埼玉県公立高校入試

2021年度入学者選抜の日程

入学願書・調査書・学習の記録等一覧表等の提出期間 ■全ての高校:原則、中学校がまとめて郵送で出願
(2021年2月12日(金)を配達指定日とすること)
(生徒が直接持参する場合のみ、2021年2月15日(月)・16日(火))
志願先変更期間 2021年2月18日(木)・19日(金)
学力検査 2021年2月26日(金)
実技検査(芸術系学科等)・面接(一部の学校) 2021年3月1日(月)
追検査※ 2021年3月3日(水)
入学許可候補者発表 2021年3月8日(月)

※急病等やむを得ない事情により学力検査を受験できなかった志願者を対象として、追検査を実施します。

令和3年度公立高校入学者選抜における学力検査の出題除外範囲について

国語 ・第3学年における言葉の特徴やきまりに関する事項のうち、慣用句・四字熟語などに関する知識
・県内市町村立中学校で使用している第3学年の教科書で学習する漢字の読み書き
数学 ・相似な図形のうち、日常生活で相似な図形の性質を利用する場面
・円周角と中心角
・三平方の定理
・標本調査
英語 ・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat,whichの制限的用法(接触節も出題しない)
・主語+動詞+whatなどで始まる節(間接疑問文)
※ただし、教科書で扱う語彙はすべて出題範囲とする
理科 第1分野「科学技術と人間」
第2分野「地球と宇宙」「自然と人間」
社会 公民
「私たちと経済」
「私たちと国際社会の諸課題」

追検査について

①追検査問題:追検査は学力検査について行います。実施教科は国語・社会・数学・理科・英語の5教科。数学と英語の学校選択問題も用意。
②発表:入学許可候補者の発表は本検査の発表と同時に行います。

選抜資料の扱いについて

埼玉県公立高校入学者選抜では、加算方式を採用しています。学力検査の得点・調査書の得点、実技または面接の得点(一部の高校のみ)に各高校が定めた定数をかけて求められる得点の合計点が高い順に合格となります。

学力検査について

学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、英語にはリスニングテストがあります。検査時間は5教科すべて50分です。各教科100点満点ですが、理数科や外国語科などの専門学科・コースでは特定教科の得点に比重をかける傾斜配点を実施する場合があります。

◇学校選択問題

高校の判断により、数学と英語において例外的に問題の一部に応用的な問題を含む学力検査(学校選択問題)を実施する場合があります。なお、「学校選択問題」は県教育委員会が作成します。令和3年度入試で「学校選択問題」を実施する高校は下記の21校です。

令和3年度学校選択問題採択校

浦和(全日制) 浦和第一女子(全日制) 浦和西 大宮 春日部(全日制) 川口北 川越
川越女子 川越南 熊谷(全日制) 熊谷女子 熊谷西 越ケ谷(全日制) 越谷北
所沢(全日制) 所沢北 不動岡 和光国際 蕨 さいたま市立浦和 川口市立(全日制)

※いずれも数学・英語で実施

調査書について

「学習の記録」「特別活動等の記録」「その他の項目」の各得点を算出し、その合計を調査書の得点とします。

◇「学習の記録」

9教科5段階の評定について、各高校で定める学年ごとの比率をかけて合計した得点です。

(例)A高校  1年:2年:3年=1:1:2

1年の評定(9教科×5段階×1)+2年の評定(9教科×5段階×1)+3年の評定(9教科×5段階×2)
=45+45+90
=180点満点

調査書の各学年の比率をいくつに設定するかによって、調査書の評定の満点や中学3年次の評定の占める割合が変わってきます。

参考:調査書の比率の採択状況(令和2年度全日制の課程)
※学科・コースによる重複を含む

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◇「特別活動等の記録」

中学校における生徒会活動、部活動、学級活動などでの取り組みを、各高校で定めた基準に従って点数化し、評価します。

◇「その他の項目」

検定・TOEICなどの資格、ボランティア活動、課外でのスポーツや文化活動における顕著な成績などを、各高校で定めた基準に従って点数化し、評価します。

実技検査・面接

芸術系や体育系などの学科・コースでは実技検査を実施する場合があります。また、実技検査を行わない高校では面接を実施することができます。満点は各高校が独自に設定しています。面接の場合、満点を50点または100点とする高校が多く、実技では200点から1000点の間で満点が設定される傾向にあります。

