「成績を伸ばす」ための勉強方法

短期間で成績を伸ばすことはできる?

勉強を始めてから、それが成績向上につながるまでにかかる時間は人によって様々だ。数週間で結果につながった生徒がいる一方で、1年努力してやっと模試の成績で笑顔を見ることができた生徒もいる。ただ、間違いなく言えることは「短い時間で習得したことは、短い時間で失ってしまう」ことだ(多くの高校生が一度は経験したことがあるであろう「一夜漬け」で得た知識は、どれくらいの期間覚えていることができたかを思い出してみるとよい)。短期間で成績を伸ばすことを考えるよりも、勉強を地道に続けることがいかに大切であるかを理解しよう。

何をどれくらいやればよいか

大切なことは、「自分ができそうなところから始める」ことだ。難しい問題からではなく、自分が解くことができるものから始める。いきなり5時間頑張ろうとするのではなく、まずは30分机に向かう。参考書や問題集は最初のページから取り組む必要はないので、できそうな分野や単元から始める。これから問題集を選ぶ人は、自分ができるレベルかどうかを確認してからそれを使うかどうか決めてほしい。難しすぎるものを選んでしまって、結局勉強が続かなくなった高校生を目にすることがある。

 また、自分の目標を決めるようにしよう。これは自分のモチベーションにつながるものであれば、最初は何でもよいと思う。模試や定期試験はもちろん、「10日間続けられたら自分にご褒美」でもよい。これは勉強に限った話ではなくスポーツなどにも言えることで、目標やモチベーションがないと継続して努力をすることが難しいものだ。

自分に合ったスタイルを続ける

教室にいると生徒から「効率いい勉強方法はありますか?」とよく聞かれる。効率のよい勉強方法があるのか、と聞かれるときっと「ある」のだが、1つの方法が全ての高校生に合うわけではない。その人にあった方法をコツコツと続けることが、結局もっとも効率のよい勉強方法だ。

苦手な科目があることを悩んでいるだけでは状況が変わることはないし、あせってばかりいても結果にはつながらない。まず、自分ができることからで構わないので行動に変えてみよう。毎日、少しずつでいいから努力をすれば、いずれ自分の勉強方法が決まり、勉強時間は少しずつ長くなっていく。成績が伸びることを信じて、一歩を踏み出そう。

【神奈川新聞社発行 エイチピ―2020年9月号に掲載】

臨海セミナー大学受験科 岡村 優介

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