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2024年(令和6年)5月号_千葉県公立高校入試版
千葉県公立高校入試の仕組みを知ろう
「ペンギン入試レポート5月号(千葉県公立高校入試版)」では、令和7年度公立高校入試の日程、および入試制度をまとめました。早い時期から入試の仕組みを知り、意識を高めることができるかどうかで結果は大きく変わります。ぜひ、ご一読いただきお役立てください。
高校入試で合格を勝ち取ることができるよう、臨海セミナー職員一同できる限りの指導をさせていただきます。入試に関するご相談などがございましたら、ご遠慮なく臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。
1、令和7年度入学者選抜の日程について
千葉県公立高校の令和7年度入学者選抜日程が千葉県教育委員会より発表されました。早い時期から入試の日程を把握することで、入試に向けての学習スケジュールを立てることができ、モチベーション向上にもつながります。受験生の皆様は、ぜひご確認ください。
一般入学者選抜、特別入学者選抜、地域連携アクティブスクールの入学者選抜及び通信制の課程の一期入学者選抜の日程
入学願書等提出期間 | 令和7年2月4日(火)・5日(水)・6日(木) |
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志願又は希望の変更受付期間 | 令和7年2月12日(水)・13日(木) |
学力検査等の期日 | 令和7年2月18日(火)・19日(水) |
追検査受付期間 | 令和7年2月21日(金)・25日(火) |
追検査の期日 | 令和7年2月27日(木) |
入学許可候補者発表の期日 | 令和7年3月4日(火) |
2、一般入学者選抜について
(1)出願について
全日制普通科には通学区域があります。自分の住んでいる学区と隣接する学区の中から1校を志望することができます。専門学科・総合学科は学区制限がなく、県立のどの高校でも受験できます。また、千葉女子高校、木更津東高校は全学区から受験することができます。市立の高校については、令和6年9月以降に千葉県教育委員会より発表される予定です。
出願可能な学区一覧
(2)志願変更について
志願変更期間中1回に限り、出願した高校への志願を取り消して、新たに別の高校に出願することができます。
(3)学力検査について
一般選抜では5教科の学力検査を2日に分けて実施します〔第1日に3教科(国語・数学・英語)、第2日に2教科(理科・社会)〕。試験時間は英語のみ60分、他の教科は50分となります。国語には聞き取り検査、英語にはリスニングテストが含まれます。原則、各教科100点満点×5=500点満点ですが、理数に関する学科(くくり募集を除く)と国際関係に関する学科では傾斜配点(理数科は数学・理科、国際科は英語を1.5倍または2倍)の採用も可能です。令和6年度入試より、解答方式は記述式とマークシート式の併用型となっています。
(4)調査書について
①調査書の評定
9教科×5段階×3学年=135点満点となります。この値に各校が定めた「K」の数値を乗じた数値が選抜に用いられます。Kの数値は原則として1ですが、各校の特色に応じて0.5~2の範囲内で設定することができます。
尚、令和3年度入試から中学校ごとの評定合計平均値による補正(算式1:X+a-m)は廃止されています。
②調査書の特記事項
調査書の評定以外の項目について、特別活動や部活動の実績、各種検定等を各校の特色に応じて0~50点の間で評価します。
(5)学校設定検査について
第2日の学力検査終了後に、各校独自の検査(学校設定検査)が実施されます。学校設定検査とは、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうちからいずれか一つ以上、各校が選んで実施する検査です。学校設定検査の得点の配点は、各高校が学校の特色に応じて、10点以上~100点以下の範囲内で定めます。学校設定検査を2つ以上実施する場合には、学校設定検査の合計得点は150点を上限とします。また、専門学科において適性検査を2つ以上実施する高校が、さらに面接を実施する場合には、面接の配点は50点を上限とし、学校設定検査の合計得点は200点が上限となります。ただし、市立の高校の場合には、上記の上限と異なる設定をする場合があります。
