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東大プロジェクトの講師陣からの
メッセージです!!

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共通テスト後の約1ヶ月の「詰め」で
君は勝つことができます。必ず。

その「詰め」とは

  • 生命維持活動以外すべてを学習時間にすること。
  • 何が何でも、絶対にあきらめない、という強い気持ちと信念をもつこと。
  • 自分では気付きにくい答案の“クセ”を第三者にチェックしてもらうこと。
  • 制限時間内に最高のパフォーマンスをするための実戦的な、本試験に沿った訓練を重ねること。

…などのことであり、まだまだスコアを伸ばすことができます。現役、既卒は関係ありません。

最初の2つは、君自身の意志、気持ちで成し遂げられます。
あとの2つは、自分だけではやりづらいので臨海セミナー東大プロジェクトがサポートします。

  • 英語 担当講師: 土田 秀彦

    復習という「守り」と初見の問題にチャレンジするという「攻め」の両方の姿勢で。

    守り

    題材: これまで解いてきた東大入試の過去問(要約、英文挿入、和訳、総合問題) / 東大テストゼミ問題

    見直しのポイントは3点。
    • a) ボキャブラリー:知らなかった表現は1つ1つ丁寧に覚えなおします。(英語-日本語訳を覚えるまで何度も唱える。書くのではなく。)
    • b) 構造:英文構造が取れなかった箇所、なんとなく読んでいた箇所をゼロにします。
    • c) 論理:間違えた問題・減点箇所には必ず原因があります。どこを根拠にして解答につながるのか、その思考プロセス、論理を1題1題丁寧に確認します。論理を図式化するのもおすすめです。これをやると、自分の解き方の曖昧さ、クセ、が露呈されて、論理的な思考を磨けます。大変な作業ですが、これが一番利きます。
    ※a)~c)を確認したら必ず、内容を確認しながら音読して仕上げる。

    題材: これまで解いてきた東大入試の過去問(英作文、リスニング) / 東大テストゼミ問題

    リスニング

    スクリプトを「見ないで」、シャドーウィング(音声と同時に言ってみること)をします。
    同時に言える箇所=聞き取れているところ、
    いえない箇所=聞き取れていいないところ、です。
    聞き取れていない場合にスクリプトで確認し、そこに下線を引いておきます。そしてスクリプトを閉じ、もう一度その箇所に戻って音声を流します。今度は聞き取れるはずです。

    これを英文のラストまで続けます。同時に、設問の間違っていた箇所の原因を追究します。最後にもう一度シャドーウィングしつつ全体を流します。

    自由英作文

    ●すでに作成した論理のフレーム(主張-根拠 [因果関係] / 一般-具体 / 対比)を確認。(作成していない場合は改めて作ろう。)
    ●表現ですが、書きながら「こういう風に書きたかったけれど表現が浮かばなかった」というものもあると思います。これは復習時において、表現ネタ帳としてノートにとっておくことをおススメします。

    攻め

    題材: まだ解いていない東大入試過去問、市販の東大模試を編集した予想問題(やれる限り多くの題材)、共通テスト後に実施される東大テストゼミ問題

    • a) 時間が許すなら、本試験同様に、"一人テストゼミ" を120分で実施。(リスニングも開始45分後に流す)
    • b) 解きながら、読めなかったところ、曖昧なところ、分からない・自信のない問題はマーキングしておこう。
    • c) 解き終えたら、①のa)~c)の方法で、解きながらマーキングした不明なポイントを、1つ1つクリアにする。

    120分フルで時間が取れない場合は、要約だけ、和訳だけ...のように設問形式別に問題を選び、制限時間を設けて、解くというのもおすすめです。
    和訳だったら3本で15分以内を目安に。要約だったら13分以内を目安に。方法は同じです。

