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埼玉県公立高校 入試講評と問題解説

このページでは、検定教科書のうち、多くの教科書で中2までに学習する内容で解説をしております。
ぜひお手元に入試問題をご用意の上ご覧ください。

英語(学校選択問題)

問題構成は大問4問、小問総数30問で、昨年度と同様読解問題を中心に構成されていました。

大問1はリスニング問題。英語で放送される設問文を聞き取る形式は例年通りでした。

大問2は会話文読解で、道の駅に関する題材でした。問7は解答の根拠となる箇所を、複数の会話文の広い範囲から探す必要があるため、時間がかかる傾向にあります。各段落の場面を把握しながら読み進めるとよいでしょう。

大問3は長文読解。global boiling(地球沸騰化)がテーマの文章でした。本文の空欄にあてはまる文や語を選ぶ問題では、文の構造や前後の文脈を理解した上で解答する必要がありました。問6は、内容一致という出題形式は変わらなかったものの、前年度の「正しいものを全て選ぶ」という指示から、「正しい内容の組み合わせを選ぶ」という指示に変わりました。難度が高い文章でしたが、選択肢自体は複雑ではないので1つ1つ丁寧に確認しましょう。

大問2、大問3は、下部に一部の問題の解説を掲載しているのでご覧ください。

大問4は英作文。与えられた短文に対して自分の考えを書くものです。「学校に清掃スタッフが必要かどうか」という実生活に関わりのある身近なテーマで、受験生にとっては答えるべき内容を比較的想像しやすかったかもしれません。40語以上50語程度と語数が多いため、平易でかまわないので自信をもって使える単語や文法を用いて書くことを心がけましょう。

問題解説

大問2 読解問題 問5 [中2内容]

会話文の内容に対する内容一致です。文脈の理解だけでなく、正確な文法・語いの知識も問われています。

アはCustomers can buy local products only at the roadside station.「客は道の駅でだけ地元の製品を買うことができます。」という文です。本文でこれに対応するのはTomの1つ目の発言I have bought fruits and vegetables at roadside stations a few times.「私は道の駅で果物と野菜を買ったことが2、3回あります。」ですが、「道の駅でだけ買える(=他の場所では買えない)」とは書かれていません。この設問だけでなく、読解問題の内容一致の選択肢にonlyの語が出てくる場合は、「~だけ」の部分が正しいかどうか本文の該当箇所を確認するようにしましょう。
イはThanks to the labels, Tom likes buying the fruits and vegetables at roadside stations.「ラベルのおかげで、Tomは道の駅で果物と野菜を買うのが好きです。」という文です。本文でこれに対応するのはTomの1つ目の発言I like buying them there because they have a label with the name and picture of the farmer.「それらには農家の人の名前と写真がついたラベルがある(=貼られている)ので、私はそこでそれらを買うのが好きです。」です。直前の文を見ると、them「それら」とはfruits and vegetables「果物と野菜」、there「そこ」とはroadside stations「道の駅」と分かるので、これは本文に一致しています。この選択肢では、thanks to (名詞)「(名詞)のおかげで」の熟語を使って、本文のbecause+(主語)+(動詞)「(主語)が(動詞)なので」の形の文が言い換えられています。
ウはPeople want to learn from the farmers how to make their hometowns more appealing.「人々は農家の人から彼らの故郷をもっと魅力的にする方法を学びたがっています。」という文です。本文でこれに対応するのはMikuの最後の発言The roadside station staff and the local people are working very hard to make their hometowns more appealing.「道の駅のスタッフと地元の人々は、自分たちの故郷をもっと魅力的にするために一生懸命働いています。」なので、ウの「農家の人から学びたがっています」の部分がこれに合致しません。また「人々は~を学びたがっている」という内容の記述は本文にありません。
エはMiku said her uncle goes to the roadside station every day to meet and talk with his fans.「Mikuは、彼女のおじさんが彼のファンに会って話すために毎日道の駅に行くと言いました。」という文です。本文でこれに対応するのはMikuの1つ目の発言My uncle says he sometimes meets the people who buy his vegetables and enjoys talking with them, and some customers have become his fans.「私のおじは、彼は時々彼の野菜を買う人々に会って、彼らと話すのを楽しむと言います。そして何人かの客は彼のファンになりました。」なので、エの「毎日」がこれに合致しません。

