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神奈川県公立高校
特色検査の分析

平成29年度の特色検査分析

横浜翠嵐

全体の分量について、前回は少し増えましたが、今回はまた少し減り、じっくり解くことができるようになりました。

課題1が社会、課題2が理科を基本とした出題ですが、各設問は5教科がバランスよく配分されています。英語の長文はなくなり、会話文と内容一致の選択肢が出題されたのみでした。「単語集」も通常の語注の形式に変更されました。ただし英作文が1題出題される点は例年と同じ傾向です。

課題2にパズル的要素を含む数学の問題が出題された点も前回の傾向が続きました。ただし、パズル的要素を含む問題は公立中高一貫校などでも頻出のもので、取り組みやすくなっています。日本語の長文の長さは前回までとほぼ変わっていません。全体的に、解法を考えるにあたり発想力が問われる設問が多い点も前回と同じです。5教科の基本的な学習を大切にし、問題を総合的に考える力を培いましょう。

理科や数学の設問に取り組む際にも国語力が必要とされ、国語の問題に取り組む際にも社会の力が必要とされるという点では教科横断型の思考力が必要です。問題全体の分量が減った分、制限時間内ですべての設問に解答し終わるように、時間配分の練習をするとよいでしょう。

湘南

2013年度・2015年度と同じく、技能教科との関連のある出題がありました。今回は家庭科を題材にしており、2016年12月に発表された洗濯表示の国際規格統一に関わる出題で時事問題の一種と捉えることもできます。

全体を通じて中学校で学習する範囲からの出題ではあるものの、深くまで掘り下げられた細かな内容です。ただし説明文を熟読することによって理解できるため、詳細な知識をあらかじめ持っている必要は必ずしもありません。

問1は言語に関する文章を読んで解答する出題で、言語パズルに類するものが多い点は例年と変わりません。問2は図形問題を中心とした論理問題で公立中高一貫校の出題にも類似した柔軟な考え方を求められる出題です。問3は比例代表選挙について与えられた資料から解答する問題で、時間はかかるものの、落ち着いて考えれば正解を導き出すことができます。

設問数が多い点は例年と変わらないため、素早く解く練習が必要となります。

柏陽

問1は国語・理科・社会の教科横断型問題、問2は英語・数学の教科横断型の問題で、前回と同じく大問2題の構成は変わりません。教科横断型ではありますが、それぞれの設問については比較的教科がはっきりと分かれた出題となりました。

問1は日本語の文章を読んで、それに関わる理科や社会の設問に答える問題でした。本文の内容を読み取った上で歴史の知識を踏まえて答える問題や、歴史的説明の正誤を答える問題、理科的な内容では風向きと船の進行方向を答える問題などが出題されました。問2は英文を読み、英文の空欄補充・内容一致の問題、最短経路が何通りあるかを答える問題でした。

問題の分量が多く、制限時間内に終えることが難しい点は前回からあまり変化していません。5教科の基本的な学習を徹底するとともに、論理的思考力を磨く練習が得点に結び付くと思います。

県立横須賀

特色検査導入2年目、横浜翠嵐・湘南などと同じ教科横断型の自己表現検査が定着しました。問1は英語の問題、問2は数学の問題、問3は社会の問題、問4と問5は理科の問題。問1の英文の内容は外国人観光客が日本を訪れる理由で、地理の知識があると読解しやすい文章でした。英語の並べ替え・内容一致も出題されています。

問2は論理問題。数学で頻出の図形の軌跡を求める問題と、円の回転問題・論理パズル問題が出題されました。問3は歴史をテーマにした問題で、課題文を熟読しなくても設問をよく読めば解答できる問題でした。しかし正確な解答を導き出すためには資料を確認しなければならないため、資料から必要な情報を手早く抽出する力が求められました。

問4は理科の炭素に関する出題、問5は理科の空気に関する出題で、どちらも資料の説明の中から、解答に必要な情報をすばやく読み取る力が求められました。全体として設問の数が非常に多く、問題を解く際にはペース配分に注意する必要がありました。

横浜緑ヶ丘

問題1は「はたらくくるま」についての出題でした。「はたらくくるま」の選択肢はすべてひらがな・カタカナで書かれており、「はたらくくるま」という歌の歌詞であることが説明されています。

問1は、「私たちの社会にとってとても大切な役割を果たしているくるま」を、問2は「社会の変化から30年後にはなくなっていると思えるくるま」をそれぞれ選択肢の中から選び、その理由を100字以内で記述する問題。この2題は「論理的思考力・表現力」が評価の観点として明記されています。

問題2は自分が作りたい秘密基地の計画書を作成するという出題で、「論理的思考力・表現力・創造性」が評価の観点として明記されています。どちらの問題も、子どもと社会の関わりをテーマにしたものであり、前回と同じテーマの出題でした。