  • 英語 担当講師: 岡本 元司

    以下の点は、普段添削をしながら思うことです。この部分を意識して残りの期間、学習をしてください。

    自由英作文

    • 単純な間違いがまだまだ多い。普段から必ず見直しをする習慣をつける。正誤問題を解くつもりで、 自分の英文をじっくり読み、辞書を引いて確認すること。<単複の一致>、<時制>、<語法>、<単数か複数か> この辺は、必ず確認すること。普段から意識することで、間違いも減るし、間違いに気がつきやすくなる。
    • 模試や試験形式の練習でも、必ず1分でいいから見直しをする。英語の試験なので、まずは英語の間違いを一つでも減らすこと。
    • どんな文を書いたらいいのかがなかなか思いつかない人は、様々な解答例をよく読んで、それをフォーマットとして、自分の英文を書いてみよう。まずは様々な状況に利用できる基本的なパターンを身に付けること。

    和訳

    • やはり語彙レベルの間違いが多い。特に多義語。文章中で自分が知っているのと違う意味で単語が使われている場合は、後で必ず調べてまとめておくこと。(和訳問題以外でも)
    • 意味を知らない単語、あいまいな単語、いつもと違う意味で使われている単語がある場合には、前後の文もしっかり読んで、その文の内容を俯瞰的に考えてみよう。意味の通らない文、内容がちぐはぐな文が和訳の答えになることはありません。
    • 第三者が読んでも、きちんと通じる文を書くこと。多少のぎこちなさはかまわないが、日本語としてまったく使わない表現ではだめ。元の英文を知らない第三者が自分の文を読んで理解できるかどうか考えてみよう。
  • 理系数学 担当講師:小野寺 洋介

    本番で90点以上の高得点を目指している方へ

    東大の過去問でCレベル以上(特に整数・複素数平面・数Ⅲの重い積分計算など)を解くことはもちろんのこと、他大の過去問も解くこともお勧めします。東工大(特に1990年代は難易度が高め)・東京医科歯科大などがいいでしょう。
    *東大以外の問題であっても、問題と解答を添付していただければ添削をしますので、 是非ご利用ください。

    本番で70点ぐらいを目指している方へ

    共通テスト対策でなまってしまった2次学力を戻すことから始めるべきです。数Ⅲの求積問題・複素数平面・極限計算は大丈夫ですか?

    テストゼミの問題でA~Bレベルを7割ぐらい獲得できれば到達できますので、まずは感覚を取り戻し、典型問題の再確認に時間を費やしてください。

    本番で60点をなんとか目指したい方へ

    東大頻出単元の確認から始めてください。通過領域 / 数学的帰納法(2つ仮定するタイプが特に狙われます。)/ 確率漸化式 / 体積計算 は大丈夫でしょうか。

    東大テストゼミでも何回も問いていますので、共通テスト後に改めて解法を確認してください。場合によっては、取り組みやすい早慶の過去問を解くことも有効です。

  • 文系数学 担当講師:関根 聡

    数学が得意・数学で稼ぎたい人(目標点60点以上)

    東大テストゼミ・直近5年位の過去問でやっていないものがあればやりましょう。余裕があれば過去問はもっと古いものも是非やりましょう。解いた問題全て(間違えたもの・分からなかったものは特に)模範解答をじっくり読み、使っている知識・解法を完璧に理解するとともに、落とした所の原因を徹底的に分析してください。できれば、落とした問題を日を改めて再度やってみましょう。また、もし苦手意識のある分野があれば、その分野を基礎から確認し、弱点分野をなくしておきましょう。

    数学がそこまで苦手でない人(目標点50点前後)

    東大テストゼミ・直近5年位の過去問でやっていないものがあればやりましょう。余裕があれば過去問はもっと古いものも是非やりましょう。特に、C・Dレベルの問題より、A・Bレベルの問題をしっかりやってください。解いた問題全て(間違えたもの・分からなかったものは特に)模範解答をじっくり読み、使っている知識・解法が根本からちゃんと理解できているかを再度確認してください。怪しいところや不安なところがあれば、必ず解決しておきましょう。分野としては、2次関数・図形と方程式・微分法と積分法・場合の数と確率・数列・整数の性質・ベクトル は苦手意識をなくしておきましょう。特に、グラフ・図形的な視点と方程式的な視点を自在に切り替えて、言い換えられるかが重要になります。

