nyushi_jhs_o02_kv.png

英語

一般選抜B

出題傾向の分析

英語のB問題は、リスニング問題と筆記問題に大きく分かれています。
設問数は、リスニング問題が大問6問、小問総数8問で、筆記問題は大問3問、小問総数20問という問題構成でした。

【リスニング問題】

リスニング問題は、A問題と共通の問題です。応答文を選択する問題、写真や時刻、表を選択する問題など、昨年と同様の形式で出題されました。

【筆記問題】

大問1 は会話文読解の問題です。空所補充や語順整序、和文英訳といった表現や文法の知識を問う問題に加え、代名詞の内容を問う問題が出題され、英文読解力だけでなく文章を正確に理解しているかも問われました。

大問2 は長文読解の問題です。語順整序や和文英訳といった文法問題、英文を適切な順に並べる問題や指示語の内容を問う問題など、大問1と同じく、表現や文法の知識と読解力の両方が求められました。

大問3は英作文の問題です。日本で開催されるオリンピック競技会やパラリンピック競技会において、もしできるなら競技会場で試合を見たいかという質問に対して答え、その理由を30語程度で書く問題です。語数が多いので難度は高いと言えますが、平易でもかまわないので、設問の内容に合ったミスのない文章を書くことができると良いでしょう。

入試までに準備しておくこと

リスニング問題は、まず英語の音声を聞くことに慣れておく必要があります。
過去問や英検3級程度の問題の音声を使用して練習するとよいでしょう。また、会話を聞き取って答える問題が出題されるので、疑問詞や基本的な会話表現は必ず身につけておきましょう。
筆記問題では、文法、読解、英作文などの総合的な力が問われます。出題形式に慣れるためには、過去問や似た形式の問題を繰り返し解くことが効果的です。文章を速く正確に読み解く練習をしておきましょう。
英作文はテーマに沿った内容を思い浮かべられるか、ミスを減らすために英訳しやすい表現で文を作ることができるかなどに注意して、数多く問題を解いて英文を書く力をつけていきましょう。

一般選抜C リスニング

出題傾向の分析

英語C問題のリスニングは昨年同様、Part A・Part B・Part Cの3つのパートに大きく分かれており、設問の説明もすべて英語で放送されるなど非常に難度が高くなっています。

Part A は短い対話を聞き、その内容に関する質問の答えとしてふさわしいものを選ぶ問題です。
対話を2回聞いた後に質問文が1回だけ放送される形式で、対話を聞きながら、印字されている選択肢の内容が対話の内容と合っているかどうかを確認しておくことができれば、容易に正答を導くことができる問題でした。

Part B は電話の音声案内を聞き、その内容に関する質問にふさわしい選択肢を選ぶ問題です。
Part Aと同じく文章を2回聞いた後に質問が1回だけ流れるので、内容をしっかり把握する必要があります。
放送を聞きながら印字されている選択肢の内容を見て、質問文を聞く前にあらかじめ選択肢を絞っておくこともポイントです。

Part C は、与えられた文章についての2人の対話を聞き、一方の意見を要約するという英文記述の問題です。
はじめにテーマとなる文章を読む時間が1分間与えられます。今年度は「テレビにおける宣伝で人々の興味をひきつける方法」について提示している文章でした。放送される対話は非常に長く、対話を聞いた後に質問文が放送されるため、双方の意見のポイントを整理しながらメモを取る必要があります。語数制限はありませんが、6分間という限られた時間の中で、聞き取った情報をもとに、質問に対する解答をわかりやすく正確に書き表すことが求められました。

入試までに準備しておくこと

C問題のリスニングは、全国的にみても非常に難度が高い問題となっています。英語の音声を正しく聞き取って理解する力だけでなく、聞き取った情報を正確に整理して表現する力が必要です。
まずは過去問や英検3級以上の問題を使用して、早い段階で英文を聞き取ることに慣れ、聞き取った情報をメモする練習をしておきましょう。加えて、対話の内容を要約する練習も必要です。
はじめのうちは音声ではなく文字で書き表されている対話文を用いて、それぞれの登場人物の話や意見をまとめる練習をするとよいでしょう。

一般選抜C 筆記

出題傾向の分析

今年度のC問題筆記は大問7問、小問総数26問の構成となりました。今年度も設問文が英語で書かれており、問われていることを正確に理解する必要がありました。

大問1 は適語句選択で、表現や文法知識を問う問題は大問1のみとなりました。中3で学習する表現や文法を複数含んだ文を完成させる難度の高い問題でした。

大問2 は英文中にあてはまる語句として適するものを選ぶ問題です。4カ国で実施した「留学したいか」という質問に対する高校生の回答の表を見て答える必要がありました。他の問題に比べ大問中の設問数が少なく、文章もあまり複雑ではないので、できるだけ早く解答することが全体の時間配分に関わるポイントであったといえます。

