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2024年(令和6年)11月号_神奈川県公立高校入試版

公開日:2024年11月06日

 「ペンギン入試レポート11月号(神奈川県公立高校入試版)」では、神奈川県公立高校入試について、県教育委員会から発表されているQ&Aを取りまとめました。ぜひ、ご確認いただき、お役立てください。

 臨海セミナーでは、今後も受験生の入試に関する意識を高めるよう、迅速で正確な入試情報提供に努めてまいります。また、定期テスト対策・入試対策を入念におこない、合格をつかむために欠かせない確実な得点力を身につけられるよう、懸命に学習指導にあたってまいります。志望校合格という15歳の大きな夢の実現に向けて、講師一同、通常授業・進路指導・入試対策を含め、精いっぱいの指導をさせていただきます。

 入試に関するご質問・ご相談がございましたら、臨海セミナーの各教室まで遠慮なくお問い合わせください。

Q1:令和7年度入学者選抜の日程を教えてください。

募集期間※1【志願情報申請期間】
令和7年1月23(木)~29日(水)
【中学校長承認期間】
令和7年1月23日(木)~30日(木)
志願変更期間【志願変更情報申請期間】
令和7年2月4日(火)~6日(木)
【中学校長承認期間】
令和7年2月4日(火)~7日(金)
※連携型中高一貫教育校連携募集は除く
学力検査等の期日令和7年2月14日(金)
特色選抜及び面接の期日令和7年2月14日(金)、17日(月)及び18日(火)
※連携型中高一貫教育校連携募集は2月17日(月)のみ
※インクルーシブ教育実践推進校特別募集においては、2月17日(月)及び18日(火)のうち、当該高等学校長の定めた期日
追検査の期日令和7年2月20日(木)
合格者の発表令和7年2月28日(金)

※1 インターネット出願を実施

Q2:神奈川県の公立高等学校の全日制の課程に志願するにはどのような条件があるのですか?

 平成22年4月1日以前に出生し、令和7年3月31日までに中学校を卒業または卒業見込みの人(これに準ずると認められた人を含む。)で、かつ、志願者とその保護者が神奈川県内に住んでいる場合(令和7年4月1日までに神奈川県内に志願者とその保護者が転居見込み等で神奈川県教育委員会教育長の承認を受けた場合を含む。)に志願できます。

Q3: 神奈川県内に住んでいれば、どの公立高等学校へも志願できるのですか?

 県立の高等学校と横須賀市立の高等学校には学区はなく、県内のどこからでも志願できます。横浜市立および川崎市立の高等学校については、原則としてそれぞれの市内を学区とします。

 ただし、横浜市立の高等学校においては、横浜商業高等学校(別科を含む全学科)、戸塚高等学校単位制普通科音楽コース(全日制)、横浜サイエンスフロンティア高等学校および戸塚高等学校(定時制)は学区がありません。川崎市立の高等学校においては、全日制・定時制とも専門学科の高等学校は学区がありません。また、横浜市立および川崎市立の高等学校の特別募集においても学区はありません。

 なお、学区がある高等学校においても、学区外から入学できる人数の制限はありますが、学区外からの志願も可能です。

Q4:「共通選抜」とは、どのような選抜ですか?

 すべての公立高等学校のすべての課程で実施する選抜です。学力検査(原則、全日制では5教科、定時制では3教科)を「共通の検査」として実施します。また、「特色検査」を実施する高等学校があります。

 実施したすべての検査の結果と調査書の学習の記録(評定・評価)を資料とし、各校がそれぞれの取り扱い比率を設定し、算出した数値により選考します。

 なお、クリエイティブスクールと通信制の課程では学力検査は実施せず、クリエイティブスクールでは特色検査(面接)を、通信制の課程では作文を「共通の検査」として実施し、調査書とあわせて総合的に選考します。

 全日制と夜間以外の定時制の課程では募集定員のすべてを募集し、夜間の定時制と通信制の課程では募集定員の80%を募集します。

Q5:「定通分割選抜」とは、どのような選抜ですか?

 共通選抜の後に夜間の定時制と通信制の課程で実施する選抜です。定時制の課程は、共通選抜と同様、学力検査(3教科(英国数))を実施し、特色検査を実施する場合もあります。実施したすべての検査の結果と調査書の学習の記録(評定)を資料とし、各校が設定した比率により算出した数値を用いて選考します。通信制の課程は、作文を実施し、調査書とあわせて総合的に選考します。

 なお、募集人員は募集定員から共通選抜の募集人員を差し引いた人員ですが、共通選抜の募集人員を満たしていない場合は、その人員も加えて募集します。

 また、定通分割選抜において、定時制と通信制の課程を同時に志願することはできません。

Q6:共通選抜の募集期間内に、志願情報申請期間と中学校長承認期間がありますが、志願者はいつまでに手続をする必要がありますか?

 志願情報申請期間の1月23日(木)から1月29日(水)正午までに、志願情報申請および受検料納付の手続を完了させてください。

 なお、受検料納付が完了していないと、中学校長承認ができません。志願情報申請後は、速やかに受検料を納付してください。

Q7:学力検査はすべての学校で同じ問題ですか?

