年に同じ経験をしている2年生となります。また、体育祭は生まれ月によってチーム分けがされるため学年を超えた縦のつながりが強く、生徒同士、とても仲がいいんだな、と感じますね。だから、先輩の話をすると後輩が知っているということはよくある話ですね。

布川:部活も全然違うのに先輩のことを知っているんですよね。

石井:そうそう、他の学校ではあまり見られない光景ですよね。…あと、部活では、クイズ研究会が有名です。

伊藤:先日も有名なクイズ番組にも出ていましたよね(笑)

布川:一つのことを極めるタイプの生徒がたくさんいるようです。例えば、駅名をめちゃくちゃ覚えている生徒や、数学をやらせたらどんな難問でも解ける生徒など、尊敬できる、すごいと思える生徒がクラスの中にたくさんいるんですよね。

石井:あと、卒業生が「学校で人の悪口を聞いたことがない」ということを話していました。特定の友だちグループができるわけではなく、受験以外のことでもみんながそれぞれ目標や夢に向かって頑張っているので、「仲間意識をもって応援し合える」ことが横浜翠嵐高校の良さだと思います。

特色検査とはどういうもの?

Q: 横浜翠嵐高校をはじめとする一部高校では特色検査が実施されます。傾向について教えていただけますか。

目標は7割取ること! よく出題されるパズル的問題

布川:最新形式では、全7問の中から4問解答をするのですが、そのうちの2問は全ての学校で共通の問題を解答し、残りの2問は学校ごとに選択します。7割を目標に頑張ってほしいですね。昨年の横浜翠嵐高校は、論理思考の問題と、地理と図形の問題が出題され、基本的な5科目の形式とは異なる、科目横断型の問題が出題されました。また、特色検査は、時間内に解けるようにすることと解ける問題から解くことが大事です。

青木:特色検査の傾向ははっきりしています。パズル的な問題などはよく出題されますね。他には、文章を読んで答える問題もあるのですが、それらの問題は中学校の科目として習うものではなく、初めて知る原理原則などを読み取り、他の事例に当てはめて答える能力が要求されます。一例ですと、ドイツの選挙の仕組みがどのようなものかを文章から読み取り、どのような得票であれば当選するのか、を答えさせる、応用力を問う問題が出題されました。

Q: 臨海セミナーでは、横浜翠嵐集中特訓が行われますが、集中特訓に参加するメリットを教えていただけますか?

青木:集中特訓では、上位生でも伸びしろがある数学の時間を多めにとっています。特色については生徒・保護者様双方に不安があると思いますので、問題を分析したデータをもとに、最新の特色問題に合っているものを取り扱います。また、得点差が出やすい理科社会も、中1・中2の復習も含め取り扱います。反対に、上位生であればある程度仕上がっている英語や国語は最小限にとどめています。また、横浜翠嵐プロジェクト限定講座というものもありますが、昨年は、横浜本校に志望者を集め授業をしましたが、今年はコロナの影響もあるため、お近くの教室にお集まりいただき、オンライン形式で開催しています。

心に残っている生徒

Q: 横浜翠嵐を志望した生徒の中で特に印象に残った生徒を教えていただけますか。また、先生方はどのような指導をされたのでしょうか?

応援してくれる人の期待に応えたい 生き生きしている在校生に憧れ

青木:毎回ルーズリーフ2~3枚に質問を30~40個ほど書いて持ってくるくらい勉強に対して主体的な生徒がいました。質問に回答すると、「この場合はどうですか?」と他の事例に当てはまるかどうかをさらに質問するなど、本質を理解できると満足するような生徒でしたね。その生徒が納得して満足するまで答えてあげるようにしたら1時間くらいはかかりました(笑)。受験に対して当事者意識を持って、自分の学力を向上させようとする目的意識のはっきりした生徒でした。

Q: 世の中では勉強を楽しいと感じる生徒の方が少ないような気がするのですが、その生徒がそこまで勉強に前向きになることができたのはなぜだと思いますか?

