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2023年(令和5年)12月号_東京都立高校入試版

公開日:2023年12月01日

東京都立高校入試のQ&A

「ペンギン入試レポート12月号(東京都立高校入試版)」では、東京都立高校入試について、東京都教育委員会から発表されているQ&Aを中心に取りまとめました。ぜひ、ご確認いただき、お役立てください。

臨海セミナーでは、今後も受験生の入試に関する意識を高められるよう、迅速で正確な入試情報提供に努めてまいります。
また、定期テスト対策・入試対策を入念におこない、合格をつかむために欠かせない確実な得点力を身につけられるよう、懸命に学習指導にあたってまいります。志望校合格という15歳の大きな夢の実現に向けて、講師一同、通常授業・宿題・小テスト・進路指導・入試対策を含め、精いっぱいの指導をさせていただきます。

入試に関するご質問・ご相談がございましたら、ご遠慮なく、臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。

Q1:推薦入試で必ず実施される、個人面接について教えてください。

A1:個人面接では、出願の動機・理由、興味・関心、高校生活に対する意欲、適性、規範意識・生活態度や自己PRカードの記載内容、中学校における様々な活動の状況及び将来の進路希望などを確かめたり、質問の内容を的確に把握し適切に応答する能力や表現力などを評価したりします。また、これまでの経験を今後の高校生活に生かすことができる力があるかなどを確認します。

Q2:推薦入試の集団討論の内容を教えてください。

A2:集団討論では、コミュニケーション能力や協調性、思考力、判断力、表現力などを評価します。与えられたテーマについて自分の考えを明確に述べることができるか、複数名の受験生同士が協力して一つのテーマに関して議論を進めて結論を導くことができるかなどを確認します。学級活動の時間に話し合いをしたことや、各教科の授業時間に皆で意見交換したことがあると思います。その経験を生かし、「自分自身の考え・意見をしっかりともつこと」、「相手の考えを理解した上で、自分の考えを的確に相手に伝えること」などを意識して臨んでください。なお、集団討論の形態には、「面接官が司会役となって議論を進めていく形」や「受験生だけで自主的に議論を進めていく形」があります。どの形態で行うかは、各高校が決めることになります。

Q3:文化・スポーツ等特別推薦とはどのような推薦入試ですか。

A3:皆さんが今までつちかってきた運動の技量や芸術的な感性など優れた能力を評価するとともに、各高校の個性化や特色化を推進するための入試です。文化・スポーツ等特別推薦を実施する高校は、自校の教育活動等の特色に合わせて募集する種目や募集人数、検査内容を定めます。選考の際は、個人面接または集団面接、実技検査、小論文または作文などの各点数をもとに、各高校で定めた各種目の基準に達している受験生の中から、合格者を決定します。令和6年度入試で文化・スポーツ等特別推薦を実施する高校の詳細については、東京都教育委員会発表の「令和6年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」をご覧ください。なお、この特別推薦と同時に、同一校の一般推薦にも出願することができます。
※令和5年度入試では、88校で実施しました。
※文化・スポーツ等特別推薦により高校に入学した場合についても、必ずしも特定の顧問からの指導が受けられるわけではありません。

Q4:推薦入試で合格できなかった都立高校を、学力検査に基づく入試で再度受験できますか。

A4:受験できます。ただし、推薦入試と同じ学校を受験しても有利になるということはありません。また、他の都立高校に出願し、受験することもできます。
なお、都立高校ではいずれかの入試(推薦、第一次募集・分割前期募集、分割後期募集・第二次募集)の合格者は、それ以降に行われる入試には出願できません。

Q5:国際高校に設置されている国際バカロレアコースには、どのような人が応募できますか。また、どのような検査を実施するのですか。

A5:中学校を卒業する見込みの方、中学校を卒業した方、海外帰国生徒及び在京外国人生徒で、国際高校の国際バカロレアコースを第一志望とする生徒が応募できます。推薦入試と同じ日に検査を実施するので、他の高校の推薦入試(国際高校を含む。)に出願することはできません。英語運用能力検査、数学活用能力検査、小論文及び個人面接の検査を実施します。なお、英語運用能力検査以外の検査では、出願時に、検査ごとに使用する言語を日本語または英語から選ぶことができます。どちらを選んでも、有利・不利はありません。詳しくは、東京都教育委員会発表の「令和6年度東京都立高等学校募集案内」をご覧ください。