大問3 読解問題 問1A [中2内容]

本文中の空欄にあてはまる動詞を選択肢から選び、適切な形に変化させる問題です。

空欄Aを含む文は、For example, if the average temperature ( A ) by 2℃, the risk of water damage from rain will increase.「たとえば、もし平均気温が2℃( A )したら、降雨による水害のリスクは上がるでしょう。」です。空欄Aに対応する主語がthe average temperature「平均気温」なので、rise「上がる、上昇する」を選べば意味が通ります。語形変化にあたっては、主語が三人称単数なのでrisesとします。接続詞ifを使った文では、「もし~なら」の内容が未来のことであっても、英語の文では現在形で表すという決まりがあります。文の後半のwill increaseに合わせてwill riseとしてしまわないように注意しましょう。

出題一覧表

数学(学校選択問題)

大問1は独立小問集合で全10題、45点分の配点でした。出題内容は、式の計算、式の値、2次方程式、近似値、2次方程式の応用、関数の変化の割合、円周角、確率、立体の体積、面積の大小関係と多岐にわたります。

大問2は作図と証明です。(1)の作図は、平行四辺形の面積を二等分する条件を満たす垂線を引く問題でした。(2)は三角形の相似を証明する問題です。1組の角が等しいことを示すために別途合同の証明が必要ですが、構成自体はシンプルで記述しやすいものでした。

大問3は関数とグラフの問題でした。(1)はグラフからの読み取りや、式を求める会話文中の穴埋め問題。(2)はすれ違った地点をグラフの交点として求める問題です。(3)はBさんが中学校から図書館に向かって出発する時刻と、その速さを求める典型的な問題でした。(2)が記述形式ではあるものの、大問全体を通して多くの受験生が演習で経験したことのある形式だったと言えます。

大問4は箱ひげ図の問題でした。(1)は四分位範囲の計算問題。(2)と(3)は、箱ひげ図と照らし合わせながら実際のデータの不明な値を割り出す問題です。箱ひげ図から読み取れる情報を整理して値を推察していく、入試頻出のパターンでした。

大問5は空間図形です。(1)は立方体の頂点から対角線に引いた垂線を三角形の高さとして面積を計算する典型的な解法で対応できます。(2)は回転体の体積を求める問題でしたが、回転軸が斜めであっため、体積の計算に必要な長さを丁寧に割り出す必要がありました。

問題解説

大問3 関数とグラフ

(1) [中2内容]

(2) 小学生でも解ける方法で解説しています

(3) 小学生でも解ける方法で解説しています

出題一覧表

国語

例年同様、大問5題、小問25題の構成でした。

大問1は小説文。「かっぽれ」に関わる友人たちとの会話を通して変化する「楓子」の心情を、本文中の心理描写や周囲の人々の言動等も踏まえながら、丁寧に読み取ることが求められました。下記の解説も参照してみてください。

大問2は漢字の読み書き・文法・話し合いの内容について解答する問題。漢字は読み書きともに小学校までに学習した漢字を中心に出題されました。文法は、文節の関係や熟語の構成といった基礎的な知識の問題が対話文の中に組み込まれているという、昨年度と同じ出題形式でした。

大問3は論説文。人工知能の普及に関する文章でした。人々が人工知能を脅威とみなす理由を挙げつつも、人工知能の普及が現代社会における「能力至上主義」を解消する可能性について述べられています。筆者の主張がどこにあるのかを注意深くとらえる必要がありました。出題形式自体は昨年度と同様であるものの、問5のような、指定語句を手がかりに本文内容をまとめる記述問題では、空欄の前後と合うように本文内容をまとめ直す必要があり、難度が高かったかもしれません。下記の解説も参照してみてください。