選抜方法について

埼玉県公立高校入学者選抜では、2段階選抜を採用しています。第1次選抜で募集人員の60~80%を、第2次選抜で残りの20~40%を選抜します。高校によっては第3次選抜を行います。

第1次選抜では、「学力検査の得点」:「調査書の得点」の比率が4:6~6:4の範囲内になるように、第2次選抜では3:7~7:3の範囲内になるように各高校が設定します。この比率により、各高校が学力検査重視で選抜するのか、調査書を重視するのかが分かります。

なお、第3次選抜では、第1次選抜、第2次選抜における合計得点が一定以上の受験生を対象に、調査書の「特別活動等の記録」「その他の項目」や実技・面接などをもとに選抜が行われます。

では、県立B高校の選抜基準例をもとに、選抜のしくみを見ていきましょう。

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例 Aくん  調査書の評定は中1 27/45、中2 27/45、中3 36/45

 ○調査書
  学習の記録の得点:27×1+27×1+36×3=162点
  特別活動の記録の得点:30点
  その他の項目の得点:3点
 ○学力検査  340点

例 Bくん  調査書の評定は中1 27/45、中2 36/45、中3 27/45

 ○調査書
  学習の記録の得点:27×1+36×1+27×3=144点
  特別活動の記録の得点:30点
  その他の項目の得点:3点
  ○学力検査  370点

例 Cくん  調査書の評定は中1 36/45、中2 36/45、中3 36/45

 ○調査書
  学習の記録の得点:36×1+36×1+36×3=180点
  特別活動の記録の得点:30点
  その他の項目の得点:3点
 ○学力検査  400点

★ 第1次選抜

第1次選抜上位75%ラインの得点が680点とすると...
  Aくん  (162+30+3)×1.5+340=632.5点 ⇒ 不合格
  Bくん  (144+30+3)×1.5+370=635.5点 ⇒ 不合格
  Cくん  (180+30+3)×1.5+400=719.5点 ⇒ 合格

 AくんとBくんは、第1次選抜不合格のため、第2次選抜にまわることになります。

★ 第2次選抜

第2次選抜上位25%ラインの得点が730点とすると...
 Aくん  (162+30+3)×2+340=730点 ⇒ 合格
 Bくん  (144+30+3)×2+370=724点 ⇒ 不合格

調査書の学習の記録の得点は1年や2年の評定に対して、3年の評定を2倍や3倍にするなどして重視する傾向にあります。上記の例では、3年の評定を3倍しているため、AくんとBくんは3年間の評点の合計が同じですが、3年で高い評定を取っているAくんの方が高い得点が選抜に採用されています。また、調査書の得点と学力検査の得点のどちらを重視する高校を受験するかによっても結果は大きく変わってきます。上記の県立B高校ではBくんが第2次選抜で不合格となっていますが、学力検査の得点はAくんよりも高いため、学力検査の得点を調査書の得点より重視する高校を受験した場合、合格の可能性は高くなります。

学習の記録の得点の学年比だけでなく、第1次選抜や第2次選抜における学力検査に対する調査書の配点から、自分に有利な学校をよく見定めることが求められます。旧学区のトップ校は軒並み学力検査の結果を重視しており、内申の評定がとれていなくとも合格するケースが多く見られます。

令和3年度入試における各高校の第1次選抜・第2次選抜での各選抜資料の配点はこちら

志願先変更について

志願先変更期間内に1回に限り志願先を変更することができます。同じ高校の学科間の変更や第2志望の学科だけを変更する場合についても、志願先変更と同様に志願先変更期間内に1回に限り変更することができます。

第2志望制について

複数の学科やコースなどがある学校では第2志望が認められている場合があります。原則として第2志望の判定は第2次選抜で行われます。理数科第1志望・普通科を第2志望とすると、第1次選抜は理数科のみで判定し、不合格の場合は、第2次選抜で理数科と普通科の両方で判定を行います。理数科・普通科ともに第2次選抜の定員内であれば理数科合格となりますが、理数科は定員外・普通科が定員内の場合は、普通科合格となります。第2志望があると、第2次選抜で受験者数が増えるため、実際の倍率は見かけより高くなります。

なお、第2志望制を採択している学校であってもすべての学科において相互に第2志望を認めているとは限りません。例えば令和2年度入試の県立越生高校では美術科を第1志望・普通科を第2志望とすることは認められていましたが、その逆は認められていませんでした。第2志望制の有無に関しては、例年埼玉県教育委員会発表の各高校の選抜基準に記載されます。