臨海セミナーロゴ

ESC難関高校受験科 高校入試情報
学校別 特色検査の分析

学校別 特色検査の分析

12019入試の情報について教育委員会から発表がありました!

〔7/20更新〕

  • 変更点①

    特色検査で「共通問題」と「共通選択問題」を実施!

    • 各高校で特色検査問題を独自に作成していましたが、2019入試では7校、2020入試ではさらに10校で共通問題を採用。
    • 共通問題に加え、共通選択問題として県が用意した問題の中から学校が選択するものも交えて実施。

    2019入試(現在中3生)で導入される7校

    • 横浜翠嵐
    • 柏陽
    • 湘南
    • 厚木
    • 希望ヶ丘
    • 県立横須賀
    • 平塚江南

    2020入試(現在中2生)で上記校に加えさらに導入される10校

    • 川和
    • 光陵
    • 茅ヶ崎北陵
    • 小田原
    • 相模原
    • 多摩
    • 横浜平沼
    • 横浜緑ヶ丘
    • 鎌倉
    • 大和
  • 変更点②

    光陵が特色検査を廃止!

    • これまで実施してきた口頭発表形式の特色検査(自己表現)を廃止。※2020入試より実施再開の予定。
  • 変更点③

    希望ケ丘が特色検査の
    比率を変更!

    • 第1次選考・第2次選考ともに特色検査の比率を2⇒1へ。
  • 変更点④

    横浜国際に
    国際バカロレアコース新設!

    • 国際科本体と国際科国際バカロレアコースでの募集へ。
      国際バカロレアコースでは、特色検査は実技と自己表現の両方を実施。

      (本体は従来どおり実技のみの実施)
  • 変更点⑤

    希望ケ丘・柏陽・厚木・
    平塚江南で特色検査の時間を変更!

    • 上記4校の特色検査の実施時間が 50分⇒60分に。

【資料】自己表現検査の概要(全日制)(神奈川県教育委員会ホームページより抜粋)

学校名

学科
コース等

評価の観点

検査の概要

横浜翠嵐(※)

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

・創造力及び想像力

・科学的思考力・判断力・表現力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

希望ヶ丘

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

・科学的思考力・判断力・表現力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

柏陽(※)

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

横浜緑ヶ丘

普通科

・論理的思考力

・表現力

・創造性

○与えられた課題を読み取り、中学校までの学習の成果を生かして、設問に対する答えや自らの創意工夫を凝らした考えを記述する。

・検査時間は50分とする。

横須賀

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

・創造力及び想像力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

湘南(※)

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

・創造力及び想像力

・科学的思考力・判断力・表現力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

平塚江南

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

・科学的思考力・判断力・表現力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

厚木(※)

普通科

・論理的思考力・判断力・表現力

・情報活用能力

○提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査を行う。

・検査時間は60分とする。

田奈

普通科

・事前準備

・協調性

・意欲、取組姿勢

・自己理解力

○提示されたテーマについて自分の考えをまとめ、10分程度のグループでの話し合いを行う。話し合いの前に各自1分程度で日本語によるスピーチを行い、話し合い終了後に振り返りの発表を各自1分程度で行う。

・テーマは志願時に受検者に提示する。

・作品等の提示やパフォーマンスは行わない。

釜利谷

普通科

・事前準備

・取組姿勢

・理解力

○面接の前に2つのテーマについて日本語によるスピーチを行う。

・検査当日提示されたテーマについて、集合時間から検査開始までの30分程度で自分の考えをまとめ、2~3分のスピーチを行う。

・「中学校時代に取り組んだ部活動、学校行事等について」をテーマに2~3分のスピーチを行う。

大楠

普通科

・意欲、取組姿勢

・協調性

・思考力、判断力

○提示されたテーマについてグループでの話し合いを行う。

・テーマは検査当日に提示する。

・検査時間は40分程度とする。

大井 普通科

・事前準備

・理解力

・取組姿勢

○志願時と検査当日に提示されたテーマについて、それぞれ日本語によるスピーチを行う。

・志願時に提示されたテーマについて自分の考えをまとめ、3分程度のスピーチを行う。

・検査当日に提示されたテーマについて検査開始までの30分程度で自分の考えをまとめ、2分程度のスピーチを行う。

大和東

普通科

・事前準備

・取組姿勢

・理解力

・表現力

○志願時に発表するテーマについて、自分の考えを2分程度にまとめ、日本語でスピーチを行い、それに関する質問に答える。

神奈川総合

単位制普通科

国際文化コース

・理解力

・説得力

・創造性

○学校生活や社会生活などに関するテーマについて、原則として6人でグループ討議を行う。

・テーマは、当日の検査開始30分前に提示する。

・初めに、グループで自由討論を20分間行う。その後、意見発表を一人1分以内で行う。

横浜国際

単位制国際科

国際バカロレアコース(仮称)

