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東大プロジェクト講師が教える受験勉強の極意!
科目別勉強法
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    プロの経験を知る!

    東大プロジェクト講師はじめ、大学受験のスペシャリストが、科目別の学習方法を伝授します!

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    勉強の仕方が分からない、成績を伸ばす勉強方法を知りたい、というお悩みに答えます!

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    自ら勉強へ取り組む姿勢、勉強へのモチベーションを高めるのが勉強応援プロジェクトです!

科目別Q&A

『第2回 土田先生が教える受験の極意』で参加者から実際にいただいた質問に、大プロジェクト講師が回答しました。

英語

英語の動画でリスニングして後に設問がついている、という動画のおススメはありますか?

リスニングに使うのに良いコンテンツは何かありますか?(教科書とかだけだとネタが尽きそうなのと、「進捗」に気をとらわれすぎない方が気軽に続けられそうなので)

リスニングをする時、設問がついている題材を取り扱う場合は、どういうものをやればいいですか?

流れる英語を聴きながら、設問を解くのに必要な情報を聞き取る能力を磨くために「設問がついている題材」をおすすめします。
具体的な題材としては、たとえば、共通テストの過去問や、その予想問題集。あるいは、入手できるならセンター試験の過去問も基礎がためにおすすめです。
本屋に行って気に入ったもの、興味がもてるもので続けられそうなものから始めても大丈夫です。

英文法は学校であまりやっていませんが、重要ですか?

英語の成績アップに必要なのは、「語彙」、「読解」、そして「文法」の3つの力です。英文法を知ることで、与えられた文を正しく読み取り、また、正しく伝えられるようになります。

例えば、動詞の中には、直後に動名詞も不定詞も来るが、意味が変わってくるものがあります。

Tom stopped eating it. 「トムは食べるのをやめた」

Tom stopped to eat it. 「トムは食べるために立ち止まった」

 これらの英文は、「stop」の後ろに来るのが動名詞か不定詞かで文型が異なり、意味が変わってきます。①のように動名詞を用いる場合はSVO(3文型)で、「stop」は「~することをやめる」を意味します。②のように不定詞を用いる場合はSV(1文型)で、「stop」は「立ち止まる」を意味します。②の不定詞は副詞的用法で、「~するために」の意味です。

 このように後ろに何が来るかによって意味が変わることも、文法知識をしっかり持っていれば、間違えることはありません。

言語は一定のルールのもとにあります。つまり、英文法を勉強することは、英語のルールを理解することに繋がるのです。

2年生までに文法の基礎を完成させるのが理想的です。反復演習を行い、既出パターンの問題は、見た瞬間に答えが出てくるレベルにすることを目指しましょう。

現代文

論説の解き方と勉強法

具体的な学習方法

◆東大入試で要求されるのは以下の3点です。
  • 課題文を適切に読解できたか
  • 設問の要求を適切に把握できたか
  • 適切な表現で答案を書けたか
1.課題文の読解
「課題文の読解」について入試で重要なことは、「限られた時間のなかで、文章全体の大まかな論理構成をつかみ、主題と筆者の主張を適切に把握する」ことです。細部の深い読みは「設問の要求」を踏まえたうえで行うことですので、まずは上記を意識した練習をしましょう。
2.設問の要求
入試で勝負する相手は「課題文の著者」でも「他の受験生」でもありません。勝負の相手は「出題者」だと認識しましょう。「出題者が要求することに適切に答えられること」が勝利条件です。課題文の中のどこが大事かというのも、必ず「この問いに答えるために」という条件下で決まることです。その点を意識した練習が大切です。
3.答案の表現
東大の現代文では、漢字の書き取りを除き、原則として「~説明せよ」と要求してきます。しかも、与えられる解答欄は小さいため、解答として必要な内容を、限られたスペースに過不足なく表現することが要求されます。本文の表現をそのまま引用して答えられるのか、それとも自分で要約・換言しないといけないのか、その判断も得点を左右します。

