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2024年(令和6年)4月号_東京都立高校入試版
令和6年度入試はこう実施された!
「ペンギン入試レポート4月号(東京都立高校入試版)」では、令和6年度東京都立高校入学者選抜結果についてお知らせします。志望校選びの参考にしてください。
「志望校合格」という15歳の大きな夢の実現に向けて、臨海セミナー職員一同、「わかるまで教える それが臨海」という方針のもと、精一杯の学習指導・進路指導にあたらせていただきます。
入試に関するご質問やご相談がございましたら、ご遠慮なく臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。
1、志望校調査結果について
東京都教育委員会は例年1月、前年の12月に実施した公立中学校3年生の志望校調査結果を公表しています。令和6年度入試の志望校調査結果を見ると、都立全日制・高専志望者の割合は63.29%、私立高校・国立高校・他県公立高校志願者は24.64%と依然として都立高校進学志向が高いことがうかがえます。
過去5年間の志望校調査結果 (単位 %)
※四捨五入の処理により、合計が必ずしも100にならない場合があります。
2、募集人員について
令和6年度入試では全日制の課程で全体として395名の募集人員減となりました。令和6年度入試で募集人員に変更があったのは次の学校です。
■学科新設による募集人員の変更があった学校
■募集人員を増やした学校(すべて普通科40名増)
■募集人員を減らした学校(すべて普通科40名減)
3、令和6年度入試の変更点について
(1)男女別定員の撤廃
令和6年度入試から、全日制普通科(単位制及びコース制を除く)のすべての学校(108校)で、男女別定員制を撤廃し、男女合同で定めた募集人員で選抜することとなりました。
(2)新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行を踏まえた主な変更
①推薦入試における検査方法等
・コロナ禍において、感染拡大を防止する観点から中止していた集団討論は、必要と判断した学校で実施することとなりました。令和6年度の推薦入試で集団討論を実施した学校は下記のとおりです。
・文化・スポーツ等特別推薦では、受験者同士の接触を伴う検査を可能としました。
②追々検査の廃止等
・新型コロナウイルス感染症への感染が疑われる者等への対応として、令和4年度入試・令和5年度入試において実施した「追々検査」は実施しないこととなりました。
(3)出願手続(入学願書等提出方法)
・令和5年度入試から全校で実施したインターネットを活用した出願を、海外帰国生徒対象4月入学生徒の選抜においても実施することとなりました。
・インターネットを活用して受験者自身が選抜の結果を照会できる合否照会サイトを、推薦に基づく選抜、第一次・分割前期募集のほか、分割後期・第二次募集、海外帰国生徒対象の選抜、引揚生徒対象の選抜、在京外国人生徒対象の選抜、国際高校バカロレアコースの選抜に対応できるよう拡充しました。
(4)選抜実施方法等の変更
令和6年度入試で選抜方法等を変更した学校は次のとおりです。
4、推薦入試総括
都立全日制167校中162校が推薦入試を実施しました。実施しなかったのは、八丈を除く島しょの5校です。令和6年度の全日制募集人員は9,445名、受験者数は23,349名で、受験倍率は2.47倍でした。学科別に受験倍率をみると、普通科(コース、単位制含む)で2.86倍(昨年度2.86倍)、総合学科で2.28倍(同2.19倍)、専門学科で1.55倍(同1.54倍)となりました。
推薦入試 過去5年間の入試状況(全日制)
5、第一次募集・分割前期募集総括
令和6年度の第一次募集・分割前期募集の募集人員は全日制の課程では30,343名、昨年度より482名減となりました。最終応募者数は42,017名で応募倍率は1.38倍(昨年度1.37倍)、受験者数は39,054名で受験倍率は1.29倍(同1.29倍)となりました。また、不受験人員は2,831名でした。
全日制第一次募集・分割前期募集受験状況 (単位:名)