    数学が苦手な人・他の科目で稼ぐ人(目標点30~40点前後)

    東大テストゼミ・過去問のAレベルの問題をやりましょう。解いた問題全て(間違えたもの・分からなかったものは特に)模範解答をじっくり読み、使っている知識・解法を完璧に理解してください。模範解答を覚えるような学習にならないよう、理解が不十分だと思うところは放置せず必ず解決しておきましょう。分野としては、特に微分法と積分法はやれば取れるようになるので、練習不足を感じるなら優先してやりましょう。また、2次関数・図形と方程式・微分法と積分法・場合の数と確率・数列・整数の性質・ベクトル といった頻出分野の、青チャートなどの基本的問題集にあるような基礎知識はちゃんと理解し、使えるようにしておきましょう。

  • 国語 担当講師:船越 俊英

    東大の国語で要求されることは、①「課題文の読解」②「設問要求の把握」③「適切な答案表現」の3点。得点差につながるのは特に②→③の部分

    ①「課題文の読解」

    論旨・段落構成の「大枠を素早く正確に把握する」ことが重要。②「設問要求の把握」のあとに行う詳細な分析の前段階として全体像をつかむことを優先する。そのためには、意味段落(話題の転換、場面の転換)の把握、論理関係(対比・換言・因果、問題提起→回答)の把握、古典であれば人物関係(誰の行動・発言か)を先に把握することが大切。

    ②「設問要求の把握」

    本文と合致した内容を書いていたとしても「問われたことに答える」ことができていなければ高得点は望めない。「本文に明示されていることをまとめる」のか、それとも「明示されていないことの補足を求めている」のか。設問により根拠とする部分が重なるとしても、問われ方が異なれば答え方も異なる。古典では、語彙・文法・句法の理解が問われているのか、人物関係や心情の理解を問われているのか、「現代語訳」なのか「説明」なのか、といったことを正確に把握したうえで答案に盛り込むべき要素を精選することが大切。

    ③「適切な答案表現」

    ②の分析で導き出した解答に必要な要素を、適切な表現で答案としてまとめる。主述・修飾・接続関係の不備はないか(「受動/能動の齟齬」「どこにかかるか不明瞭な修飾」などがないように)。誤字脱字はないか(漢語を間違った漢字で記すより和語をひらがなで記す方がよい。たとえば「把握する」を正しい漢字で書けないのなら「とらえる」とひらがなで書く方がよい。)。文語文法(助動詞・助詞・敬語など)や漢文句法の正しい理解を示せているか、といったことに注意を払うこと。日本語は重要なこと(述語)が最後にくる言語であるから、答案の結びが的外れなら「全体的には誤った答案」と受け取られる。特に120字論述では「答案をどう結ぶか」に注意を払うこと。


    直前期は、以上のことを確認しながら過去問演習を行うことが最優先。近い年度のものから進めていく(できれば大問構成が現在の形に近くなる2000年度以降の問題をすべて)。
    過去問演習は一度解いたことのある問題であってもよい。上記のこと(特に②→③の部分)を再確認しながら「満点を目指して以前よりも良い答案を作ること」を意識して解き直すことも有意義。特に最直前期の国語の学習は、新たな問題を解くより今までやってきたことの振り返りに重点をおき、「無駄な失点をしない=持っている力を出し切る」ことを優先して、得点力の安定と心理的な安定を図るのがよい。

  • 物理 担当講師:近藤 祐輔

    やることはいつも同じ。

    物理の原理、法則、公式の使い方はいつも同じ。みなさんは授業と演習を通じてそれらに習熟してきたはずです。ですから、ここからやるべきはその完成度を高める「脳内ノートの完成」と初見の問題で使う練習をさらに積むことの2点です。