・多様な考えを理解する力

・論理的に考え表現する力

・課題を発見し解決する力

○提示された教科横断的な内容の資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を総合的に活用して、自分の考えを日本語や英語で記述する。

・検査時間は60分とする。

横浜市立
横浜サイエンスフロンティア

単位制理数科

・読解力

・課題設定力

・情報活用力

・課題解決力

○理科・数学・英語など各教科の基礎的・基本的な知識・技能を広く活用し、与えられた教科横断的な課題に対して、提示された資料をもとに記述する。

・検査時間は60分とする。

自己表現検査の概要(定時制)

相模向陽館

単位制普通科
午前部・午後部

・学校の特色等の理解

・伝達・表現する力

○本校の特色やグランドデザインなどに関して、検査当日に与えられた課題について25分程度で記述する。

※横浜翠嵐高等学校、柏陽高等学校、湘南高等学校及び厚木高等学校では、共通問題と共通選択問題を用いて実施します。

2特色検査の位置づけ

神奈川県教育委員会の入学者選抜Q&Aによると、「高等学校が共通の検査以外に各校の特色に応じて実施することができる検査で、学力検査や面接では測ることのできない総合的な能力や特性をみる検査」と説明されている。
また、特色検査を以下の2種類に分けて説明しているが、いわゆる難関校では、「自己表現検査」が採用されている。

実技検査(スポーツ科、音楽科、美術科等の高校)

与えられた題材のデッサン、口頭による英問英答、スポーツ種目の技能検査、楽器の演奏など、それぞれの高等学校の特色に応じた内容となります。

自己表現検査 難関校はこちらの説明になります

与えられたテーマに基づくスピーチによる発表、指定したテーマについてのグループ討論、中学校までの学習を教科横断的に活用した設問に対する答えや考えの記述など、それぞれの高等学校で設定した内容となります。

自己表現検査は高校ごとに異なる概要になっているが、すべて「高大接続改革」の中で提唱された「学力の3要素」に基づいている。

【資料】学力の3要素(文部科学省ホームページより)

「高大接続改革」の必要性

学力の3要素

3難関高校の特色検査

ここでは難関高校の特色検査「自己表現検査」を、さらに次のように分類する。

1 討論型(指定したテーマについてのグループ討論)

神奈川総合(国際文化コース)

2 記述型(中学校までの学習を教科横断的に活用した設問に対する答えや考えの記述)

①設問に対する答えを求める形式
横浜翠嵐、湘南、横須賀、柏陽、厚木、希望ケ丘、平塚江南
②自分の考えを述べる形式
横浜サイエンスフロンティア、横浜緑ヶ丘

※「記述型」の①と②の違いについて

【表1】特色検査問題の高校別設問数

【表2】特色検査問題の高校別制限時間

H26

H27

H28

H29

H30

横浜翠嵐 9 12 14 12 21
湘南 18 19 17 24 37
横須賀 - - 9 21 41
柏陽 18 16 18 18 32
厚木 13 12 14 24 20
希望ケ丘 12 17 11 21 24
平塚江南 20 21 21 20 20
横浜サイエンスフロンティア 4 4 4 4 4
横浜緑ヶ丘 - 4 3 3 3

制限時間

横浜翠嵐 60
湘南 60
横須賀 60
柏陽 50
厚木 50
希望ケ丘 50
平塚江南 50
横浜サイエンスフロンティア 60
横浜緑ヶ丘 50

【表1】から、横浜サイエンスフロンティア横浜緑ヶ丘の出題数が目立って少ないことがわかる。
【表2】のとおり、横浜サイエンスフロンティアは制限時間60分で4問を解く。
また、横浜緑ヶ丘は制限時間50分で3問を解く。
設問数が少ないのに制限時間が長いのは、横浜サイエンスフロンティア横浜緑ヶ丘は、答えるのに時間がかかる出題だからである。
このように、横浜サイエンスフロンティア横浜緑ヶ丘は、その他の記述型特色検査とは出題傾向が異なる。

