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2025年(令和7年)11月号_神奈川公立高校入試版

公開日:2025年11月01日

 「ペンギン入試レポート11月号(神奈川県公立高校入試版)」では、神奈川県公立高校入試について、県教育委員会から発表されているQ&Aを取りまとめました。ぜひ、ご確認いただき、お役立てください。

 臨海セミナーでは、今後も受験生の入試に関する意識を高めるよう、迅速で正確な入試情報提供に努めてまいります。また、定期テスト対策・入試対策を入念におこない、合格をつかむために欠かせない確実な得点力を身につけられるよう、懸命に学習指導にあたってまいります。志望校合格という15歳の大きな夢の実現に向けて、講師一同、通常授業・進路指導・入試対策を含め、精一杯の指導をさせていただきます。

 入試に関するご質問・ご相談がございましたら、臨海セミナーの各教室まで遠慮なくお問い合わせください。

Q1:令和8年度入学者選抜の日程を教えてください。

募集期期間
※インターネット出願を実施
【志願情報申請期間】
令和8年1月23(金)~29日(木)
【中学校長承認期間】
令和8年1月23日(金)~30日(金)
志願変更期間【志願変更情報申請期間】
令和8年2月4日(水)~6日(金)
【中学校長承認期間】
令和8年2月4日(水)~9日(月)
※連携型中高一貫教育校連携募集は除く
学力検査等の期日令和8年2月17日(火)
特色選抜及び面接の期日令和8年2月17日(火)、18日(水)及び19日(木)
※連携型中高一貫教育校連携募集は2月18日(水)のみ
※インクルーシブ教育実践推進校特別募集においては、2月18日(水)及び19日(木)のうち、当該高等学校長の定めた期日
追検査の期日令和8年2月24日(火)
合格者の発表令和8年2月27日(金)

Q2:神奈川県の公立高等学校の全日制の課程に志願するにはどのような条件があるのですか?

 平成23年4月1日以前に出生し、令和8年3月31日までに中学校を卒業または卒業見込みの人(これに準ずると認められた人を含む。)で、かつ、志願者とその保護者が神奈川県内に住んでいる場合(令和8年4月1日までに神奈川県内に志願者とその保護者が転居見込み等で神奈川県教育委員会教育長の承認を受けた場合を含む。)に志願できます。

Q3: 神奈川県内に住んでいれば、どの公立高等学校へも志願できるのですか?

 県立の高等学校と横須賀市立の高等学校には通学区域(以下「学区」といいます。)はなく、県内のどこからでも志願できます。横浜市立および川崎市立の高等学校への志願に際しては、横浜市立高等学校通学区域規則および川崎市立高等学校の通学区域に関する規則(以下「各通学区域規則」といいます。)によって、次表のように学区を設けている学校があります。学区外からの志願も可能ですが、学区外から志願する際には、入学を許可される人数の制約があります。

Q4:横浜市立の高等学校と川崎市立の高等学校には学区がありますが、インターネット出願システムで志願手続きをする際、学区についてどのような入力をしますか?

 志願先の高等学校として、横浜市立および川崎市立の高等学校を選択すると、通学区域規則上の区分を選択する項目が出てきます。次の第3、4、5条の中から、該当する区分を選択してください。

 第3条・・・【学区内から志願】する場合の区分です。

 第4条・・・【学区外から志願】する場合の区分です。

 第5条・・・【学区外から身体の状況を理由として志願する人が、志願先の高等学校長の許可を得て志願】する場合の区分です。

Q5:「共通選抜」とは、どのような選抜ですか?

 すべての公立高等学校のすべての課程で実施する選抜です。学力検査を「共通の検査」として実施します。また、「特色検査」を実施する高等学校があります。実施したすべての検査の結果と調査書の学習の記録(評定・評価)を資料とし、各校がそれぞれの取り扱い比率を設定し、算出した数値により選考します。

 なお、クリエイティブスクールと通信制の課程では学力検査は実施せず、クリエイティブスクールでは特色検査(面接)を、通信制の課程では作文を「共通の検査」として実施し、調査書と併せて総合的に選考します。

 全日制と夜間以外の定時制の課程では募集定員のすべてを募集し、夜間の定時制と通信制の課程では募集定員の80%を募集します。

Q6:「定通分割選抜」とは、どのような選抜ですか?

 共通選抜の後に夜間の定時制と通信制の課程で実施する選抜です。定時制の課程は、共通選抜と同様、学力検査を実施し、特色検査を実施する場合もあります。実施したすべての検査の結果と調査書の学習の記録(評定)を資料とし、

 各校が設定した比率により算出した数値を用いて選考します。通信制の課程は、作文を実施し、調査書と併せて総合的に選考します。

 なお、募集人員は募集定員から共通選抜の募集人員を差し引いた人員ですが、共通選抜の募集人員を満たしていない場合は、その人員も加えて募集します。また、定通分割選抜において、定時制と通信制の課程を同時に志願することはできません。

Q7:共通選抜の募集期間内に、志願情報申請期間と中学校長承認期間がありますが、志願者はいつまでに手続をする必要がありますか?

 志願情報申請期間の1月23日(金)午前9時から1月29日(木)正午までに、志願情報申請および受検料納付の手続を完了させてください。

 なお、受検料納付が完了していないと、中学校長承認ができません。志願情報申請後は、速やかに受検料を納付して ください。

Q8:学力検査はすべての学校で同じ問題ですか?

 全日制の課程と定時制の課程では異なる問題で実施します。全日制では、5教科ともすべての学校が同じ問題で実施します。また、海外帰国生徒特別募集、在県外国人等特別募集、中途退学者募集および別科で実施する3教科(英国数)については、共通選抜と同じ問題で実施します。(在県外国人等特別募集の問題にはルビが付きます。)

 定時制では、実施する3教科(英国数)について、すべての学校が同じ問題で実施します。また、在県外国人等特別募集については、共通選抜と同じ問題で実施します。(在県外国人等特別募集の問題にはルビが付きます。)

Q9:出題の範囲や内容はどうなっていますか?