    脳内ノートの完成

    題材:テキスト、ノート

    • 基礎の確認。今はうっかり抜けていたというのが怖い時期。すべて解き直すのではなく、見返して抜けているポイントがないかの確認。あまり時間はかからないはず。
    • 目次を見返す。テキストの目次を見ながらその単元に出てきた原理、法則、公式とその使い方を思い返す。これによって高校物理で習ったことが頭の中で整理できる。

    初見の問題で使う練習

    題材:過去問、テストゼミ、模試の復習

    難しい問題が解けなかった理由は以下のものが考えられる。
    復習をしながら当時の自分に何が足りなかったかを確認。(解説を横に置きながらでよい。問題を改めて一から解き直す必要はない)

    • 状況を整理できていなかった。 → 図を描くなどしながら改めて見返す。
    • 公式の使い方やポイントを忘れていた。 → ①の原理、法則、公式の使い方を確認


    題材:まだ解いていない過去問(古い年度のものなど)。市販の予想問題。

    この時期で物理の勉強はここに時間をかけることになる(もちろん英数に時間をかけてほしい時期なので時間配分には注意)。出来れば理科2科目セットで。解き終えたら必ず状況の整理ができたか、公式の使い方やポイントを押さえられていたかを確認。

  • 化学 担当講師:久田 隼人

    東大過去問、東大テストゼミ、東大模試、他大(旧帝大など)の過去問について、解き直しやまだ解いていない問題を解きましょう。以下の①~⑥を意識して、以前の自分よりも高得点を取れるように効率よく勉強しましょう。

    答案作成時

    ①解答時間の短縮
    基礎、標準レベルの典型問題を重点的に解き、制限時間内を短めに設定して速く解く練習を行う。
    例:各大問あたり20分を目安として、その時間内でどの問題を解くべきか優先順位をつけて解く。

    ②題意・問題設定の把握
    設問やリード文をわかりやすい言葉に言い換えて、何が問われているのか、解答作成にどんな情報が必要なのかを意識して解く(特に、理由説明問題や初見の題材)。 どんな情報が必要になるか把握していないと、設問やリード文中に隠された、解答作成に必要な情報を見落としてしまうことがあるので注意する。
    例:「フマル酸とマレイン酸はどちらの融点が高いか」=「どちらの分子間力が強いか、分子の対称性が高いか」と言い換え、特にカルボキシ基間で形成される水素結合の違いに着目して考える。

    ③失点を減らす
    自分がよくしてしまうケアレスミスを弱点ノートなどで事前に把握し、そのミスを繰り返さないようにする。
    例:物質の性質を勘違いして覚えていた、構造式を例にならわずに書く、単位を書き忘れる、希釈による濃度変化を見落とすなどのミスに注意。

    採点、解き直し時

    ①失点理由の把握
    知識不足や計算ミス、時間不足、解法を知らない、問題設定が把握できない、情報の見落としなど、各設問について失点理由を把握し、失点を減らすようにひとつひとつ対処する。

    ②知識・解法の確認
    問題を解いて知らなかった or 忘れていた知識・解法があったらその内容を弱点ノートに書き込むなどして、新たに覚える。 さらに問題集などで類題の演習を行い、知識や解法を定着させる。

    ③理由説明などの記述式の解答のブラッシュアップ
    設問に対して過不足なく解答が書けているか確認し、書けていなければ模範解答などを参考にして、より良い記述を考える。 例:論理に飛躍がないか、盛り込むべき内容が入っているか、説明が抽象的すぎないか、不要な記述・誤った記述がないか、題意に沿って説明できたかなどについて確認する。

  • 日本史 担当講師:高野 良徳

    東大日本史 共通テストの解法要点 「2022年:共通テスト日本史満点奪取の為に」

    他の教科との学習時間のバランスを考えて、苦手科目(英語・国語・数学など)の学習が必要な場合は、そちらを時間的には優先するべきである。日本史は隙間時間に必ず1日小問100問程度(余裕があれば200問)、分野としては「攻め」の意識で文化史・近世~近代(第4問・第6問)、解答時間は1問あたり4~10秒と区切って(間違いなおしの2回目以上は10秒→4秒→2秒)で解答すると時間のロスも無く、また演習慣れによる時間配分感覚がつく。

