授業料・実績・面倒見で全国No.1の地域貢献を目指します。
2024年(令和6年)4月号_埼玉県私立高校入試版
令和6年度入試はこう実施された!!
「ペンギン入試レポート4月号(埼玉県私立高校入試版)」では、令和6年度埼玉県・東京都私立高校入試の結果についてお知らせします。ぜひ、ご一読いただきお役立てください。
高校入試で合格を勝ち取ることができるように、臨海セミナー職員一同、できる限りの応援をさせていただきます。入試に関するご相談などがございましたら、臨海セミナーの各教室までお問い合わせください。
1、令和6年度私立高校入試の実施状況
<埼玉県>
令和6年度埼玉県私立高校入試では全日制の課程47校で生徒募集を実施しました。募集人員は14,618名(昨年度+79名)でした。
(1)応募状況
埼玉県学事課は、令和6年1月11日15:00時点での県内全日制私立高校応募状況を発表しました。この中間報告によると、応募者数はのべ57,587名と昨年同時期と比べ、1,971名減少しました。
(2)入試日程
埼玉県の私立高校入試は1月22日より開始し、多くが1月中に試験を終えます。ほとんどの学校で2~3回の試験日を設定しており、単願・併願などの受験区分によって日程が異なります。令和6年度入試で2月以降の入試日を設定した学校は下記のとおりです。
令和6年度入試において2月以降の入試日を設定した学校
(3)受験区分と入試状況
埼玉県の私立高校では「単願」と「併願」に分けて入試を行っています。単願は受験する私立高校を第1志望とし、合格したら必ずその高校に入学することを条件としています。併願は他校を第1志望とし、第2志望以降で受験する形態です。
●推薦入試
令和6年度入試では全日制の課程47校中28校で推薦入試が実施されました。単願・併願それぞれに「学校推薦」と「自己推薦」を行う学校が多くみられました。学校推薦は、各私立高校が設定する内申基準をクリアしていて、中学校長からの推薦がある場合に受験が可能です。自己推薦は中学校長からの推薦は不要ですが、高校によっては自己推薦書の提出が必要になる場合があります。自己推薦においても、ほとんどの高校で模擬試験の偏差値などをもとに基準を設定しており、9月以降の生徒・保護者との個別相談で合格の可能性をアドバイスしています。
一方、内申基準はあくまでも出願資格であり、基準を満たして出願してきた受験生の中で、更に選抜を行う高校もあります。令和6年度の推薦入試で内申基準が出願資格となった学校は、慶應義塾志木、早稲田大学本庄高等学院、立教新座の3校です。
●一般入試
令和6年度入試では全日制の課程47校中43校で一般入試が実施されました。推薦入試同様、ほとんどの学校で中学校の内申や模擬試験の偏差値などをもとに基準を設定しており、生徒・保護者は学校の個別相談会に参加をすることで、合格の可能性について高校の先生に相談することができます。
一方で、一部の私立高校ではこうした事前の相談を実施せず、当日実施した試験の結果のみで選抜を行っています。令和6年度の一般入試で入学相談を実施しなかった学校は慶應義塾志木、早稲田大学本庄高等学院、立教新座、東邦音楽大学附属東邦第二、武蔵野音楽大学附属の5校です。
<東京都>
東京の私立高校では、推薦入試は1月22日、一般入試は2月10日から実施されます。令和6年度の私立高校入試(全日制の課程)では、181校が生徒募集を実施しました。募集人員は36,821名(昨年度-150名)となりました。
●推薦入試
推薦入試を実施するほとんどの学校が1月22日に試験を行いました。推薦入試には、単願推薦と併願推薦の2種類があります。単願推薦は第1志望者対象の入試で、併願推薦は他の公立・私立高校との併願が可能です。併願推薦は東京と神奈川の生徒は受験できません。単願推薦は、ほとんどの学校で事前の入学相談が行われ、内申等の基準を満たしていれば、不合格となる可能性はそれほどありません。
一方で、内申等の基準はあくまでも出願に必要な資格であり、出願資格を満たす受験生の中でさらに選抜が行われる学校もあります。令和6年度の推薦入試で基準が出願資格となった学校は下記の通りです。
令和6年度推薦入試で基準が出願資格となった学校
※上記以外では国立音楽大学附属の推薦入試のうち、演奏・創作型演奏Ⅱと総合音楽型は入学相談を実施したが、演奏・創作型演奏Ⅰは面接と専攻実技・選択実技で選抜。
尚、東京都の私立高校で推薦入試を行わなかった学校は下記の通りです。
令和6年度推薦入試を実施しなかった学校
●一般入試
多くの学校が複数の入試日程を設定しているものの、入試日は初日の2月10日に集中しており、ほとんどの学校で2月13日までに入試を終了しました。一般入試でも、推薦同様、ほとんどの学校で入学相談が行われ、内申等の基準を満たしていれば大きく心配のある入試ではありません。
ただし、一部の学校では基準を満たしている場合に入試得点に加点するという制度を採用しており、加点を利用しても合格点にとどかない場合には不合格となってしまう可能性があるため、注意が必要です。令和6年度入試で内申基準により入試得点に加点を行った学校は下記の通りです。
令和6年度一般入試の併願で基準により入試得点に加点を行った学校
2、令和6年度私立高校入試の変更点
令和6年度私立高校入試における主な変更点は下記のとおりです。
<埼玉県>
■入試日の変更を行った学校
■学科の改編等を行った学校
■募集人員・形態の変更を行った学校
<東京都>
学科の改編等を行った学校
入試日の変更を行った学校