問題1・問題2ともに解答が1つに限定されない問題でした。設問数は少ないですが、記述する分量が多く時間のかかるものばかりとなっています。普段の授業では扱われる機会が少ないかもしれませんが、国語の教科書の巻末や差し込みにある「話す(こと)・聞く(こと)・書く(こと)・読む(こと)」を読み、自分の意見を記述する練習をすると良いでしょう。

希望ヶ丘

3年連続して英語の出題はありませんでした。これまで通り設問数でいえば理系科目に比重を置く出題となっており、文系科目では出題が増えたことが今回の大きな変化です。

全体的に高度な知識を問う問題はありませんが、資料の読み取りや分析、文章の読解力、そして特に論理的思考力や推理力を求める出題が多いという特徴は例年と変わりありません。知識のみで解答できる問題が少ないだけに、時間内で全ての設問を解答するには出題傾向に合わせた練習が必要です。

特に課題3の論理パズルの問題や、課題4の【A】の仮想通貨の交換レートの問題にかける時間配分に注意し、最後の問題に充てる時間を確保することができたかどうかが、高得点獲得のポイントとなったといえます。

横浜サイエンスフロンティア

例年通り設問に対し読み取らなければならない資料が多く、今回も資料が5ページ、設問が4問でした。

設問の構成は前回と同じなので、過去の入試問題を使って対策することが効果的だと考えられます。資料は例年通り「技術開発と創造性」がテーマとなっていて、英語の会話文、新聞(日本語)のQ&A、政府機関の統計資料、WEBサイトの引用など形式はさまざまでした。技術開発がテーマに選ばれる背景には、創造性のある生徒を求める学校側の意図がうかがえます。また各設問は複数の資料を読み取らないと答えられないようになっており、論理的な説明力も必要ですが、それ以上に的確な資料分析力が求められています。

[1]は英文の資料の中に下線部があり、他の資料からも情報を読み取ることが必要で、[2]は統計資料から読み取れる傾向を説明する問題でした。[3]は複数の資料を参考にして論述する問題で、字数制限が無かったためどの程度の長さで説明するかという方針を自分で立てる必要がありました。

[4]はすべての資料を読んだ上で「現在の生活の問題点を解決するためのIoTとその欠点」を提案・説明するという出題で、説明には図や絵を用いてもよいという条件から、具体的な提案が求められていることがわかります。

横浜サイエンスフロンティアは他の理数科の高校とは異なり、数学・理科だけに重点をおいた学校ではないと説明会などでも謳っています。そして特色検査も学校が掲げる教育方針に沿って作成されており、英語の技能・知識や現代社会の問題に対する理解や好奇心を持っているかを問う問題になっていました。この傾向は今後も続くと思われます。数学・理科の学習ばかりでなく、他教科を含めバランスのよい学習を行うことが必要です。

厚木

前回の入試同様、今回の入試では問題Ⅰが英語で、問題Ⅱ・Ⅲは理科という構成です。全体的に前回に比べ設問数が大幅に増えた一方、そのほとんどが選択問題となりました。問題Ⅰはバイリンガルの言語習得に関する英語の長文の読解で、今回英作文は出題されませんでした。

問題Ⅱはヒトの血液と薬との関係について資料の読み取りと計算。理科の深い知識というより、設問や資料から必要な計算式を導き出す力が問われる出題でした。割合に関する立式力および論理的思考力がないと完全解答は難しいといえます。

問題Ⅲは天気図で高気圧や低気圧を扱った問題。内容については公立高校入試の共通問題の理科のレベルといえます。ただし、ここ数年理科の問題の難度は高いため、全ての問いで得点することは簡単ではありません。前回より問題数が増えたため、時間配分がポイントとなりました。

平塚江南

ここ2年間の出題と比べ論述系の問題が減り、基礎的な知識や資料読解力を問う問題が増えました。前半が文系科目、後半が理系科目と大まかに分かれる出題の形式に変化はありません。

課題1では本文の内容に関する設問はあまり出題されず、本文内容を派生させる形の単問形式で、世界地理や世界史の知識、英語の単語力が問われる出題となりました。また自分の考えを記述する問題も1題出題されました。課題1の最後の英語で、例年出題されていた論述形式の問題が無くなったことは大きな変化といえます。

課題2では与えられた資料と本文から読み取れる内容を選択肢から選んだり、数学の割合の知識から指示された解答を計算して導き出すといった出題がありました。本文内容から推測できることを記述する問題は今回は出題されていません。代わりに基礎的な読解力を問う設問で、空欄に当てはまる選択肢を選ぶ形式の問題が多く出題されました。最後の問題では苦戦する受験生が多かったと思いますが、全体的には大きく易化したといえるでしょう。

得点獲得の対策としては、5教科の基礎的な知識を蓄えることが第一歩となります。さらに論述系の問題にも対応できるよう、類題をたくさん解き、慣れておく必要があります。

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