    共通テスト対策演習における留意点

    • ① 試験の問題は全て解答番号で把握する。(第2問の問2は・・・×)・・・見直しや自己採点で間違えない。
    • ② 正誤問題は鉛筆で設問に○×をつけておき、見直しのときに絶対に正誤を間違えないようにする。
    • ③ 設問番号1~7あたりは毎年「テーマ史」であり、図版・地図・資料、問答形式になっている場合が多く、時代順に並んでいない。また配点が少ないが難問もある。
      ※設問8あたり以降は比較的時代順に並んでいるため、最初に軽くテーマ史を見ておきながら、設問8から最後まで、設問・注を見てから解答を行う。最後に1から7に戻ると、時代順に記憶が整理され得点しやすい。また思い出したことは右端にメモしておくとよい。提出前に「何だったっけ」という不安を防げる。
    • ④ 図版・図表・グラフ・史料問題は設問・注を必ず見てから解くこと。ヒントが必ずある。
    • ⑤ 用語選択問題は空欄の前後を必ず読み、5W1Hを確認する。同じ数字の空欄が複数ある場合は、鉛筆で丸をつけてつないでおくとヒントを落とさず取れる。
    • ⑥ 共通テストも所詮は歴史学。「知識力・記憶力」が試されているが、類推力も必要である。正誤問題の場合は「誤答の消去法」が有効であり、積極的△の利用が必要。難問も意外とこの方法で解ける。

    ※「js 日本の学校」サイトの「大学入学共通テスト問題&解答(自動採点付き)」を利用すると簡便。
    https://school.js88.com/scl_dai/center_data/
    過去問のデータを持ち歩けるし、すぐにやり直すことが可能。

    演習後の復習方法

    • ① 日付・問題の種別を上欄に必ず書き、演習ノートの右端をやや空けて誤った問題の用語を書き出して整理する。
      ※間違った分野の分析→「5W1H」に沿って覚えこむ。用語のみ覚えこむのではなく、その用語に関する記述も文章にして確認すること。
    • A:教科書の索引を使って、教科書の記載を短文化して覚えこむ。
    • B:用語集の索引を使って、文章をそのまま確認。一度調べた所は黄色マーカー・二度引いたところは上から赤色でマーカーを入れる。
    • ※用語の5W1Hを正確に把握するため、「用語集」・「教科書」(電子辞書では検索履歴が時代順にならずに整理し難い。)を使用してマーカーでチェックする。ノートには「単語」と「5W1H」を当てはめた短文を書いておく。最初に調べた個所には黄、二回目に見た場合は上から赤、「付箋」をつける(弱点・覚えこんでいない部分が明確になる。)
    • ※2回以上間違えた用語については「用語集」を3回写す。周りに人が居なければ「音読」しながらそのまま書写するのも良い。
    • ② 日本史の「隙間」時間学習について
      予習・復習については、「穴埋め・正誤」問題が10秒以内に回答出来なければ×をつけて、再度、覚えなおしてから2~4秒以内に解答できるように覚えこむ。目安として、朝8:00~10:00に覚えこんだものの復習は夜20:00~21:00の時間帯に空き時間を使って1日100~200問、間違いの復習には時間を半分にするのがコツ。目安では朝90分・夜復習30~45分のつもりで。
      ※Zkai日本史B一問一答・日本史100題、山川日本史Bセンター問題集・スピードマスター日本史B→意外と同じところで間違っていることに気がつくはず。
    • ③ 既出題の史料問題は必ず「現代語訳」を確認してから問題文を読む。学校の史料集や臨海の史料問題集の現代語訳を見て、設問を見てから「史料本文」を読んで解答する。
      ※間違った史料問題は付箋・目次に「黄」マーカーでチェック→二回目以上は「赤」の法則で。
    • ④ グラフ問題は「変化点の把握」および「傾向・時期」、「それらの理由」という出題になる。グラフ問題の欄外に書き込み、数値の変化ごと覚える作戦が有効である。グラフも所詮、「文字」で問われる。
    • ⑤ 地図問題には、聞かれた都市名を地図でチェックする。教科書・臨海のテキスト、図版(日本史のライブラリーなど)でマーカー使用。
    • ⑥「年代の流れ」問題には「教科書年表」を利用する。ボロボロになるので先にコピーを取って置き、コピーに色分けすることが望ましい。
      ※自分が答えられなかったものが年表上に見えるため、視覚的にも整理されて流れを理解できる。
    • ⑦「センター過去問」から分野別出題頻度と苦手部分のクロスチェック