 出題の範囲は、中学校学習指導要領に定める各教科の内容です。「知識及び技能」と「思考力、判断力、表現力等」の資質・能力を把握します。

Q10:各教科の満点や検査時間はどうなっていますか?

 共通選抜は、全日制・定時制とも、各教科の満点は100点、検査時間は50分です。なお、定通分割選抜では、各教科の満点は50点、検査時間は30分です。

Q11:「特色検査」とは、どのような検査ですか?

 スクール・ポリシーのうち、「入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)」に照らして、入学時に備えている必要のある資質・能力について、調査書や学力検査では測りとることが難しい総合的な資質・能力や特性等をみるために学校が実施することができる検査です。その結果は選考資料の一部として活用されます。

Q12:「特色検査」には、どのような検査がありますか?

 「実技検査」、「自己表現検査」、「面接」があり、次のような内容となります。

実技検査

 美術・デザイン系の学科におけるデッサン、体育系の学科におけるスポーツの実技、音楽系の学科・コースにおける楽器の演奏などが例として挙げられます。

自己表現検査

 与えられたテーマに基づくスピーチ、指定したテーマについてのグループ討論、中学校までの学習を教科横断的に活用して設問に対する答えや考えの記述などが例として挙げられます。

面接

 「入学希望の理由」を共通の観点とし、その他の観点は各校で定め、調査書と面接シート等を参考資料として実施します。一部の学校で、共通の観点によらず、設置趣旨に基づいた観点を定める場合があります。

Q13:共通選抜の選考基準に「第1次選考」と「第2次選考」とありますが、それぞれの選考に対して学力検査を受けるのですか?

 2月中旬に実施する学力検査等を受け、その結果および調査書の結果(評価・評定)を用いて2段階の選考により、合格者を決定します。第1次選考では、募集人員の90%まで、調査書の評定と実施した検査の結果をもとに選考します。第2次選考では、調査書の各教科における第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価と実施した検査の結果をもとに選考します。

Q14:「調査書」とは、どのようなものですか?

 中学校が作成する書類で、学習の記録と中学校での活動等の記録が記載されています。学習の記録の欄に記載されている2、3年生の「評定」と3年生の「主体的に学習に取り組む態度」の「評価」については、選考の際に資料として使用します。諸活動の記録や所見欄等に記載されている内容については、一般募集における特色検査(面接)や特別募集における面接の際の参考資料とします。

Q15:「追検査」とは、どのような検査ですか?

 追検査とは、次の<対象となる事由>により<対象となる検査>を受検できなかった志願者の中で、追検査を希望する者を対象として実施する検査です。追検査を希望する場合は、在籍(卒業)中学校等に状況を伝え、相談してください。

<対象となる事由>

  • 新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ等の感染症に罹患した場合
  • 月経随伴症状等の体調不良等の本人に帰責されない身体・健康上の理由の場合
  • 自然災害や検査会場に向かう途中の事故・事件に巻き込まれた場合
  • 痴漢の被害にあった場合 等

<対象となる検査>

Q16:第2希望まで志願できるのは、どのようなときですか?

 農業、工業、商業および水産に関する学科を置く高等学校の専門学科を志願するとき、同じ高等学校に設置された同じ課程の別の学科を第2希望として志願できます。(ただし、同じ『○○に関する学科』の中の学科に限る。)県立磯子工業高等学校の在県外国人等特別募集も同様に、同じ『工業に関する学科』の別の学科を第2希望として志願できます。

 横浜市立戸塚高等学校において、同じ学科の別のコースを第2希望として志願できます。横浜市立横浜商業高等学校の別科も同様に、第2希望の志願ができます。

 県立横浜明朋高等学校と県立相模向陽館高等学校、横浜市立横浜総合高等学校の定時制の課程では、同じ学科の他の部を第2希望として志願できます。県立横浜明朋高等学校および県立相模向陽館高等学校の在県外国人等特別募集においても同様に、同じ学科の他の部を第2希望として志願できます。 県立横浜国際高等学校において、国際科(国際バカロレアコースを除く。)および国際科国際バカロレアコースのそれぞれについて他のコース等を第2希望として志願できます。海外帰国生徒特別募集も同様に、他のコース等を第2希望として志願できます。

Q17:受検にあたって特別な事情がある人(日本語を母語としない人、障害等のある人、長期間欠席した人など)への配慮はありますか?

 日本語を母語としていない人や障害等により通常の受検が困難な人は、受検方法について申請することができます。また、病気など特別な理由で中学校を長期間欠席した人は、選抜方法の取扱いについて申請することができます。

 いずれの場合も、申請できる内容や申請するための条件があります。中学校の先生等とよく相談して申請内容について確認してください。

Q18:様々な事情により、調査書に評価・評定の記載がない場合、どのように選考されますか?

 調査書に観点別学習状況の評価や評定の記載がなく、選考に用いる資料が整わない場合(海外現地校出身等で、調査書の提出ができない場合を含む。)、資料の整わない者の選考対象者となります。

 資料の整わない者の選考は、第1次選考の後に行われ、参考にできる資料を用いて適切に選考されます。また、第2次選考でも、観点別学習状況の評価を欠く者については、参考にできる資料を用いて適切に選考されます。選考方法の異なる募集、高等学校においても、資料の整わない者として適切に選考されます。

 なお、一部の教科であっても、調査書に記載されている評価・評定は、選考の資料として活用されます。調査書の記載内容については、在籍校に確認してください。

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