 全日制の課程と定時制の課程では異なる問題で実施します。全日制では、5教科ともすべての学校が同じ問題で実施します。また、海外帰国生徒特別募集、在県 外国人等特別募集、中途退学者募集および別科で実施する3教科(英国数)については、共通選抜と同じ問題で実施します。(在県外国人等特別募集の問題にはルビが付きます。)

 定時制では、実施する3教科(英国数)について、すべての学校が同じ問題で実施します。また、在県 外国人等特別募集については、共通選抜と同じ問題で実施します。(在県外国人等特別募集の問題にはルビが付きます。)

Q8:学力検査の出題の範囲や内容はどうなっていますか?

 出題の範囲は、中学校学習指導要領に定める各教科の内容です。「知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」の資質・能力を把握します。

Q9:学力検査の各教科の満点や検査時間はどうなっていますか?

 共通選抜は、全日制・定時制とも、各教科の満点は100点、検査時間は50分です。なお、定通分割選抜では、各教科の満点は50点、検査時間は30分です。

Q10:「特色検査」とは、どのような検査ですか?

 スクール・ポリシーのうち、「入学者の受け入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)」に照らして、入学時に備えている必要のある資質・能力について、調査書や学力検査では測りとることが難しい総合的な資質・能力や特性等をみるために学校が実施することができる検査です。その結果は選考資料の一部として活用されます。

Q11:「特色検査」には、どのような検査がありますか?

 「実技検査」、「自己表現検査」、「面接」があり、次のような内容となります。

実技検査

 美術・デザイン系の学科におけるデッサン、体育系の学科におけるスポーツの実技、音楽系の学科・コースにおける楽器の演奏などが例として挙げられます。

自己表現検査

 与えられたテーマに基づくスピーチ、指定したテーマについてのグループ討論、中学校までの学習を教科横断的に活用して設問に対する答えや考えの記述などが例として挙げられます。

面接

 「入学希望の理由」を共通の観点とし、その他の観点は各校で定め、調査書と面接シート等を参考資料として実施します。なお、一部の学校で、共通の観点によらず、設置趣旨に基づいた観点を定める場合があります。

Q12:「追検査」とは、どのような検査ですか?

 追検査とは、次の<対象となる事由>により<対象となる検査>を受検できなかった志願者の中で、 追検査を希望する者を対象として実施する検査です。追検査を希望する場合は、在籍(卒業)中学校等 に状況を伝え、相談してください。

<対象となる事由>

  • 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ等の感染症に罹患した場合
  • 月経随伴症状等の体調不良等の本人に帰責されない身体・健康上の理由の場合
  • 自然災害や検査会場に向かう途中の事故・事件に巻き込まれた場合
  • 痴漢の被害にあった場合 等

<対象となる検査>

一般募集(共通選抜(クリエイティブスクールを除く。)
海外帰国生徒特別募集
在県外国人等特別募集
中途退学者募集
別科の募集
学力検査または
作文(定時制の課程において、作文をもって学力検査に代える場合に限る。)
一般募集(共通選抜(クリエイティブスクール))特色検査(面接)
連携型中高一貫教育校連携募集(県立光陵高等学校を除く。)
インクルーシブ教育実践推進校特別募集
面接

Q13:共通選抜の選考基準に「第1次選考」と「第2次選考」とありますが、それぞれの選考に対して学力検査を受けるのですか?

 2月中旬に実施する学力検査等を受け、その結果および調査書の結果(評価・評定)を用いて2段階の 選考により、合格者を決定します。第1次選考では、募集人員の90%まで、調査書の評定と実施した検査の結果をもとに選考します。第2次選考では、調査書の各教科における第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価と実施した検査の結果をもとに選考します。

Q14:「調査書」とは、どのようなものですか?

 中学校が作成する書類で、学習の記録と中学校での活動等の記録が記載されています。学習の記録の欄に記載されている2、3年生の「評定」と3年生の「主体的に学習に取り組む態度」の「評価」については、選考の際に資料として使用します。諸活動の記録や所見欄等に記載されている内容については、一般募集における特色検査(面接)や特別募集における面接の際の参考資料とします。

Q15:第2希望まで志願できるのは、どのようなときですか?

 農業、工業、商業および水産に関する学科を置く高等学校の専門学科を志願するとき、同じ高等学校に設置された同じ課程の別の学科を第2希望として志願できます。(ただし、同じ『○○に関する学科』の中の学科に限る。)

 また、横浜市立戸塚高等学校において、同じ学科の別のコースを第2希望として志願できます。横浜市立横浜商業高等学校の別科も同様に第2希望の志願ができます。

 県立横浜明朋高等学校と県立相模向陽館高等学校、横浜市立横浜総合高等学校の定時制の課程では、同じ学科の別の部を第2希望として志願できます。県立横浜明朋高等学校および県立相模向陽館高等学校の在県外国人等特別募集においても、同じ学科の別の部を第2希望として志願できます。県立横浜国際高等学校において、国際科(国際バカロレアコースを除く。)および国際科国際バカロレアコースのそれぞれについて他のコース等を第2希望として志願できます。

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