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2024年(令和6年)4月号_千葉県公立高校入試版
令和6年度入試はこう実施された!!
「ペンギン入試レポート4月号(千葉県公立高校入試版)」では、令和6年度公立高校入試の結果、および令和7年度公立高校入試の日程をまとめて掲載しました。ぜひ、ご一読いただきお役立てください。
高校入試で合格を勝ち取ることができるように、臨海セミナー職員一同、できる限りの応援をさせていただきます。入試に関するご相談などがございましたら、ご遠慮なく臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。
1、令和6年度入試の選抜結果について
全日制課程高校125校201学科で一般入学者選抜等が実施されました。募集人員30,680名に対して、志願者確定数は34,478名、志願確定倍率は1.12倍、受験者数は34,200名、受験倍率は1.11倍となりました。合格者数は28,422名となり、実質倍率は1.20倍となりました。
全日制入学者選抜状況
※令和3年度以降の募集人員、志願者確定数、志願確定倍率、受験者数、受験倍率及び合格者数には「一般入学者選抜」、「特別入学者選抜」及び「地域連携アクティブスクールの入学者選抜」のものを含みます。また、受験者数及び受験倍率は確定した数値を掲載しています。
2、募集定員について
令和6年度、全日制の課程では280名の募集定員減となりました。募集定員に変更があったのは下記の学校です。
募集定員を減らした学校(すべて普通科で1学級減)
3、学力検査について
千葉県の公立入試では、5教科の学力検査を2日に分けて実施します〔第1日に3教科(国語・数学・英語)、第2日に2教科(理科・社会)〕。令和6年度入試の学力検査受験者平均点については、5月下旬以降に県教育委員会より発表予定です。発表され次第、「ペンギン入試レポート」等でお知らせします。
千葉県公立高校受験者平均点
学力検査の傾斜配点
学力検査は各教科100点満点ですので、原則5教科で500点満点です。ただし、理数に関する学科と国際関係に関する学科については、傾斜配点を用いることができるものとなっています。令和6年度入試で傾斜配点を採用したのは、下記の学校です。
令和6年度入試で傾斜配点を採用した学校
令和6年度学力検査の出題傾向と今後の対策
英語
設問の傾向自体に大きな変更はなかったため、過去問や似た形式の問題を解くことが有効です。
対話文や長文など多量の英文を速く正確に読む必要があるため、日頃から英語の文章に多く触れるようにしましょう。また、英文の内容把握とともに資料の情報を整理する力も求められます。リスニング問題は、過去問などを用いて継続的に問題を解く練習を重ねておきましょう。語順整序や語形変化の問題は、教科書で学習した内容を偏りなく復習することで点数を上げることができます。条件英作文問題は、教科書に掲載されている場面ごとにどのような表現・文法が用いられているかを把握し、繰り返し練習することが効果的です。
数学
難問で得点するために、模擬試験や入試過去問を使ってさまざまな解法や考え方に触れ、より短い時間で、正確な解法を選択できる判断力を磨きましょう。特に、関数と図形の融合問題や平面図形の複雑な問題はしっかりと対策しておきたいです。中学校3年間で学習する内容全てが出題範囲となるため、複合的な問題の出題も少なくありません。近年の出題領域・傾向にとらわれず、万遍なく学習しておきましょう。
国語
漢字は、小中学校で学習したものの復習を行いましょう。また、品詞の識別をはじめとした文法事項や、語句知識の復習も行いましょう。聞き取り問題は、英語と同様に練習を継続的に行うことが大切です。過去問などで練習するとよいでしょう。論説文は段落ごとの要旨をつかむことを意識し、小説文は登場人物の立場や関係性、心情の変化やその理由を正確に読み取る練習をしましょう。論説文・小説文ともに、記号選択形式に加え、書き抜き・記述形式の問題もあるため、さまざまな問題を解いて慣れていく必要があります。古典は、登場人物を把握し、誰が何をしたのか、行動の理由は何かなどを読み取る練習を積み、仮名遣いや返り点(漢文)に関しても復習しておくとよいでしょう。作文は、実際に書くことが上達につながります。まずは過去問を使って書くのがよいでしょう。
