
2025年(令和7年)4月号_東京都立高校入試版
令和7年度入試はこう実施された!!
「ペンギン入試レポート4月号(東京都立高校入試版)」では、令和7年度東京都立高校入学者選抜結果についてお知らせします。志望校選びの参考にしてください。
「志望校合格」という15歳の大きな夢の実現に向けて、臨海セミナー職員一同、「わかるまで教える それが臨海」という方針のもと、精一杯の学習指導・進路指導にあたらせていただきます。
入試に関するご質問やご相談がございましたら、ご遠慮なく臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。
1、志望校調査結果について
東京都教育委員会は例年1月、前年の12月に実施した公立中学校3年生の志望校調査結果を公表しています。 令和6年12月に実施した志望校調査結果では、都立全日制・高専志望者の割合は58.72%、私立高校・国立高校・他県公立高校志願者は28.96%となり、私立高校を志望する割合が増加傾向にあることがうかがえます。令和6年度から東京都で高等学校等の授業料支援の所得制限が撤廃され、授業料の実質無償化が実現したことが私立高校志向を後押ししたと考えられます。
過去5年間の志望校調査結果 (単位 %)

※四捨五入の処理により、合計が必ずしも100にならない場合があります。
2、募集人員について
令和7年度入試では全日制の課程で全体として320名の募集人員減となりました。令和7年度入試で募集人員に変更があったのは次の学校です。
学校新設による募集人員の変更
立川緑 〔総合〕 180名 |
学科新設による募集人員の変更があった学校

募集人員を増やした学校(すべて普通科40名増)
竹早 広尾 府中 |
募集人員を減らした学校(すべて普通科40名減)
城東 東 駒場 大森 竹台 大山 足立 松が谷 小平 狛江 羽村 |
3、推薦入試の選抜について
推薦入試の選抜では、調査書、個人面接(集団討論を実施する学校は集団討論を含む)の結果、各校が選択した検査(小論文または作文、実技検査、学校が設定した検査)の結果を各校が定めた基準にしたがって点数化して行い、原則、その得点を合計した「総合成績」が上位の者から合格となります。令和7年度の推薦入試で各校が実施した検査は下記の通りです。
令和7年度の推薦入試で各校が実施した検査(小論文・作文・実技検査)

※( )内は学科・コース、校名のみは普通科。
※駒場(保健体育)・立川(創造理数)・科学技術(創造理数)は複数検査を実施。
※学校設定検査を実施する学校は科学技術(創造理数)・立川(創造理数)のみ。
※複数の学科を設置する学校のうち、学科ごとに検査内容が異なる場合は、それぞれの学科を1校として計上。
なお、令和4年度・令和5年度は新型コロナウイルス感染症対策により、集団討論を中止しましたが、令和6年度以降は必要と判断した高校のみ実施しています。令和7年度入試で集団討論を実施した学校は下記のとおりです。
令和7年度の推薦入試で集団討論を実施した全日制高校
日比谷、深沢、西、鷺宮、竹早、北園、篠崎、東大和南、東久留米総合〔総合〕、調布南、永山 |
※( )内は学科・コース、校名のみは普通科。
4、推薦入試状況について
都立全日制167校中162校が推薦入試を実施しました。実施しなかったのは、八丈を除く島しょの5校です。令和7年度の全日制募集人員は9,407名、受験者数は21,404名で、受験倍率は2.28倍でした。学科別に受験倍率をみると、普通科(コース、単位制含む)で2.59倍(昨年度2.86倍)、総合学科で2.22倍(同2.28倍)、専門学科で1.51倍(同1.55倍)となりました。
推薦入試 過去5年間の入試状況(全日制)

5、第一次募集・分割前期募集の選抜について
第一次募集・分割前期募集の選抜は原則、学力検査の得点と調査書点・ESAT-J評価を合計した「総合得点」の高い順に合格となります。ただし、学校により面接や実技検査等を実施した場合は、その得点を加えた「総合成績」により合格者を決定します。令和7年度入試で、独自の検査を行った学校や学力検査の傾斜配点を行った学校は下記の表の通りです。
令和7年度の一般入試で独自の検査・選抜方式を採用した全日制高校(エンカレッジスクール除く)

※学力検査は国語・数学・英語の3教科を実施。
6、第一次募集・分割前期募集状況について
令和7年度の第一次募集・分割前期募集の募集人員は全日制の課程では30,078名、昨年度より265名減となりました。最終応募者数は38,718名で応募倍率は1.29倍(昨年度1.38倍)、受験者数は35,877名で受験倍率は1.20倍(同1.29倍)となりました。また、不受験人員は2,714名でした。
全日制第一次募集・分割前期募集受検状況

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