Q6:学力検査問題を自校で作成する高校について教えてください。

A6:全日制高校のうち以下の10校では、第一次募集・分割前期募集において、学力検査問題を自校で作成します。これらの学校については、自校で作成した問題(国語、数学、英語)と都立高校共通問題(社会、理科)で学力検査を実施します。

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なお、国際高校については、英語の学力検査問題のみを自校で作成しています。また、一部の定時制高校でも、自校で作成した問題により入試を行っています。

Q7:入学願書はどのように入手するのですか。

A7:「推薦に基づく入試」及び「学力検査に基づく入試(第一次募集・分割前期募集、海外帰国生徒対象入試)」では、原則としてインターネットを通じて出願を行うため、紙の入学願書は必要ありません。やむを得ない事情により、インターネット出願を行えない場合の出願方法は、在学する中学校にご相談ください。「学力検査に基づく入試(分割後期募集・第二次募集)」用の入学願書について、都内公立中学校に在学している方には在学する中学校で配布します。それ以外の方には東京都教育相談センター(郵送対応可)、各都立高校、都庁内にある都立高校入試相談コーナーで配布します。

なお、以下に記載のある高校を受験する場合は、各校独自の入学願書となりますので、各高校に問い合わせてください。

○次の昼夜間定時制高校 ※1
一橋高校、新宿山吹高校、荻窪高校
※八王子拓真高校及び砂川高校は都立高校共通の入学願書を使用しますが、記入の仕方については直接各学校に問い合わせてください。

○チャレンジスクール ※1
六本木高校、大江戸高校、世田谷泉高校、稔ヶ丘高校、桐ヶ丘高校、小台橋高校

○通信制課程の高校
一橋高校、新宿山吹高校、砂川高校

○海外帰国生徒対象の高校 ※2
三田高校、竹早高校、日野台高校、国際高校

○引揚生徒対象の高校 ※2
深川高校、光丘高校、富士森高校

○在京外国人生徒対象の高校 ※2
竹台高校、田柄高校、南葛飾高校、府中西高校、飛鳥高校、六郷工科高校、杉並総合高校、国際高校

○国際バカロレアコース ※2
国際高校

※1「学力検査に基づく入試(第一次募集・分割前期募集)」を受験する場合には、インターネット出願を行い、「学力検査に基づく入試(分割後期募集・第二次募集)」を受験する場合には、各校独自の入学願書を使用します。
※2「推薦に基づく入試」及び「学力検査に基づく入試(第一次募集・分割前期募集、海外帰国生徒対象入試)」を受験する場合には、インターネット出願を行い、「学力検査に基づく入試(分割後期募集・第二次募集)」を受験する場合には、都立高校共通の入学願書を使用します。

Q8:入学願書を提出した後、志望校の変更はできますか。

A8:推薦入試では、志望校を変更することは一切できません。学力検査に基づく入試では、全日制の都立高校で志望校の変更(取下げ及び再提出)ができます。また、定時制の都立高校のうち、六本木高校、大江戸高校、世田谷泉高校、稔ヶ丘高校、桐ヶ丘高校、小台橋高校、一橋高校、浅草高校、荻窪高校、八王子拓真高校及び砂川高校の各昼夜間定時制高校においては志望校の変更ができます。

なお、その他の定時制高校の第一次募集では志望校の変更はできません。ただし、定時制高校の第二次募集では志望校の変更ができます。詳しくは、東京都教育委員会発表の「令和6年度東京都立高等学校募集案内」で確認してください。

Q9:インフルエンザ等の学校感染症や新型コロナウイルス感染症にかかり、検査を受験できなかった場合には、何か救済措置がありますか。

A9:インフルエンザ等の学校感染症や新型コロナウイルス感染症に罹患した場合は、受験することができません。

学力検査に基づく選抜(第一次募集)を受験することができなかった場合には、申請により、後日行われる「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する追検査」を受験することができます。ただし、分割募集を実施する都立高校では、追検査を実施しません。分割前期募集を受験できなかった場合でも、分割後期募集を受験できるためです。

追検査の受験を希望する場合は、中学校長を経由して、「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する措置申請書」を第一次募集において出願した都立高校へ提出する必要があります(都内の中学校に在学していない場合は、中学校長を経由する必要はありません)。