大問4は古文。全体として平易な表現で記述され、内容にも一貫性のある文章でした。発言が誰のものなのかをとらえ、登場人物の行動やその意図を正しく理解する必要がありました。

大問5は作文。与えられたテーマに対して、複数のグラフを見ながら自分の考えを書くものです。「自分の体験」をふまえて書くよう指示があるので、書き出す前に内容を一度整理するとよいでしょう。

問題解説

文章を読むことはできても、記述問題の答えを作るのは苦手だという人も多いと思います。臨海セミナーでは「解答の根拠の探し方」と「解答の組み立て方」を丁寧に指導しています。埼玉の入試問題のうち、特に解き方をおさえておきたい記述問題を抜粋して解説をしていきます。記述問題が苦手な人は以下の解説を参考に、「解答の根拠の探し方」や「解答の組み立て方」などを練習してみてください。

大問1 問2 小説文

「楓子」がみなと祭りのどのような点が好きなのかを記述する問題です。指定語句として「心」と「開放感」が与えられており、傍線部に「そういう祭り」とあるので、指定語句も手掛かりにしながら指示語が指す内容を探します。傍線部の前から祭りの説明を探すと、2文前に「踊れなくても、心を踊らせることはできるのだ」とあります。次に「開放感」について述べられている部分を探すと、傍線部の前に「開放感がある。踊らなくても、そこは感じると思うよ」というみなと祭りについての楓子の言葉があるので、これらをまとめます。「踊らない」と「踊れない」を区別してとらえる必要があることに気をつけましょう。

大問3 問5 論説文

傍線⑤のように筆者が考える理由を記述する空欄補充問題です。まず、空欄の前が「人工知能に向き合う人間が」なので、「『人間』がどうする」という形をつくる必要があることを確認した上で解いていきましょう。空欄の後ろに「ことを期待しているから。」とあるので、第6段落2文目「それによって、人間の自己理解は新しい段階に入るのではないかと期待している」という内容があてはまると予測できます。指定語句の「自己理解」とも合うので、ここを記述の最後に使います。「それ」という指示語の内容を前から探すと、第6段落1文目の「人工知能」が「『能力』中心の人間観から脱出するきっかけを与えてくれること」があてはまります。「きっかけ」が指す具体的な内容を、もう一つの指定語句である「反省」を用いて書きましょう。

「反省」を探すと、傍線部の1つ前の文に「生成AIの可能性は、何よりもそれが人間自身が行なってきた知的活動のあり方に関して、根本的な反省を促すという点にある」とあります。「生成AIの可能性」は第6段落1文目「人工知能の普及に伴う希望」の言い換えであると読み取れるので、この部分が「きっかけ」であると分かります。あとは後半とつながるようにまとめればよいでしょう。「『人間』が『反省』する」という形にするように注意してください。

出題一覧表

理科

大問1が小問集合、大問2~大問5が実験と観察に関する設問という例年通りの構成。

大問1は火山灰の鉱物、回路図など、4分野から2題ずつの出題。各単元でよく扱われる実験や資料の図をおさえてあれば正解しやすい内容でした。

大問2は気圧について。雲のでき方、日本付近の天気図や前線に関する出題でした。

大問3は蒸散を中心とする植物のはたらき。蒸散に関連して、植物の葉の細胞、顕微鏡による観察について出題されました。

大問4は中和の実験の問題。水溶液の性質、色の変化やイオンの数に着目して、実験結果を読み取ることが必要でした。問5では、中和を利用した水質改善について扱われており、環境や科学技術の活用の問題でもありました。

大問5は音についての出題。各小問はそれぞれ独立しており、音の性質について様々な観点から問われています。問5は音の速さだけでなく、どのように求めたかを文や式で説明する問題でした。