    対応:間違った分野別チェック

    第1問「テーマ史」→間違った問題に載っている用語を「演習ノート」に書き出す。(人名・地名・事件名など)

    間違った問題について分類 (政治史・文化史・社会経済史)→「5W1H」時間系列で(分かるものは西暦:時代で分類)
    A:問題集で復習必須(間違った問題だけ)
    B:一問一答(穴埋め・正誤)
    C:図版(山川・第一・浜島・とうほう)→索引と年表・分野別背景
    D:史料・山川『詳説日本史史料集』(=全訳を読む)

    問題に戻り設問→史料文→解答(用語・注チェック=ヒント)
    ※見るべき所=演習で間違ったところ=用語+図版(絵画・遺跡・仏像・地図・グラフ)

    究極:直前最後の確認方法

    共通テスト・センター過去問:駿台・Zkai・河合のセンター問題集の「解答・解説文」を見る。→問題を解かずに「見て」いく。→4秒以内にどのような問題かイメージして、全く浮かばないものを再度2秒でやり直す。
    ※「解答は④」と覚えこんだだけになっていないかをチェックする方法。

    駿台・河合などを比較すると解説の力点の違いが明確になる。またそれで弱点が補強されなかった部分を洗い出す。同じように、一度解答したセンター対策問題の解答解説をみて同様にチェックする。結構、抜け漏れが発見できる。

    ★旧センターのテーマは最終的に「昨年出題の用語・問題は出さない」という部分に縛られている。ということは以下の対策が有効。

    • ① 過去3~5年のテーマと確率的に合致する可能性が高い。 ※2020年の最後のセンターと2021年の最初の共通テストには戦後「農地改革」がダブって出題されていた。頻出問題に関してはこうしたことも起こり得る。
    • ② 地図・データは8~10年周期で再度出題される可能性が高い。
    • ③ 文化史テーマは連続して出るものもある。2019-2020年をじっくり参照すること(=古墳・天平・鎌倉・北山~戦国・元禄~化政・明治~昭和初期)→同じ問題は避けているため、他の用語が出ている。
    • ④ 外交(日中(遣唐使・日宋貿易・日明勘合貿易・満州事変)・朝鮮=通信使以前)・時事問題(世界遺産・災害対策・琉球~蝦夷・アイヌ)・戦後(1945~1970)は今年度も重要テーマと推される。

    「東大日本史」に関しては・・・直前特訓+直前テストゼミで内容を発表するため、今回はむしろ触れられない。共通テストで令和二回目の栄冠=満点を奪取した後に、情報を受け入れて欲しい!

  • 世界史 担当講師:田辺 優

    共通テスト

    共通テスト対策では文献・図・写真などの読解・分析が問われますが、これは東大二次試験でも必要になる能力なので、共通テストの対策は軽視せずに力を入れてやっておきましょう。共通テストの制作を担当する大学入試センターによって公表されている試行調査の問題は2年とも絶対に優先してやって傾向・特徴をつかむこと。あとはセンター過去問などを使って知識を確認したうえで、共通テストの形式に合わせた実戦的形式の模試を数回やるとよいです。