大学入試で得点するための練習は、大学入試問題(それに基づいた練習問題)で行うのがよいでしょう。地力をつけるには日々の読書(○○新書などから関心あるテーマの論説文を選んで読む)も有効ですが、最終的には「問題を解く(論述なら添削を受ける)」しかありません。

国公立大医学部医学科志望の場合、いつから何をやるべきですか(現・古漢)。

国立大医学部医学科で二次試験に国語を課す大学は以下。
  • 東京大(理Ⅲ):現・古・漢
  • 京都大:現・古
  • 名古屋大・山形大:現のみ
上記以外の国公立医学部医学科では、国語は共通テストのみで課されます。
まずは共通テストでしっかりと得点ができるように練習を進めていくことが大切です。高2の1月(本番の1年前)の段階で7割以上の得点を目標に。
その後、安定して8割以上とれる(よい時は80%を超えるではなく、常に80%以上とれる状態)を目指しましょう。やるべきことは「共通テスト対策の問題集」や「センター試験の過去問」で練習すること。高2の初め(遅くとも夏頃)から少しずつ始められるとよいと思います。

古文・漢文

やるべきことが分からない。

どうしたら楽しく学べますか。

◆「古文・漢文の勉強を楽しむ」とは「文章を読むことに楽しみを見出す」ことでしょう。
楽器やスポーツ競技と同様に、何ごとも「楽しむ」ことができるようになるには、ある程度基本的な技術を身につけるための練習が必要です。
基本的な文法事項(古文の用言・助動詞・助詞・敬語法/漢文の基本的な文構造・句法)と、基本的な語彙(市販の単語集に掲載されている300~400語レベル)を適宜確認しながら文章を読む練習を進めていくことが大切です。
まずは学校の教科書レベルの文章を自力で読めるようになることを目指しましょう。

動詞・助動詞の活用に関してまずひたすら暗記すべきか、またそのやり方のコツ等を聞きたいです。

助動詞などの暗記の仕方。

◆文法事項の暗記は、たとえていうなら「道具箱に道具を買い揃える」ことにあたります。 道具を揃えることは必要ですが、道具をある程度揃えたら今度は「適切に使う」練習をしないと意味がありません。
用言(動詞・形容詞・形容動詞)の活用と、助動詞の接続・活用・大まかな意味については、まずは「ひと通り暗記」しましょう。それができたら実際に「文章を読む(訳す)」ことを通じて理解を深めていきます。「ひと通り暗記」→「使って定着」がコツです。
用言については、文章中の動詞・形容詞・形容動詞が「何活用の何形」なのか判別できるようになれば完成です。 助動詞の理解は、まずは「接続/活用/意味」をそれぞれ分割して進めるのがよいです。「接続」は丸暗記。「活用」は大部分が用言の活用と共通であることを利用して、うまく「手抜き」をしておぼえます。「意味」は頭の中で分類して理解していくことが大切です。
東大の入試では「~現代語訳せよ」「~説明せよ」としか問われません。「この動詞の活用形は?」「この助動詞の意味は?」というのは、学校の定期テストか中堅以下の私大でしかされない問われ方です。「適切に現代語訳できる」ことを目標に学習を進めましょう。

1年生の時は古文単語の他にやった方が良いことはありますか。

◆文章を読む(正確に訳す)練習を進めるとよいでしょう。学校の教科書レベルの文章を自力で正しく読めるようになることが当面の目標です。

古文をフィーリングで解いてしまうことが多いです。古文の「論理的な解き方」はどのようなものですか。

◆「フィーリング」が「感覚的にいつも正しく読み取れる」というのならよいのですが、「あてずっぽうに読んで、たまたま当たることがある」ということであるなら、「フィーリング」からは脱却しないといけません。
「論理的な解き方」とは、設問の要求を正しく把握し、根拠となる部分を正確に読解して、適切に解答を論述する(記号を選択する)ことです。「論理的な解き方ができている」=「自分の書いた(選んだ)答えが正解だと他人が納得できるように説明できると考えてみるとよいでしょう(これは古文に限らず、すべての教科に共通することです)。

模試の時間のない時の現代語訳をどこまでやればいいのか?