青木:一番初めは他の理由があったかもしれませんが、そのうち分からないものが分かるようになるのが、気持ちいい、楽しいと感じ、最終的には先生方や、応援してくれる人の期待に応えたいという気持ちが強くなっていったのではないかと思います。

伊藤:横浜翠嵐高校の学校説明会に行った際に、在校生が勉強もそれ以外のことも生き生きとしているのを見て、横浜翠嵐高校に志望校を変更した生徒がいます。その生徒は、当初別の公立高校を目指していて、学力的には、横浜翠嵐高校合格は難しいというレベルでした。模試が終わるたびに落ち込んでは泣き、点数が上がっては泣き、とにかく感情の赴くままに泣いていました。ですが、苦手分野から逃げずに、毎日自習に来ては質問をして、自分が納得できるまでやり切った結果、見事克服!1年間で偏差値が12も上がり、横浜翠嵐高校に合格をしました。合格した時は大泣きするかと思いきや意外と冷静に「合格しました」と報告してきましたね (笑)(※最後は泣かなかったようです)。「これだけやったし、大丈夫!」という気持ちで受験に臨んだ結果、合格を勝ち取ることができたのでしょう。

Q: 「お二人の話に共通するのは、『質問をする』ということですが、やはり質問をするこの方が伸びる傾向にありますか?

青木:科目の性質にもよるかもしれませんがその傾向はあります。設問になっている場合には、分からないことに気付きやすいと思いますが、その生徒は設問になっていないところについて聞いてくるタイプでした。そのように質問を見つけることができる生徒は伸びる傾向にあります。

石井:もちろん、やみくもに質問するのではなく、一人で考え抜くことも大事です。

自学をすることはとても大事、自学を行って、それでもわからないところがある場合には、どんどん質問を持ってきてほしいということですね。

生徒と保護者様の間に立ち、「調整」もします!

Q: 受験期の生徒と保護者様の関係についてお伺いさせてください。先生方は生徒だけではなく、保護者様の方とお話しされることが多いと思いますが、日ごろからどのようなお話をされていますか。

布川:生徒から、保護者様に言われて嫌だったことでよく聞くのが「勉強しなさい」ということです。反対に良かったことは?と聞いてみると、「自分が決めたことを後押ししてくれた」ことが挙がります。ESC難関高校受験科の授業は長時間に及ぶため、保護者様の方がお弁当を作ってくれたり、送迎してくれたりすることもありますが、生徒が保護者様に対してお礼を言っていることが少ないようです。生徒には、「それは当たり前のことではないから、感謝の気持ちを忘れないように」と伝えています。また、保護者様には、「勉強しなさい」、ということよりも、「生徒がやっていることを褒めてあげてほしい」とお願いしています。

伊藤:生徒が考えていることと、保護者様の考えていることにはズレがあることが多く、私たちがその間に立ってそのズレを調整しています。ズレが生じた状態のままでは受験もうまくいきません。 これは、以前教えていた生徒とご家庭のお話なのですが、もともとは家の手伝いもしていたのですが、受験期に入りそれができなくなってしまい、そのことが原因で「身の周りをきれいにできない人は受験もうまくいかない」と保護者様に怒られ、塾に来るなり泣き出した生徒がいました。このように、受験期の生徒は、いつも通りに見えていても、実際は想像以上に緊張し不安を抱えた状態です。受験期で親子関係に悩む保護者様や生徒の胸の内をしっかりと受けとめ、時には相談なども聞き、アドバイスをさせていただくこともあります。

ESC難関高校受験科講師の集合写真

臨海セミナーの「ココは負けない!」

Q: 皆さんが考える臨海セミナーの強みってズバリ何ですか?。

勉強だけにとどまらない個々への面倒見

石井:臨海セミナーでは、補習以外にも個別に生活スケジュールを提案するなど個々への面倒見は自信を持っています。時期によっては朝から補習をすることもあるくらいで、ここまでやる塾は、他にはきっとありません。また、勉強だけではなく、保護者様がどのような気持ちで塾に通わせているのかを生徒に伝え、勉強の環境を整えてくださった保護者様に感謝することを忘れずに勉強をするように伝えています。

毎年更新されるカリキュラム

伊藤:毎年、新年度が始まる前に、前年度の入試問題を徹底的に分析し、カリキュラムの見直しを行っていますので、我々も自信を持って指導しています。

成績UPさせたいという講師の情熱

青木:臨海の講師は、自分の目の前の生徒に授業をし、成績を上げたいと考えています。映像授業での補習対応なども行いますが、映像授業を見てもらうだけは、その生徒がどのように考え、どこで間違えたのかは、残念ながらわかりません。また、映像授業だけでは成績を上げることが難しい生徒が多くいるようです。臨海セミナーの講師はみんなそうだと思いますが、やはり、自分の目の前の生徒に授業をし、一人ひとりの理解度を確認することを大事にしています。

石井:生徒も臨海の先生なら誰でもいいというわけではなく、普段から教えてくれる先生を「自分の先生」と愛着を持ってくれている生徒が多いのではないかと思いますね。きっと生徒は先生のことが好きなのだと思っていますし、もちろん私たちも生徒のことが大好きです!