大問3~6 は文章読解の問題です。適語句・適文選択や脱文挿入、代名詞の内容を問う問題や内容一致など、英文の流れや前後関係を理解していなければ解けない問題が出題されました。
大問7は条件英作文の問題です。今年度は文章中に提示された2つのことわざについて、どちらに説得力があるか、自分の意見とその理由に加え、自分の経験を書く問題でした。語数や文の数は指定されていませんが、問われていることに対する意見をわかりやすく、まとまった分量の英文で表現する必要があるので、難度は非常に高いです。基本的な単語や表現でよいので、ミスなく正確に書き表すことを心がける必要があります。

入試までに準備しておくこと

文法、読解、英作文など総合的な力を高いレベルで問われる問題です。設問文が英語で書かれているものの、問題自体は一般的なものばかりなので、過去問や他の都道府県の入試問題から似た形式の問題を多く解くことが点数アップにつながります。文法問題では中学校で学習する基本的な文法が問われるので、学習したものはもれなく理解しておきましょう。
また、文章を読み解く問題が多く出題されるため、英文を速く正確に読むことが求められます。1分間で110語程度は読まなければならないので、速さを意識しながら読むようにしましょう。その中でもより高い語彙力が求められるので、『中学校で学ぶ英単語集』に掲載されている単語や表現は必ず身につけましょう。
条件英作文はテーマに沿った内容を思い浮かべられるか、ミスを減らすために英訳しやすい表現で文を作ることができるかなどに注意しながら数多く問題を解いて、英文を書く力をつけていきましょう。

数学

一般選抜B

出題傾向の分析

大問4題で、小問集合、関数、平面図形、空間図形の出題でした。

大問1 の小問集合は、計算問題や資料の整理、確率、関数とグラフと昨年同様の問題でした。

大問2 の関数は、身近な題材を使った関数の問題で例年の出題と同じでした。変化する量が一定なことから、1次関数として解くことができました。十分な対策はできていたことでしょう。

大問3 は二等辺三角形と円の平面図形でした。途中に図形の相似を証明する問題があり、全文筆記でした。(2)③の面積を求める問題は、直角三角形に気づけるかがカギでした。2つの直角三角形に分けて考えることで容易に解くことができました。

大問4 の空間図形は、線分と面の位置関係のほかに、長さや体積が問われました。(2)①は、底面積を求めるところで、三平方の定理に方程式を用いるため、時間が必要でした。十分な練習がないと対応が難しかったと思われます。
(2)②は、相似な図形の関係から体積比を利用することで解けました。

入試までに準備しておくこと

全体として解きやすい問題がほとんどです。まずは、教科書の問題を漏らすことなく演習して技能の再確認を行いましょう。

平面図形や空間図形は難度の高い問題が数問出題されます。図形の特徴を理解し、適切な解法を短時間で選ばなくてはなりません。そのため、知識・技能を活用する力を身につけてから、過去問の演習を行うと効果的です。できなかった単元は再び入試対策問題集で復習することを繰り返し、克服していきましょう。
また、高得点を目指すためには、C問題の過去問や東京都立の自校作成問題も扱っていきましょう。難度が上がりますが、解くための手順や考え方は同じで、よい練習題材になります。

一般選抜C

出題傾向の分析

大問3題で、設問数は17問の構成は変わらず。

大問1 は、計算問題の他に、確率、資料の活用、数の性質、関数のグラフと図形の問題がありました。数の性質の問題は等式に表したり、代入や因数分解を利用したりする問題でした。また、関数と図形においても座標に文字をおいて連立方程式を立てる手間のかかる問題でした。

大問2 は、合同な三角形を用いて組み立てられた図形に関する問題でした。(1)の証明は、平行線、二等辺三角形の性質を利用して平行四辺形であることを証明する問題。(2)は、相似を利用して線分の長さ・面積を求める問題でした。利用すべき図形が見つけやすく、比較的解き易いものでした。

大問3 は空間図形。(1)は、最短距離に展開図を利用する頻出の問題のほか、平行な面を重ね合わせ、さらに補助線をひいて相似な図形を作る問題がありました。(2)は、空間内の2つの線分の長さを求める問題でした。1つ目は、2つの頂点を結ぶ線分で平易な問題。2つ目は、体積から逆算する問題でした。底面積を求めるところで三平方の定理に方程式を用いるため時間が必要でした。

