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3、マジョリティ

公開日:2021年01月13日
こんにちは!
多摩センター校 教室長の藤田です。

今日のテーマは「ついていけるか心配」です。

よく体験生の保護者様からご相談いただく内容です。
これは様々なところでもよくある不安で、他には
「上のクラスに上がるのはついていけるか・・・」
「受験校のレベルをひとつ上げるのは入学してからついていけるか・・・」

ここでの本質は、
「ついていけるようになる」ということは、
「多数派に入りたい」ということになりますね。

しかし義務教育が終了すると手のひらを返したかのように個性が求められる世の中です。
近年では小中学生にも
「個性を大切に」
「みんな違ってみんないい」
「あなただけの魅力は?」
など言われることも増えてきています。

一方で義務教育の中には集団行動を教え込むことが含まれているように思います。
個性を育てつつも周りに合わせられる順応性が求められています。
周りに合わせられることも、他の人にはない魅力を身につけることもどちらも重要です。

話を戻すと、
日本人は少数派になることを嫌う傾向にあります。
周りと自分だけ違うという環境に不安を感じるからです。
そのため周りに合わせるということに関してはとても力を発揮します。
実際に生徒たちが一喜一憂する瞬間も良く見られるのは
「○点取れた!」
よりも
「○○君よりできた!」
「○○さんはできてるのに私はできてなくて・・・」

テスト後の「さっきのテストできた?」
自分が出来てなくても、周りも出来ていなくあってほしい。
自分は出来たから、周りが出来ていないか確認したい。自慢したい。
そんな気持ちの現れです。

やはりともだちは気になりますね。
まとめると
「周りよりも劣っているのはいやだ!」
「でも周りより出来る自分を褒めてほしい、突出した個性がほしい」

というところです。

それならば
「ついていけるようになる」ことがゴールであり、個性を手に入れる次のステップの入り口なのではないでしょうか。
対象になるライバル、仲間がいてはじめてついていけていると感じることが出来ます。
集団授業でしかできないことですね。
今後集団塾はなくならないと思います。
なぜなら「学校」が個別ではないからです。

とはいえやはり劣等感を感じたり、不安を感じることあると思います。
そんな生徒ひとりひとりにじっくり向き合っていきたいです。
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