4特色検査の出題形式

ここでは、「記述型」の①「設問に対する答えを求める形式」について、さらに細かく以下の基準で出題形式を分類する。

1 記号選択

選択肢の中から答えを選ぶ形式。

2 単答

数学の計算問題や、英語の単語問題、社会の語句問題など、答えが1つに決まる形式。

3 記述

日本語の文章や図などを用いて説明する形式。

4 英作文

英語で文や文章を記述する形式。

【資料3】のように、出題形式別の配点は高校ごとに大きく異なる。

【資料3】 高校ごとの出題形式別配点

横浜翠嵐

湘南

横須賀

柏陽

厚木

希望ケ丘

平塚江南

5特色検査の出題分野

特色検査では「教科横断型」の出題が多い。「教科横断型」とは、たとえば、1つの問題を解くときに、英語と数学の知識を使わなければならないといった出題である。ただし、【資料4】の分類の際には、便宜的に1つの教科に分類している。

【資料4】高校ごとの出題教科別配点

横浜翠嵐

湘南

横須賀

柏陽

厚木

希望ケ丘

平塚江南

6高校ごとの特色検査出題傾向分析 ※臨海セミナー調べ

1 横浜翠嵐

① 採点済答案の開示制度が導入されたH29年度以降は記号選択の割合が増えている。しかし、他の高校に比べて格段に記述の配点が高い。

② H30年度に初めて技能4教科からの出題があった。H26年度以降、文系教科と理系教科の比率がほぼ1:1になっている。特色検査導入直後は理科の出題が多かったが、現在はすべての教科からバランスよく出題される形式になっている。

横浜翠嵐1

横浜翠嵐2

2 湘南

① 採点済答案の開示制度が導入されたH29年度以降は記述がほとんど出題されなくなった。それ以前からも、記号選択と単答の配点が高い傾向が続いている。

② 出題分野の傾向は固定されておらず、教科横断型の出題の傾向が強い。計算を必要とする社会の問題や計算を必要とする技能4教科の出題などが多いため、出題分野は必ずしも文系に偏っているとはいえないが、国語の出題の割合が高い

湘南1

湘南2

3 横須賀

① 特色検査を導入したのが他の高校よりも遅く、H28年度からである。当初から記述はほとんど出題されていなかったが、H29年度以降は単答よりも記号選択の比率が高まる傾向にある。

② 特色検査導入初年度は理系分野からの出題が多かったが、H29年度以降は文系教科と理系教科の比率がほぼ1:1になっている。理科の出題の割合が高い

横須賀1

横須賀2

4 柏陽

① 年度を追うごとに、記述と単答の割合が減り、記号選択が増加している

② 英語の出題の割合が高いことが特徴だが、英語で書かれた数学のパズルを解く問題など、英語の読解ができることを前提とした数学や社会の出題が多いので、必ずしも英語力の高い生徒に有利とは限らない。年度を追うごとに英語の出題の割合が高まっている。

柏陽1

柏陽2

5 厚木

① H26年度からH28年度までは、記号選択を減らして記述を増やす傾向だったが、採点済答案の開示制度が導入されたH29年度以降は一転して記述を減らし、記号選択を増やす方針になった。H30年度は記述の出題がまったくなくなっている

② 導入初年度から、どちらかといえいえば文系教科からの出題が多い。H29年度以降は文系教科と理系教科の比率がほぼ6:4になっている。数学の出題が増えていること、H30年度は英語の出題が減っていることがわかるが出題教科はあまり固定されていない。

厚木1

厚木2

6 希望ケ丘

① 当初から記述の配点が少なかったが、H30年度は記述の出題がまったくなくなり、単答も少なく、記号選択の割合が増えた

② 英語の出題がなく、数学の出題が多い。その他の傾向については、H30年度は技能4教科からの出題があって社会の出題がなくなるなど、年度によって大きく異なる。

希望ケ丘1

希望ケ丘2

7 平塚江南

① 当初に比べて記述の出題は減っているが、H29年度よりもH30年度のほうが記述の割合が高いことから考えて、採点済答案の開示制度導入による影響での記述削減は、H30年度の水準にとどめる意向なのではないかと考えられる。

② 5教科から比較的バランスよく出題される。導入初年度から少しずつ文系教科からの出題比率が高まっていたが、H30年度は理系教科からの出題が増え、文系教科と理系教科の比率が6:4になった。

平塚江南1

平塚江南2

まずは一度、
お気軽にお問い合わせください!