入試までに準備しておくこと

出題内容は教科書内容を十分に活用しなくてはならない問題となっています。
どのような解き方をすべきかを考えるためには、さまざまな解法、知識を持っていなくてはなりません。
また、解法を組みあわせることも必要で、その場で臨機応変に対応する瞬発力と確かな計算力が必要です。また、途中過程の記述もあり、数学的な表現力も求められています。
これらに対応するためには、大阪の過去問のほか、全国的に見ると、東京の自校作成問題が適した練習題材です。ワークで基礎を固め、入試対策教材で応用力を磨きましょう。
そのうえで、過去問を解き、出題のされ方、解き方を理解し、身につけていくことが必須です。

国語

一般選抜B

出題傾向の分析

大問一 は漢字・語句知識。漢字は例年通り、読みは中学生、書きは小学生までに習った漢字が出題されました。また、漢文に返り点を付ける問題も出題されました。

大問二 は論説文。問2は本文中の言葉を使って、指定字数以内で簡潔にまとめる力が必要でした。

大問三 は古典。昨年は漢文を含む古文の読解でしたが、今年は古文のみの文章でした。問4の正誤問題は選択肢が長く、登場人物の行動の意図を発言から正確に読み取る必要がありました。

大問四 は論説文。問3は解答に必要な部分を本文から見つけ、指示語の内容を明らかにして書く必要がありました。配点が1問8点と大きいこともあり、記述問題を解く練習を普段から積んでいたかどうかが国語の合計点に影響したことでしょう。

大問五 は作文。字数は例年通り260字以内で、配点は今年も18点でした。資料から読み取れることをもとに、図書室の利用を活発にするための二つの取り組みのいずれかについて、効果的だと考える理由を書くものでした。

入試までに準備しておくこと

B問題では、中学校で学習したことが総合的に問われます。漢字は、小中学校で学習したものの復習を行いましょう。
論説文では段落ごとの内容を把握し、指示語や接続語に気をつけながら読む練習を重ねることが大切です。
記述問題も多いため、ただ読むだけではなく、全体の要旨と段落ごとの要旨をつかみ、文章中の言葉を使ってまとめていく練習が必要です。
古典については、「誰が何をしたのか」を把握しながら読むことに加え、古文単語や基礎的な文法も覚えておくと、よりスムーズに読解できます。
漢文が出題されることもあるので、返り点などの知識も身につけておきましょう。
作文は、自分の考えだけでなく、異なる立場の意見を考える力も求められることがあるので、与えられた設問に対して、他の人はどんな意見を述べるかも考え、それに対して自分が文章の中で何を主張するかを明確にする練習を行いましょう。実際に書くことが上達につながります。
50分という短い時間の中で260字もの分量の作文も書く必要があるので、作文を書く時間を確保することも重要です。

一般選抜C

出題傾向の分析

大問一 は「アート」についての論説文。問2は答えを75字以上95字以内でまとめる問題でした。空欄の前後と同じような意味の言葉を本文から見つけられたかどうかで差がついたでしょう。

大問二 は古典。今年は和歌を含む古文の読解でした。問2は細かな違いに注意して本文を読まねばならず、問3は筆者の考えをとらえる必要がある記述問題で、点数の取りづらい大問でした。

大問三 は漢字・語句知識。今年は文法の出題はありませんでした。漢字の読み書きは平易なものばかりでしたが、「遠」がどのひらがなのもとになった漢字なのかを答える問題では、細かい知識が問われました。

大問四 は言葉についての論説文。問3は「言語の限界」という記述と、それについて筆者が考えている内容が本文では離れたところに書かれていたため、文章構造の理解が必要で難度は高かったでしょう。

大問五 は作文。二つの資料から考えたことを書くもので、グラフを見て、いかに自分の考えをふくらませることができるかが問われました。

入試までに準備しておくこと

C問題では、発展的なことが問われます。B問題に比べ、文章内容の難易度が高く、記述問題や作文の字数や配点が多いことが特徴です。
漢字は、小中学校で学習したものの復習を行いましょう。
論説文では段落ごとの内容を把握し、指示語や接続語に気をつけながら読む練習を重ねることが大切です。記述問題や内容に関する設問も多いため、ただ読むだけではなく、全体の要旨と段落ごとの要旨をつかみ、文章中の言葉を使ってまとめていく練習が必要です。
古典については、古文単語や漢文の読み方、基礎的な文法も覚えるようにすると、速く正確に読解できるでしょう。文章内容を現代語でまとめる設問も出題されているため、古典は大まかでもよいので現代語訳できるようにしておきましょう。
作文は、自分の考えを書く力だけでなく、発想力も求められます。日頃から資料を用いたさまざまな文章に触れておくことや、実際に文章を書くことが上達につながります。
50分という短い時間の中で論説文を二つ読み、300字もの作文も書く必要があるので、作文を書く時間を確保し、書くスピードを上げることも重要です。