    東大二次試験・論述問題

    共通テスト後は東大二次試験の論述対策のために、まず過去問をやって論述の実戦的な感覚を取り戻しましょう。そして過去問とテストゼミなどを使って論点・テーマをつぶしておくことが必要です。過去問は1985年から現在とほぼ同じ形式になったので、この年以降の過去問をやっておくことをおすすめします。そして過去問では扱われていない新しいテーマに対応できるようにするためにテストゼミの論述問題もチェックしておくとよいです。

    東大二次試験・語句問題

    東大の語句問題は全般的にそれほど難度が高くないのですが、高校世界史における基本~標準レベルの語句は必ず答えられるようにしておきましょう。目安としては、山川用語集ならランク3以上のものは知っておくとよいです。問題演習については、スタンダードな一問一答問題集はやっておくべきでしょう。あとそれとは別に、東大の語句問題の過去問をやると東大の傾向・好みにあった語句をカバーすることができるので、語句問題も過去問をやっておくとよいです。

  • 地理 担当講師:岡田 大樹

    勉強とは科学である~やったことではなくできることを増やそう!~

    科学とは知のプール。勉強だって同じ。直前期だからといって焦らず、一つ一つの確実を積み重ねていこう!

    【具体的に直前期の地理はどうする?】

    • 何よりもまず過去問10年(最低5年)を完璧にする!観点は異なりますが、同じような本質を問う問題が、東大地理では繰り返し出題されます。
    • また、自分の取れる分野を見極めることも大切!本番でも自分が取るべき所で確実に取ることが高得点へのカギ!(自然地理は確実にとる!など)

    【それでも新しい問題をたくさんやりたい場合は?】

    • 構成メモの作成だけにすれば、効率的に多くの問題に触れることができます。(実際に文章化する練習は過去問で行い、分業化する)

    成功イメージと時間配分の最適化

    具体的な成功イメージを持つことで本番での自信にもつながる。その上で過去問の復讐は完璧に!(漢字はこれで合っています!)

    特に東大は時間がシビア。見直し時間も含めた、自分にとって最適な時間配分をこの直前期に確立しよう!

    【具体的に直前期の地理はどうする?】

    • 過去問演習は地理単独でやるのではなく、地歴150分セットでやろう。
    • 10分間余るのが理想です。時計を早めて行うのもオススメです。

    自己添削と他者添削

    単に答え合わせをするだけでなく、自分自身の答案にツッコミを入れまくろう!(=自己添削)

    その上で臨海セミナーの添削を利用すると非常に効果的です!(=他者添削)

    【具体的に直前期の地理はどうする?】

    • 色々な塾・予備校や赤本の解答例を参考に、採点基準を自分自身でつくろう!具体的な点数を出すことが大事。その過程で採点者が何をポイントとしているのかがみえてきます。どの道、自己添削を行う際に採点基準は必要です。

    例外なくすべての問題は読むことからはじまる。

    どんな問題に対しても、きかれていることに対して、忠実に答えているかを必ず確認しよう!当たり前だけど、だからこそ大切に!いくら論理的思考力があろうが、題意を外した瞬間、0点です!

    逆に問題文には東大の優しさが込められています。その優しさを感じとろう!

    【具体的に直前期の地理はどうする?】

    • 問題文の曖昧な表現に注目しよう!その具体化が解答への出発点です。
      例)東京大学地理『2020-1-B-(3)』
    • 「長野県と茨城県は、…(中略)…レタスの生産量は全国1位と2位であるが、出荷時期は大きく異なる。その理由を、地形的要因・経済的要因の両面から、あわせて2行以内で述べなさい。」
      ⇒下線部にツッコミを入れられたら勝ち。どう異なるかを具体化することが解答の出発点!

    体調管理と気の持ちよう!(地理に限らず)

    体調管理の基本は、毎日を同じように過ごすこと。入試当日だからといってリズムを変えず、本番では、普段通りの力を普段通りに発揮しよう!
    (だから普段から成功のイメージを持っておくことが大切!)

    「東大に合格したい(want to)」ではなく、「東大に合格する!(going to)」と悟り、誰にも負けない強い覚悟をもって臨もう!

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