令和7年度入試の各校の学校設定検査の内容等につきましては、7月以降に千葉県教育委員会より発表される予定です。発表され次第、「ペンギン入試レポート」等でお知らせします。
3、一般選抜の選抜方法について
下記①~④の得点を合計した総得点に基づき入学者を選抜します。
①学力検査...100点満点×5教科=500点満点
②調査書(評定)...135点満点×K(各校が定めた0.5以上2以下の数値)
③調査書(特記事項)...0~50点の範囲で各学校により検定などの記録を点数化。
④学校設定検査...10~150点(専門学科は10~200点)で配点。検査内容は各学校が決定。
※学力検査は、学校により教科ごと(英語・数学・理科)の配点に傾斜をかける場合があります。該当高校では学力検査の満点が550~700点となります。
※志望理由書の提出が必要な学校の場合、上記資料に加えて志望理由書も選抜資料となります。
◇総得点の求め方の例 (※下記の例は令和6年度入試の高校別配点をもとにしています。)
県立千葉高校 普通科
①学力検査...100点満点×5教科=500点満点
②調査書(評定)...135点満点×0.5=67.5点満点
③調査書(その他)...なし
④各校が定める検査...思考力を問う問題=100点
⇒県立千葉高校の場合、③の調査書(その他)の加点はないので、①+②+④=667.5点満点となります。
県立船橋高校 理数科
①学力検査...(国英社100点満点)+(数理100満点×1.5=150点満点)=600点満点
②調査書(評定)...135点満点×0.5=67.5点満点
③調査書(その他)...なし
④各校が定める検査...作文=10点
⇒県立船橋高校の理数科の場合、③の調査書(その他)の加点はないので、①+②+④=677.5点満点となります。
船橋東高校 普通科
①学力検査...100点満点×5教科=500点満点
②調査書(評定)...135点満点
③調査書(その他)...生徒会役員・部長や検定などで最大20点の加点。
④各校が定める検査...面接=10点満点
⇒船橋東高校の普通科の場合、①+②+③+④=665点満点となります。
八千代高校 普通科
①学力検査...100点満点×5教科=500点満点
②調査書(評定)...135点満点
③調査書(その他)...特別活動や部活動の記録=50点を上限に加点。
④各校が定める検査...集団討論=40点
⇒八千代高校の普通科の場合、①+②+③+④=725点満点となります。
4、2段階選抜について
各校は学校の特色を重視した2段階の選抜を行うこともできます。2段階目の選抜を行う際に、調査書の評定と特記事項、学校設定検査について、それぞれ1段階目で算出した得点に係数を掛け、配点を変更できます。2段階選抜を行う場合、2段階目の選抜枠は募集人員の20%以下という条件があります。
令和7年度入試における各校の選抜・評価方法については、10月中旬以降で各校のホームページに掲載される予定です。発表され次第、「ペンギン入試レポート」等でもお知らせします。
5、私立併願校について
近い学力層の受験生が集まる入試では、少しの得点ミスにより合格が厳しくなる場合があります。また、入試当日の体調等によって、内申に余裕がある生徒でも実力が出し切れないこともあります。先に私立高校を受験することで入試当日の緊張感に慣れることができますし、公立入試前に私立高校の合格を得ておくことで気持ちに余裕を持って公立高校入試を迎えることができます。公立高校が第一志望であったとしても、必ず併願の私立高校を受験するようにしてください。
併願の私立高校は公立高校が不合格となった際には進学することになる高校です。まれに、公立高校合格発表後に「併願した私立高校に納得できないので、その高校への進学を取り止め、別の私立高校を受験したい」という生徒がいますが、この時期に募集を行っている私立高校はかなり限られることになります。そのようなことがないよう、必ず事前に学校説明会などに参加し、校風や教育方針等を見極めたうえで、3年間通いたいと思える高校を受験校とするようにしてください。
また、経済的な事情から私立高校への進学が難しく、公立高校のみを受験するというご家庭があります。入学金や学費等に関しては、国や県からの補助金(返還不要)を利用することで進学が可能な場合も少なくありません。経済的な事情により私立高校の受験を迷われている場合には、ご遠慮なくお通いの教室にご相談ください。
臨海セミナーの進路指導では、受験生一人ひとりにあった高校選びを、スタッフ一同が全力でサポートしてまいりますので、ご安心ください。