理科

一般選抜

出題傾向の分析

物理分野、化学分野、生物分野、地学分野からそれぞれ大問1題ずつ、計4題からの出題でした。

【大問1 地学分野】

火山や地層、岩石についての問題でした。教科書の内容を理解できていれば解ける問題がほとんどでした。古生代の長さをものさしで示す問題は、地球誕生から現在がどれくらいかを知っていないと難しかったことと思います。

【大問2 化学分野】

液体の性質、エタノールと水の蒸留についての問題でした。エタノールの質量の割合を求める問題では、与えられた測定値と、グラフから求める、難度の高い問題でした。

【大問3 生物分野】

遺伝をテーマにしたモデル実験と動物・植物の分類に関しての問題でした。モデル実験では操作が多く、混乱した受験生もいたことでしょう。しかし、やっている操作は遺伝のしくみを順番に表しているものでした。

【大問4 物理分野】

静電気と電流の性質、水の流れる装置を使った実験と回路との関連した問題でした。水の流れと電流との対比を使った良い問題でした。こちらも図や表から読み取る力と計算を必要とする処理能力が問われ、全体的にかなり手ごたえのある問題でした。

入試までに準備しておくこと

教科書の内容をきちんと理解していれば解くことができるものの、各大問に1~3題の難問がありました。今後もこの形式は変わらないことと思われますので、高得点を目指すには十分な準備が必要です。
各大問、実験や観察、それに伴う会話などが2つ以上組み込まれており、とても読む量が多くなっています。

その中で、必要な情報を読み取ったり、設問に応じてどのように利用すべきか考えたりと、生徒の判断力、作業力を問うものとなっています。
1つ2つの情報から何が推理されるのか、何につながることなのか、結果はどのようにとらえるかといったことを練習問題で1つ1つ丁寧に思い出すこと、考える練習をすることが必要不可欠です。
知識や技能を活用したり、実験結果から考察したり、情報を整理したりする力を磨くために、早い時期に入試演習に入れるように準備していきましょう。

社会

一般選抜

出題傾向の分析

総出題数は39題と、昨年度に比べ少し減少しました。全体的には平易な設問が多いですが、語句の記述問題で漢字指定が多いことが特徴的です。

大問1 は歴史を中心とした出題です。設問は基礎的なレベルのものが多いですが、1(2)②の武家諸法度で定められたことを答える設問など、細かい知識を問われるものも出題されました。また、(3)①で問われた、大日本帝国憲法の発布の際の内閣総理大臣は、自信を持って答えられなかった生徒が多かったでしょう。

大問2 は情報伝達を題材とした地理・歴史・公民の総合問題です。(5)③は資料読み取り問題で、選択肢を見て、判断の根拠を表や図から素早く探せたかどうかがポイントとなったでしょう。

大問3 は地理を中心とした問題です。(3)②では、「穀物の廃棄量を減らすためにできる対策の例」を、グラフから考察するという設問で、設問の意図にあった選択肢を考える必要がありました。

大問4は財政と社会保障を題材とした公民分野の問題です。設問数、配点ともに4つの大問の中で最も多く、さらに(2)③(b)が資料読み取り、(3)が記述問題と、時間をかけて解答したい設問が、入試問題の最後に並んでいます。時間配分を考えて解く練習を積み重ねたいところです。

入試までに準備しておくこと

試験時間数に対する設問数は比較的多く、資料の読み取り問題や記述問題も出題されていることから、問題を解く際に時間配分やペースを意識する必要があります。記述問題や資料の読み取り問題であっても時間をかけすぎないよう、普段から時間を計って速く解くよう心がけるとよいでしょう。

依然として一問一答形式の問題が多く見られますが、ただ用語を覚えるだけでは通用しない問題も増えています。用語を覚える際は言葉だけでなく、関連する事項も覚えるようにしたり、「最高法規」⇒「最高法規とは…?」というように一問一答のあとでその語句についての知識を確認したりするようにすると、より効果的でしょう。

入試で合格をつかむためには、まず調査書の内申点をとれるように中学校の定期テストできっちり点数をとり、宿題や課題などの提出もしっかりとおこなっていき、前向きな姿勢で中学校の授業に取り組む必要があります。臨海セミナーでは常にその重要性について伝えながら学習指導にあたってまいります。 また、通常授業・宿題管理・小テスト管理・進路指導・進路情報提供・入試対策においても、できる限りの応援をさせていただきます。

入試で合格を勝ち取ることができるよう、志望校合格に向けて、懸命に指導にあたらせていただきます。十分な情報と入試に出題される内容を的確におさえた授業、なおかつ生徒のやる気を引き出す授業を展開し、生徒の志望校合格という一つの夢の実現を目指してまいります。