◆制限時間が課せられた中で適切に文章を読むには、設問に関わる部分とそうでない部分の見極めが大切です。設問に直接関わらない部分であれば、たとえば「この1行は要するに『姫君が美しい』と言っているだけ」「この部分は周囲の風景を説明しているだけ」というような理解で十分です。一方、傍線部や設問の解答に関わりそうな部分については、品詞分解をして正確に訳す(それができるように普段から練習する)ことが必要です。
普段の勉強において「文章すべてを品詞分解して現代語訳する」ことは、時間と労力がかかるため常にやる必要はありませんが、時期を区切って(たとえば2か月間だけというように)やってみると自分が理解できていない部分を把握することができるという点で有効な勉強法です。

日本史・世界史・地理(共通)

どのように対策するのか。

どれ(日世地)をどうやって勉強しますか?

◆(世)まずは教科書を読んで歴史の流れを理解すること。特に「いつ(年号・世紀)」「どこで」何が起こっているのかを理解しましょう。読んで理解したことを、「自分でノートにまとめる」のがベストな勉強法です。まっさらな紙に、(もちろん教科書や資料集を見ながら)自分で流れを書き出してみる=ノートまとめをすることで、自分が理解しているかどうかを確認しながら、理解を深めましょう。
(地)教科書が基本+地理の場合は地図帳とお友達になることが大事!分からない地名が出てきたら、とにかく地図帳Check!

ワークや問題集を買っていないので、買って問題に挑戦してみたいけど、何を買えば(やれば)いいか分からない。

◆(世)早期から問題集を解く必要はありません。歴史は理解する作業ですが、覚えたかどうかを確認する作業としては、『一問一答』で定着を図りましょう。ただし『一問一答』は逆に使います。答えを見て問いを暗唱するようにしましょう。使用するのはどの出版社のものでもよいです。内容に大差はありません。何度反復したかで成績が決まります。手に馴染むものを使い込んでください。※土田先生が仰っていたように、過去問を見て、出題傾向を把握することはおススメします。
(地)問題は自分でつくるもの!キーワードは「WHY」。例えば、高床式の住居の写真を見たとき、「なぜ高床式なのか?」と問いを立てて、自分自身でその答えを調べてみたり、あるいは先生に聞いたりしてみよう!(地理科はいつでもウェルカムです!)

文系東大志望です。今の時期に何をすればよいですか?

◆(世)まずは通史の流れを、できれば古代から順に学習したいです(特に学校が古代からやらない場合は教科書だけでも読みたいです。)
あとは今のうちに、興味のある歴史のジャンル・時代などが見つかるといいですね(小説・マンガなど)。
(地)自分の好きな地域や分野から。旅行に行きたい所から出発してもいいです(ハワイでも!)旅行雑誌を買ってみるもよし。まずは自分自身の興味を広げること!

世界史

カタカナが多くて覚えにくいので、その覚え方など。

◆第一に、カタカナが覚えにくいのは、その用語を「似かよった文字列」として認識しているからです。まずは一度声に出して発音してみましょう。原語のスペルを意識すれば、覚え違いも少なくなります(欧米言語の場合、用語集には必ずスペルが記載されています。そもそもその用語は「カタカナ」ではないのです)
第二に、必ず「慣れ」ます。今は見慣れない=認知度が低いから定着していないだけです。徹底的に反復し、触れる頻度を増やせば苦ではなくなります。(実体験です。世界史に取り組む初期の段階は、皆カタカナが~と言っていますが、そのうち言わなくなります。)

地理

高1は地理がないのですが、1年生で始めた方がいいですか?

早い時期にはじめておいて損はないです。高3からでも間に合う可能性はありますが、確実に東大に合格したいのならば、なおさら!
とはいっても、今は硬くならずに、好きな場所・国・分野など、自分の興味を持った分野からで大丈夫です。

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