問題解説

大問1 問3 発生する気体 [中2内容]

石灰水が白くにごることから、発生した気体は二酸化炭素であると判断することができます。それぞれの選択肢で発生する気体は、アは二酸化炭素、イとエは酸素、ウは水素なので、アが正答です。
二酸化炭素のほかの発生方法は、炭酸水素ナトリウムにうすい塩酸を加える、酸化銅と炭素を混ぜ合わせて加熱するなどがあります。水素は、うすい塩酸に電流を流すことによって陰極側に発生します。

大問2 問2 圧力 [中2内容]

大問5 問4 音 [中1内容]

出題一覧表

社会

問題構成は昨年度から変わらず、大問6題、小問30題でした。正しいものをすべて選ぶ完全解答形式の問題や記述形式の問題も引き続き出題されています。

大問1は世界地理。問3はグラフをもとにサバナ気候の特徴について書くという問題でした。

大問2は日本地理。問5は野外観察の記録を読んで、写真が撮られた場所を地形図から選ぶ問題でした。

大問1、大問2は下記に一部の問題の解説を掲載しているのでご覧ください。

大問3は近世までの歴史。問2は白村江の戦いのあとのできごとを答える問題でした。同じ時代の出来事が選択肢になっていたため、それぞれの前後関係を正しく把握していることが求められ、難しいと感じた受験生もいたかもしれません。

大問4は近現代の歴史。問2は日露戦争直後に国民が激しく政府を攻撃した理由を、日清戦争と比較しながら書く問題でした。二つの戦争の差異や前後のできごととの因果関係を理解しておくと有利な問題でした。

大問5は公民。問5はピザの注文を題材に、代金の支払い義務がどの時点で発生するかを答える問題でした。ただ用語とその意味を暗記するだけではなく、仕組みまで理解していることが求められました。

大問6は3分野の小問集合。問4はレポートに適したグラフを選び、さらにそれらから分かることを記述する問題でした。農業の負担を減らすために、作業の効率を上げる取り組みが行われているという文脈をレポートの内容から読み取ることができれば、記述問題もまとめやすかったでしょう。

問題解説

大問1 問2 世界地理 [中1内容]

写真と地域の様子が書かれたカードと、地図中の位置との適切な組み合わせを選ぶ問題です。
カードⅠの文中にある「大きな山脈の北側を流れる国際河川」から、アルプス山脈の北側を流れるライン川であると推測できるので、ヨーロッパ州である地図中のAとなります。カードⅡの文中にある「イギリス植民地時代」「アジアからの移民も増加」「多文化社会」からオーストラリアであることがわかるので、地図中のCとなります。また、地図中Dのブラジルも植民地に関する出題が多い国ですが、ブラジルはかつてポルトガルの植民地でした。

大問2 問3 日本地理 [中2内容]

中部地方の県と、人口・工業出荷額が書かれた統計資料との適切な組み合わせを選ぶ問題です。
統計資料は、数値が他と比べて大きい、または小さいところから考えていき、選択肢をしぼっていくことがポイントです。表中のWは「電子部品」以外の項目すべてで数値が一番大きく、中でも「輸送用機械」や「電気機械」の出荷額が多いので、機械工業がさかんな東海工業地域であるとわかり、静岡県となります。Zの「非鉄金属」は表外の注釈に「アルミニウム製品」とあります。北陸地域の富山県は雪どけ水を利用した水力発電が発達しており、大量の電力と水が必要なアルミニウム工業がさかんです。したがって、「非鉄金属」の工業出荷額が一番多いZが富山県となります。

出題一覧表

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入試で合格を勝ち取ることができるよう、志望校合格に向けて、懸命に指導にあたらせていただきます。十分な情報と入試に出題される内容を的確におさえた授業、なおかつ生徒のやる気を引き出す授業を展開し、生徒の志望校合格という一つの夢の実現を目指してまいります。

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