社会
必要な知識は教科書に掲載されている範囲のものですが、完答問題が出題されたため、これまで以上に正確な知識が問われるようになったと言えます。資料を用いた問題も多いため、教科書や資料集を用いて知識を整理した上で、過去の入試問題を多く解くことで、出題形式に慣れることが重要です。
理科
出題内容、難易度ともに中学校の定期テストと同程度の問題が多く、教科書内容をしっかりと理解していれば正解できました。グラフをかく問題や、表・グラフから読み取る問題も複数あるため、中1・2のうちに基本事項をできるだけ多く身につけ、その後思考力や判断力を問う問題を模擬試験などで練習できると良いでしょう。
4、学校設定検査について
第2日の学力検査終了後には、学校設定検査が実施されます。学校設定検査とは、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査から、各学校が特色にあわせて1つ以上実施する検査です。令和6年度入試での学校設定検査実施状況は、次の通りです。
各検査を実施する学校・学科の延べ数 ( )は令和5年度のデータ
実施する検査の数 ( )は令和5年度のデータ
5、調査書の評定について
調査書の評定は、中1~中3の評定合計(9教科×5段階×3学年=135点満点)に各校が定める「K」の数値を乗じたものを選抜に使用します。多くの高校がKの値を1と定めていますが、各校はその特色に応じて0.5~2の範囲内で定めることができます。令和6年度入試で、Kの数値を1以外に設定した学校は次のとおりです。
千葉〔普通〕、千葉東〔普通〕、船橋〔普通・理数〕、小金〔総合〕、東葛飾〔普通〕、佐倉〔普通・理数〕
<K=2>
犢橋〔普通〕、船橋啓明〔普通〕、八千代東〔普通〕、船橋二和〔普通〕、船橋北〔普通〕、浦安南〔普通〕、野田中央〔普通〕、鎌ヶ谷西〔普通〕、沼南高柳〔普通〕、沼南〔普通〕、我孫子東〔普通〕、関宿〔普通〕、 佐倉東〔普通・調理国際・服飾デザイン〕、四街道北〔普通〕、銚子〔普通〕、銚子商業〔商業・情報処理・海洋〕、市原緑〔普通〕
6、2段階選抜について
各校は学校の特色を重視した2段階の選抜を行うことも可能です。2段階目の選抜を行う際に、学力検査の得点、調査書の評定と加点、学校設定検査について、それぞれ1段階目で算出した得点に係数を掛け、配点を変えることができます。令和6年度入試では下記の学校で2段階選抜が実施されました。
7、志願理由書の提出について
志願理由書とは、志願者本人が、志望理由や自己アピールなどを記入する用紙です。令和6年度入試で志願理由書の提出を求めた学校・学科は下記のとおりです。
8、令和7年度入学者選抜の日程について
千葉県公立高校の令和7年度入学者選抜は下記の日程で実施されることが千葉県教育委員会より発表されています。早い時期から入試の日程を把握することで、入試に向けての学習スケジュールを立てることができ、モチベーション向上にもつながります。受験生の皆様は、ぜひご確認ください。
一般入学者選抜、特別入学者選抜、地域連携アクティブスクールの入学者選抜及び通信制の課程の一期入学者選抜の日程
入学願書等提出期間 | 令和7年2月4日(火)・5日(水)・6日(木) |
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志願又は希望の変更受付期間 | 令和7年2月12日(水)・13日(木) |
学力検査等の期日 | 令和7年2月18日(火)・19日(水) |
追検査受付期間 | 令和7年2月21日(金)・25日(火) |
追検査の期日 | 令和7年2月27日(木) |
入学許可候補者発表の期日 | 令和7年3月4日(火) |