なお、追検査は第一次募集で受験できなかった高校のみ受験することができます。出願先を変更して受験することはできません。

Q10:学力検査の実施日直前に急にけがをしたり病気になったりした場合は、どのような手続きをとればよいのでしょうか。

A10:まず、体調面で受験することが可能か、医師や先生、保護者の方に相談してください。

受験ができるようであり、特別な措置が必要な場合は、在学する中学校を通して出願した高校に相談し、「事故や病気等による学力検査等実施上の措置申請書」等により、必要な手続きを行ってください(都内の中学校に在学していない場合は、措置申請のための手続き等について、直接、出願した高校に相談してください)。

Q11:令和6年度入試から普通科は男女別の定員を廃止すると聞いたのですが、選抜方法に変更はあるのでしょうか。

A11:男女別に人数を定めている場合、男女の合格ラインに差が出て、成績順であれば合格となる生徒が不合格となるケースが多くみられました。それを解消するため、男女別定員制の緩和を導入してきましたが、中学校の進路指導に与える影響が大きいことやジェンダー平等などの観点から、令和6年度入試から男女合同選抜に移行することになりました。推薦・一般入試ともに男女の別なく、総合成績の高い順に合格となります。

Q12:中学校を卒業後、都外へ引っ越すことが決まっていますが、全日制の都立高校に応募できますか。

A12:応募することはできません。

全日制の都立高校への応募は、都内に保護者(※1)と同居し、入学後も引き続き都内から通学することが確実であることが条件です。

中学校を卒業後、都外へ引っ越すことが決まっていて公立高校の受験を希望する場合は、引っ越し先の道府県の公立高校に応募することになります。

なお、定時制の都立高校へは、志願者が都内に住所または勤務先があれば応募することができます。

※1 保護者とは本人に対し親権を行う者であって、原則として父母のことを言います。

Q13:定時制または通信制の都立高校に応募するには、どのような条件がありますか。

A13:定時制に応募するには、まず、中学校を卒業する見込みであるか、既に卒業したことが必要です。その上で、都内に住所もしくは勤務先を有し、入学後も引き続き都内に住所もしくは勤務先を有することが確実な方、又は入学日までに都内に住所もしくは勤務先を有することが確実で、入学後も引き続き都内に住所もしくは勤務先を有することが確実な方が応募資格を有します。

通信制の応募資格は、上記に該当し、かつ、当該都立高校が実施する面接指導(スクーリング)に対応(出席)可能な方となります。

Q14:中学校での欠席が多い場合、欠席の事情を都立高校に説明できると聞きましたが、どのような方法がありますか。

A14:伝えたい欠席の事情を「自己申告書」の用紙に記入し、出願時に志願する高校へ提出することで、事情を説明することができます。「自己申告書」の用紙は、都立高校等の窓口で配布します。中学校からの配布を希望する場合は、中学校の先生に相談してください。

自己申告書は、志願者及び保護者が記入し、厳封して、入学願書等の出願書類とともに志願する都立高校に提出することになります。

Q15:自己PRカードとはどのようなものですか。

A15:自己PRカードは、志望理由や皆さんが中学校で取り組んできた学習や様々な活動から得たことなど、志望校に最も伝えたいことを記入して提出するものです。

自己PRカードを点数化することはありませんが、面接を行う場合の面接資料や入試の合格判定資料の一部として活用したり、学校生活に対する意欲等を確認したりする資料になります。

面接を実施する高校を志願する場合は、この自己PRカードを出願時に志願する高校へ提出します。面接を実施しない高校を志願する場合は、入学手続後に入学する高校へ提出し、入学後の個人面談等で使用します。

※チャレンジスクールの各学校に出願する場合は、自己PRカードの代わりに、所定の「志願申告書」を提出します。

Q16:合格発表後、学力検査等の得点を知りたい場合や、学力検査における自分自身の答案を見たい場合は、どのようにすればよいですか。

A16:入試における透明性の確保を目的として、「本人得点の開示」及び「学力検査における答案の開示」の制度があります。開示請求の受付は、3月から(合格者は5月から)8月までの期間となります。開示請求書を受験した高校に提出し、本人確認ができるもの(受検票や身分証明書など)を提示することにより、学力検査等の得点が記載された表や学力検査における答案の写しを受け取ることができます(保護者が開示請求する場合は、受検票と保護者の本人確認ができるものの両方の提示が必要です)。また、窓口での申請に加えて、電子での申請も行えます。

手続きの方法などについては、東京都教育委員会発表の「令和6年度東京都立高等学校募集案内」で確認してください。

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