ライバル関係が築ける

布川:ESC難関高校受験科の特性上、様々な教室、様々な地域から生徒が通うため、生徒同士が、教室や学校の枠を超えてライバル意識を持つことができるということも臨海の強みです。模試ランキング表を貼るとみんながそこに集まり、結果を見て、会ったこともない他地域の生徒に対して、「あの人には負けない」、「次は勝つ」など対抗心を燃やしている生徒を多く見かけます。

lp_kj_esc.png

横浜翠嵐高校の概要

設置学科
普通科
1・2年授業
1年次は数学・英語を核に各教科をバランスよく学習。基礎の充実をはかる。 2年次より文系・理系に分かれ、文系は国語・日本史・世界史、理系は数学・理科を多く学習。
3年授業
文系・理系ともに選択科目を設置。多様な受験科目に対応した学習が可能。
少人数授業
英語・数学で少人数制授業を実施。
習熟度別授業、補習・講習など
数学などで習熟度別授業を実施。土曜講習、夏期講習、冬期講習を開講。
選択科目など
2・3年次の理系は物理か生物を選択。
3年次の文系は、主要5教科から4~5科目を必修選択。
また、両系とも4単位分の自由選択を用意。
部活動加入率
約90%
めだつ部活動
文芸部(短歌甲子園特別賞)、陸上部(全国大会出場)、吹奏楽部、ハンドボール部、写真部など。
行事
翠翔祭(文化祭)、体育祭、芸術鑑賞会、校内球技大会、1年学習オリエンテーション、修学旅行(2年次の10月に台湾へ)など。
その他の特色
進路実現に向けて、分野別職業講話、合格者講話、大学別ガイダンスなどを実施
独自のデータをもとにした進路指導を実施。
個別ブース型デスクの自習室も設置。総合探究の時間を「グローバル探究」とし課題探究にも取り組む。
海外研修など
米国メリーランド州エレノア・ルーズベルト高校と姉妹校の協定。姉妹校と毎年、相互交流。
message_tit.png

将来後悔しないように全力で!

青木:日本は、15歳までは義務教育なので無償で学校に通えますが、高校受験以降はそれぞれが自分の手で人生を選ぶことになります。中学生では、そんな実感がわかないと思いますが、5年後・10年後・15年後の未来で後悔が無いように何事も全力で取り組んでください。

一人ひとりの生徒の支えになりたい、頼って欲しい

石井:志望校に合格するための努力をしていくことは、本当に大事ですし、間違いなく将来の糧になります。以前自分が教えていた生徒で、間際になって緊張し、模試の結果にも表われたため、志望校を変えたいと言ってきた生徒がいました。ただ、これは本心ではなく、不安の表れで、結局、我々がその生徒を励まして不安を取り除き、本人も頑張ることで無事に合格しました。そんな不安を抱える生徒を最後の最後まで支えとなりますので、どんどん頼ってください!!

皆さんの横浜翠嵐高校に対する想い、合格させたいという熱意がとても伝わってくる会でした。これからの時期は忙しくなり大変だと思いますので、体調に気をつけつつ頑張ってください。今日はお忙しい中ありがとうございました。

中学生の勉強

編集後記

臨海セミナーの講師は、とにかく生徒のことを第一に考え、その生徒の幸せのために全力を尽くしています。勉強は楽しいことばかりではありませんが、少しでも多くの生徒に勉強に興味を持ってもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで毎回の授業に臨んでいます。その中でも特にESC難関高校受験科は、横浜翠嵐高校をはじめとする難関高校への合格にプライドとこだわりをもち、そのための問題分析を行いつつ、講師が、どのように指導したら生徒にわかりやすく伝わるかなど、日々教材研究を行っています。 勉強を教えることだけが講師の仕事ではない、時には人生の道標となり生徒が迷うことがないよう見守ることにも全力で取り組むESC難関高校受験科の授業を受けに来てください。

これから受験を迎える中学生へのメッセージ
  • 5月_無料体験授業(ESC難関高校受験科)
  • 事前テスト2ヶ月特待制度